憧れの先輩と全国大会への切符を掴み取るまでの物語
中学三年生、夏
学校説明会のため、志望校の一つである乃木坂高校へとやってきていた。
説明会を終え、なんとなくグラウンドを眺めていた俺は、一人の女子生徒に目を奪われた。
照り付ける太陽の下、汗だくになりながらも献身的に部員にドリンクを配っていたその人の笑顔は、
太陽よりも眩しかった。
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あれから二年の月日が経ち、俺は高校二年生になっていた。
結局、俺は乃木坂高校に入学した。
家から一番近かったということもあるが