夢日記ショートショートーすべてはもえるなつくさのむこうで
意味がないと物ごとは連関性が失われ、全ては脈絡がなくなり断片化し、時間も消え、それが正に夢の世界であり、現実の無意味を追求するシュール画が夢の様になるのは必然なのでしょう。現実も夢も無意味という点で一致するのでシュルレアリスムもリアリズムも目指している方向は同じかと。(つげ義春)
書類を整理していたら変なメモが出てきた。こんな夢を見た覚えはない。(2019年9月1日)
はじめに「いつか夢で見たあの素晴らしい景色を求めて」
以下の夢日記は、僕が10代の終わり頃に見た、断片的な夢の羅列である。
夜、目を閉じて架空の世界を夢想(旅行)するのは本当に気持ちがいい。そもそも夢の世界の本質は、社会性や協調性を身につける過程で、深層意識に無意識のうちに抑圧させられ押しやられていったイノセントな子供心だ。そういうイノセントな世界が好きな僕は、たまに思い出しては夢日記を書いたりする。そういうわけで僕の夢はハッキリ言って過激なんだが、それは他の人も大して変わらないものなのかもしれない。
でも、夢日記を毎日書いてて気が狂ったなんて話も結構あるらしい。見た夢をすぐ忘れてしまうのはこの世に残してはいけない世界だからなのかもしれないが、それでも夢日記を止められないのはきっと夢魔のせいなんだろね。
ちなみに、僕の夢のストーリーは10分程度の短編から超大スペクタクルの2時間SFものまである。まるで脳内ロードショーだ。そして演出や脚本や撮影や編集は全て無意識下の自分である。しかも自分以外は誰も見れない(ゆえに著作物ではない)が、文章や漫画にすることで、第三者に認識できる。だから僕は夢日記を書き続ける。
御託はこの辺しましょう。以下の文章は、ぼくが過去にツイートして、今日の今日まで忘却の彼方に葬り去っていた、何のためにもならない夢日記のショートショート集です。
基本的には原文のままですが、読みやすいように一部加筆修正しています。それでは私の無意味で無秩序でカオスな夢の世界をお楽しみください。
※文章中には差別的な表現がありますが、差別的意図は一切ありません。夢の世界観を再現するため敢えて差別的な表現も削除しませんでした。私としては差別や偏見などを助長するつもりは一切ないのでご了承下さい。
(夏川夢人「汎神論者」から)
2014年2月8日「Twitterに最初に投稿した夢」
ゾンビ映画の夢。僕は監禁していた犯罪者をゾンビの群れに放って闘わせる仕事をしていた(花くまゆうさく『東京ゾンビ』みたいな?)。だけどラスボス的なおばーさんが女の子の首を絞めあげてきて、助けに行った男もろとも紙切れ(卒業証書?)にされちゃった。ぼくはおばーさんの膣にホウキを突っ込んだ。でも苦しそうな顔が段々とニヤつきはじめて気持ち悪かった。
2015年6月21日「バカボン」
みんな乱気流で苦しみながら凍った。しかも辿り着いた先の薄暗い町は「変態」だった。話は変わるが大昔、押入れに隠していたエロビデオのラベルが「バカボン」というタイトルでごまかされていた(元祖天才バカボンの表記もあり)。その後、テレビ大阪の教育番組でマスクと給食帽を被った女の子達がなんかの実験をしていた。そういうわけで夢で夢日記をつけていた。
2015年7月14日「猫の女の子とロリコン教師」
女の子に擬態した猫が修学旅行で勝手にタイムマシンを使ってしまったのでロリコン教師(現代文演習の教師)がそれを口実に「タイムパラドックスが起こったらどうするよ? え?」と彼女に襲いかかった。猫の女の子は教師を引っ掻いて猫になって逃げたが、教師に撃ち殺されてしまった。
真っ赤な血が流れていた。
2016年3月3日「自分以外全員蒸発」
旧日本軍が持ってた大規模破壊爆弾が納屋にあった。それで旧日本軍が「デブとケモノが乱交した。フザケンナ!!」みたいな話?をしてワイワイしてたら、うっかり爆発。近くの門にいた猿人と現代人も巻き込みながら、僕以外の全員が蒸発した。
2016年5月24日「無題」
夢の中で夢日記を書いていた。書き上げた瞬間に目が覚め忘れてしまった。確か電波系のジジイが糞を撒き散らす夢だったと思うが定かではない。
2016年8月11日「ぼくの頭を通り過ぎて行った女」
知らない学校のベンチに座って目を閉じていると暗闇から砂嵐がフェードインしてくる。すると耳鳴りが激しくなり、横に女が座っているみたいだ。そして、ずっと不平不満を言い続けてくる。ぼくは女に何が不満なのか話していたが、その後、目を覚ますと自分一人だけがそこにいて、すべてが夢のように思えた。あとは、砂ぼこりを運ぶ風だけがビュービューと吹いていた。
2016年8月30日「ウサギマスクの男」
映画館?の扉があって、隙間から中を覗いていた。覗いているのは僕ではなく全くの別人。しかも途中から東(アズマ)という名前の女の子と視点が入れ替わっていた。でも主観は僕なんだけどね。
(多分このへんから映画の話=劇中劇の中に紛れ込んだ?らしい)
ストーリーテラーはウサギのマスクをした背が異様に高い男。
兎男「はーいみなさんこんにちは~。これから面白いことしようね~。その前に氏名電話郵便住所を教えてねー☆」とか胡散臭い事を言う。
そして「帰れないよ☆逃げたら○す○める」(「殺す埋める」が伏字になって頭に入った)と言うと会場内はパニックになり、兎男は子供達を凄いスピードで追いかけ回す。目の前に兎男が迫ってくる。倉庫の方に逃げて出口の鍵を開けて逃げ出した。
すると別ルートで逃げた子供が殺されたという想念が頭に思い浮かび、さらに頭の中にこの映画のタイトルが浮かんで来た。そのタイトルは「Killed by Mother」で、兎男の正体はアズマさんのお母さんその人だと分かった。しかし、アズマさんはお母さん(黒幕)がいる「家」以外に足が向かわない。家に着くとアズマさんのお父さんがいた(僕にとっては他人なので父親というより好青年の男性という印象である)。アズマさん(ていうか正体は僕)は父親に「出来るだけ服を着て!!!」と言った。なぜかというと包丁で刺されても「服が分厚ければ大丈夫」と思ったからだ。
部屋の隅で今か今かと兎男を待ち構えてるとアズマちゃんのお母さんが目の前に現れた。しかも浮気相手と共に。お母さんは「あんたよりイイオトコよ」とお父さんに言う。お父さんは正気を失い、30歳位老け込んでシワシワになってしまった。この時、父親はクルリとアズマちゃんを振り返りながら老化していった。殆どホラーである。
僕(アズマさん)は「昨日の飯に毒でも盛られたのだろうか」と思いながら台所の隅に逃げ込んだ。しかし台所の奥には小窓しかなく、逃げ道がない。
雰囲気をぶち壊そうと歌を唄っているうちにアズマさんの目が覚めた。しかし、目が覚めたのは僕でなくアズマさんなので、僕の睡眠は続いている。しかもアズマさんは30歳位の女性となっていた。どうやら今みたのはアズマさんの昔の夢(昔、見た映画?)らしい。
その後、あの映画を30年前に製作したというおっさんと出会う。おっさんに夢の話をしていると「それ知ってるわー」と言われ、さまざまな制作秘話を聞くことができた。
まず、あの時「一緒に逃げた子供を殺したのか?」と尋ねたら本当に殺したらしく「あんなカルト映画一本のために子役(?)を殺したのか」と思った。製作会社は大映映画制作と言う。
それを聞き出した僕は夢で夢日記を書いた。書き終えた瞬間に本当に目が覚めたので夢日記を書いた。長い話ですいません。
2016年10月29日「日本人の娘狩り」
昭和20年から40年にかけてパキスタンでISILによる日本人の「娘狩り」が行われた(アンネ・フランク的なイメージを想像してください)。ある家庭では泣き叫ぶ幼い娘を親が泣く泣く押入れに閉じ込めた。
両親は娘を捨てて、そのまま高飛びしようとするも、一部始終をずっと見ていた幼い息子の前で両親は泣き崩れるのだった。ああ哀しき哉。
2016年11月20日「のうしんぼう」
薄暗く不気味な大浴場から帰る夜道で、夜空にパノラマのように艶やかな花火が上がっていた。ぼくは懐かしくなり涙が止まらなかった。僕はベンチに静かに腰掛けた。老人も座っており花火を見ている。そのベンチの場所は10年前に僕が住んでいた岡山県倉敷市老松町5丁目にある集合住宅であった。
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最近は号泣してないけど夢の中で「のうしんぼう」を見て号泣した記憶がある。夜の銭湯を出ると夜空にパノラマみたいに鮮やかな花火が見えて本当言葉を失った。夢の中でツーって涙が流れたのは、これだけだと思う。(2017年1月19日)
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昔、山野一先生の『のうしんぼう』みたいな夢を見たことがある。寂れた風呂屋を出て、薄暗い町を歩くと、とても言葉では形容できない美しい花火が上がっていた。周囲に人はいなかったけど大きな花火を独り占めすることは結構すごいことかもしれない。僕が夢で泣いた記憶があるのはその時だけだ。(2019年1月1日)
2016年11月30日「DQNの凶行」
どっかの高校か大学でDQNが休み時間の教室に乱入してきた。教卓には前の授業で先生が使ってた鉄定規が置かれており、DQNはそれで女子生徒の頭を殴り続けた。正義感の強い男の子は教室の外から黒板消しをDQNに向かって投げ付けたがDQNがブチギレ、ドアをこじ開け男の子の首を切り落とした。
2016年12月6日頃「奴はとんでも無いものを盗んで行きました」
家から脱出を心掛ける娘さん。裏窓からこっそり逃げ出すと父親が追いかけてくる。すると娘を追い越して先に学校に行く父。何がしたいんだよ…。夜の学校には不吉な心霊写真(センの目)があった。ぼくは「腐りかけの牛乳が入った酒を売りつけやがって」と薄暗い雨が漏る酒屋の娘にくれてやる。ゆえにフルグラの袋に牛乳入れるミスをしてしまった。
ちなみに電波系の女の子の証言によると高架下にある小さな公園に団地から転落したそうだ。それで知らない校舎で女の子の写真を撮っていたら予鈴がなった。いや、授業開始だコレ。すぐさま走る。ここは二階だ。三階へ向かう。三階に辿り着くと周囲に「ルパン」呼ばわりされて爆笑された。
「奴はとんでも無いものを盗んで行きました。奴は盗んだ銭を使った曲芸があるんですよ」と警官が言う。そのイメージが頭に浮かんで来た。
暗い部屋で頭に花火の管をつけて、目から光線を放つ、中国人の男が、亀頭に硬貨を入れて、シュバっと反り返り、包茎を亀頭にして解き放つイメージだった。ほどなく坂を歩いて帰るが、もう日が暮れてきた。
横には仄かに明るい自販機。ケータイを打つ下向きのJKと何度もぶつかりそうになる。そう言えば何で今まで自分はパンツ一丁なんだろうか。しかも、さっきJKとぶつかりそうになった自販機前に自転車を置いて来てしまった。
魚、小鳥、ポチ、犬「がうがう」(字あまり)
2017年1月8日「初夢はエロゲー攻略とジジイの狂言」
① 14万2800円のエロゲー攻略本(全頁カラー図解満載)を古本屋で500円で買った。その後、ゲーム映像(三次元)が頭に浮かんで蟻地獄みたいな落とし穴に女の子を落として色々したけど省略。途中で明晰夢になり、目覚めたら目の前のエロゲー攻略本が消滅してしまうと思い途端に名残惜しくなる。
② どっかの田舎のジジイが「水素水」にハマっていて枯れた柿の木に向かって「空から柿が降ってこーい」とトチ狂う。すると空から大量の人参に降って来て、ジジイはそれを一本25円で売りさばいて小金持ちになった。なぜ人参が降ってきたのかというと、人参と柿は両方とも色が似ていてカロテン豊富なイメージだったからか?
2017年2月11日「スカトロマニアの女」
豪邸に住むスカトロマニアの女が誕生日に一本糞を握り締め、同棲してる局員の男にプレゼントしようとして男が「ギャーーーー!」て警察に通報して男が「不倫して悪かったー!」と聞いてもないのにボロボロ話して女は「別れよっか」とニコニコして気絶した男を放ったらかして失踪した。
(リプ)凄まじい夢ですね……。自分もさっきの昼寝で奥歯が綺麗にカパッと取れるというリアルな夢を見たのですが、夢診断を検索したら余りよろしくないので落ち込んでいます。
私は人一倍変な夢を見てるらしいので「凄まじい夢」と指摘されてようやく「なんだこの夢?」と再確認した次第です(笑)でもウンコの夢って診断できるもんでしょうかね(笑)別に10年間ウンコ漏らした事もウンコで悩んだ事も無いので。
2017年3月13日「人生で一番楽しい夢」
人生で一番楽しい夢を見た。
嫌な教員達に向かって盛大に鼻血を噴射する夢、『うる星やつら』の劇場版を見る夢(脚本・演出は自分)、愉快な商店街に爆弾魔が立て籠もって自爆してドリフみたいに黒焦げになって爆笑する夢、絵が上手くなる夢(笑)
2017年3月16日「幽霊の自転車」
夜、自転車が団地の階段から飛び出し、独りでに動いてる。カメラ片手に小窓からその様子を見ていると自転車は空に向かって上がっていった。撮った写真には自転車を漕ぐ女の子の姿が写っていた。
2017年3月26日「史上最恐の殺人犯」
夢で史上最恐の殺人犯(悪役俳優?)が出てきた。殺害人数数百人、被害人数1万人以上、監禁人数4000人。まるで歩く人間兵器。かつてビーチに現れ、理由もなく素手で素足で一度に40人以上を殺し、更に町を素手で破壊し火の海になった。でも弟のケツから出るサナダ虫には勝てなかった。あと自分のケツからもナメクジっぽい扁形動物が出てきた夢を見た。何を思ったか僕は食卓にソイツを置いてボーッと見てると、ソイツは今にも食卓の刺身に覆い被さろうとしてるではないか……急いでティッシュでくるめ取りバッと放った瞬間に目が覚めた。一瞬夢から持ってきたんじゃないかと焦った。
あと古本屋で本を買い表紙をめくると「部落出身で土方の俺が結婚できた」と書いてあった夢も見たが上記の夢との前後関係は一切不明。
2017年4月16日「遺棄」
三姉妹がドロドロの人間模様を繰り広げ性悪な二女が赤ん坊を遺棄する夢を見ました。最近は殆ど人と会っておらず、夢には基本オリジナルの人間しか出演しません。
2017年4月17日「名残惜しき幽霊の子供」
夢に幽霊の子供が出て来て、不思議な田舎町を一緒に散歩して、夕方にそのまま消えるように別れたんだけど、別れた時の名残惜しさが半端なかった。たぶん「人と話したい、仲良くなりたい」という本音があるのかもしれない。でもそれは「不可能だ無理だ」と諦めてるから日頃は表に出さない感情かもね。
2017年6月14日「ろくでなし」
凍った女の膣からグロい胎児の臓器や脳を掻き出す夢と、中学時代のヤンキー集団に中学校の校舎で5回襲われる夢と、大人っぽいお姉さんの生乳を揉む夢を見た(しっかりと揉んだ感触が残ってるので残りの人生で揉む機会がなくてもいいやってぐらいの揉みっぷり)。
2017年6月26日「くすり指」
謎の子供がベッドの側にやって来て、胸と腹あたりに重りを置いて行った。重りの正体を見ようとギュッと掴んで見てみると、それは大量の小銭だった。
その直後、カラスが部屋に乱入して「くすり指」を突かれ、千切れそうになった。机でバンバン叩いてみたらクチバシのみが暴れてた。
2017年6月27日「お父さんが大嫌いな娘」
駅、親子のインタビュー。お母さんは好きだけどお父さんは嫌いな中学三年の娘。横にいるお父さんの悪口をズバズバと言う娘で、お父さんの特に嫌な所は前に同じ職場に働きにきて嫌だったとか。好きな所は「情けない所かな」。お父さんは確かに垂れ下がった情けない顔だが言われ放題でも妙な笑顔だ。
彼女は「これから仕事だ」と言うので僕も同伴させてもらった。娘は白い部屋にあるリクライニングチェアにどっぷりと腰を掛け踏ん反り返った。ここまでは本当エラソーな娘だと思っていたのだが、手前の長机に座った男が怪しい動作をする。すると男は娘のスカートや白いおなか目掛けて射精した。
そう、娘はそーゆー仕事を父親にやらされていたのだ。だから《だいっきらい》なのね。そんなインタビュー番組がEテレでやってる夢を見た。
2017年7月6日「寂寥感」
ある知人が毒サソリに刺されて死んだ。搬送される間際、LINEで刺された事を報告してきて、見に行ったらのたうち回ったのか、上半身裸で搬送されていた。帰り際「昨日までピンピンしていたのにあっけなく人間って死ぬんだ、もうこの世に居ないんだ〜」と薄暗い路地で思っていた。
2017年7月7日「女装マニア」
弟が自宅でヤンキーに犯された上、実は女装マニアだったという、割と最悪な夢を見た。
2017年7月8日「乗車拒否」
〇〇島でタクシードライバーの3人が2日夜、体調が悪いと救急に連絡、しかし16日現在、ドライバーが暴力を振るうなど乗車拒否を行い、島に繋がる道路も封鎖され、そのまま放置されている。
数年後、その島に僕らは行った。中から毒々しいキノコや蟲の死骸、紫色の松ぼっくり、ツタが這ったスタンド、そしてドライバーの顔写真が出てきた。ふくよかな顔をした男や凛とした女性の顔、しかし彼らは「蟲」になってしまったんだと思った。
2017年7月23日「クロンボ娘と母」
北朝鮮の夜、ミサイルが遠い向こうで爆発し、綺麗な花火みたいで思わず「たまやー」と言う。その後、クロンボ娘が高所をブラブラしていて「危ないなー」と思う矢先、娘の母親がクソガキにヒモで足を引っ掛けられて転落する。
2017年7月26日「幸●の科学」
弟にケツを10センチ近く犯される夢を見た。あとチャリで通学中マリファナをキメてる冴えない女とも友達になった。さらに山を歩いてて、ハナクソを「幸〇の科学」の門になすりつけたら、軽トラに乗って後ろから見張ってた大〇隆法に「てめぇハナクソなすりつけたろ!臭えんだよ!〇ね!」て街宣用スピーカーから大音量で怒鳴られた、という夢。
2017年7月31日「深夜の電話」
深夜3時20分頃、電話が鳴った。深夜に電話を掛けるボンクラとは話したく無いので、ほっといたら計六回も鳴り続けた。翌朝留守電を聞こうとすると、なんか発信元それぞれ違うし、機械音声の女性アナウンスが訳の分からない電波じみた事を言っていた。
2017年8月7日「こたつ」
夢で遠方のドス黒い雨雲を見ていたら雨雲がみるみる落っこちてきて、あたり一面氷結した。それで子供達は楽しそうに遊んでいた。少し進むと掘っ立て小屋があって、友人の友人が大工の格好で作業していた。入り口は狭く小さいが中はそこそこ広くコタツが置かれ、床一面に柔らかいフトンが敷かれていた。
2017年8月17日「赤い吊りスカートの知らない女の子」
荷物の棚卸をしていると、赤い吊りスカートの知らない女の子が小高い丘の草むらに居て写真を撮ってくれという。どぶねずみ色の不穏な空の下、何枚か写真を撮ったら、現場にない靴(足?)が四足ほど浮かび上がり、女の子の足は透けていた。それを教えると大層驚いたようで絶句していた。
2017年8月22日「●ねばいいのに」
さっき夢でK見山君にばったり会った。するといつもは村田藤吉的な自分が急に吉田佐吉になった。僕は彼の持ってたラムネ瓶をベタベタ触り、K見山が「お前が触ったのなんか要らない」と言い出したので、僕は大笑いしてラムネ瓶を奪い取り、K見山に聞こえるように「死ねばいいのに」と呟いて屁を10連発した。
2017年8月25日「満月の夜を徘徊する」
満月の夜、パンイチで徘徊していて、なんか知らん少女に見られたり見られなかったり、エロ本まみれの木造民家(平たく言えばゴミ屋敷)ではモンスターがせんずりこいてた。
2017年8月27日「人生最大の悪夢」
人生過去最大の悪夢を見た。自損事故で命を落とし、顔面複雑骨折したドナーと脳移植(?)したため…顔面崩壊モンスターになってしまった。夢でこんな絶望したのは生まれて初めて。
2017年8月28日「無題」
「ゾンビ」「ロングヘアー」「ケリ」「でかい蜘蛛」「おさげ」。直近の夢のメモに書かれた謎の内容。こんな夢を見た記憶はない。
2017年9月15日「カルト団体の嫌がらせ」
ずっと前にどっかで見聞きした…あるいは夢と現実がごっちゃになって記憶されてる、そんなエピソード。宗教かスピ系のアレに巻き込まれた平凡な家庭に、何らかの超常現象(呪い?)が働き、家中至る所に水がぶちまけられた。この水が何処から飛んでくるかは分からない。どこかのカルト団体の嫌がらせの可能性が高い。
2017年9月30日「バナナいじめ」
冷凍庫に入れてカチコチになったバナナを沸騰した熱湯に入れる、という行為を3回繰り返す夢を見る。
2017年10月2日「昇天」
夢でベッドごと天まで昇ってた。沈みかけた夕陽に映える地方都市の町並みや海と山を見下ろし、今まで見てきた光景で一番綺麗だった。もう一生夢見心地でいたいな〜(現実逃避)。でもベッドの四方に何の支えもないので枕類がボロボロと落ちて、ついでに自分も落ちそうだったけどね(笑)
2017年11月11日「地球崩壊&人命救助」
人々の憎悪が地球のコアにブラックホールを作り地球崩壊して45億人ほど死ぬ夢を昨日見た。あと北朝鮮を旅行してきたり、バトル・ロワイアルして銃口を生徒に向けたり、女の子が電車に轢かれかけていて、助けたら、飛んできたガラス板に胴体を貫かれて死んだりしてた(その後、8回復活)。
2017年12月30日「いじめっ子をピストルで撃ち●す夢」
中学高校の同級生でいじめっ子の佐伯君をピストルで撃ち殺す夢を見た。なかなか死なないから六発ほど撃ってようやく絶命した。
2018年1月31日「タライ型カップラーメン」
夢でタライ型カップラーメンを買う。店員さんが愛嬌のいい美人でニカッてして来たから自分もニカッてする。ニカッてしたのはセルフでポットの湯を入れてくださいね、ということみたい。
2018年5月17日「臨済」
夢で臨済和尚がカーッ!って言ってた。結構迫力あった。さすが臨済将軍と言われるだけある。
2018年11月16日「陰毛ひじきごはん」
夢で探偵ナイトスクープを見た。探偵が依頼人の少女をうまく言いくるめてカメラの前で少女のパンツ下ろして陰毛をブチブチ引き抜くというだけの内容。フツーに考えてこの上なく異常な構図だが、テレビでやってることだし実は大したことじゃないのかな、とか思ってた。まあ陰毛をひじきに見立てた「陰毛ひじきごはん」なんてぇものは誰も思いつかないよなーと。
2018年11月17日「東京が消えた日」
廃墟と化した東京。数百数千の反権力ゲリラが国会議事堂を取り囲む。しかし、ゲリラはホースから散布された粉末を浴びて心の臓が止まってしまった。ホースは死体に鞭打つかのように死んだゲリラに浴びせられて、もはや人間の形でなくなってしまう。
そのあと東京が、それこそ浦沢直樹の『20世紀少年』の血のおおみそかのように大爆発して、元から荒廃していた都市は跡形もなく粉砕される。その刹那、放置された電車に住んでいた孤児たちは都心の上空に浮かぶキノコ雲をガラス越しに目撃し、次の瞬間にはガラスは割れ車内に熱風が広がる。彼らは電車の連結部に逃げ込んだ。その後の経緯はよく覚えてないが、山野一先生宅(団地?)に何故か町田町蔵が遊びに来ていて娘さんの世話をしていた。外は底抜けの青空、薄張りのガラス窓を通して眩しい太陽を見る。光景は淡くどこまでも透き通っていて、どこか終末を感じさせるものだった。
(リプ)自分がその夢を見た訳じゃないけど、世紀末的な世界観がとても良いと思います。現実味があるようで現実とはかけ離れている。リラックスしている夢の中だからこそ思いついたのかもしれませんね。
2019年1月12日「ハッサクとガム」
学校で誰かとハッサクを食べてて、手に取ったハッサクを投げ捨てたら、先生に言いつけられそうになって焦る。そういえば、おいらは普段ガム食わないんだけど、ずっとムシャムシャ食べてて、ガムに想念が移り込んだ気がした。あと強烈な眠気がする。
2019年2月13日「海の街を歩く」
駅の終着先はどこかの海岸だった。昼に近い夕方。高台には神社や旅館が見える。周囲はいよいよ暗くなり、祭囃子がする。これは夏祭りだ。暗い夜道を照らす屋台の光は、何か不思議な安心感を与えてくれる。道行く童(わらべ)たちは、まるで妖精のようだ。老朽化した学校寮の天井には壊れかけの窓がある。一人で僕はここまで来たんだ。今までも、そしてこれからも。
2019年3月7日「刃物顔」
夢で「顔が刃物になってるパーカーかぶった男」に罵られた(個人的な私怨で)。そんで小学校運動会のパレードに紛れたけど、ついてくるので、押し倒したら顔から地面に倒れて、刃物が突き刺さってた。
2019年4月15日「ネカフェでゲイにレイプされる」
昼間、大学の就職課で仮眠を取っていると明晰夢(本日2回目)になったので、とりあえずピンクサロンに行った。すると夢なのに経験したことがない快感が押し寄せてきて、快楽に酔いしれるのも束の間、なぜか、その後ウォータースライダーで溺死した。
で、今日の朝、ネカフェでゲイに夜這いされてレイプされる夢を見たんだけど、恐怖で声が出なかった。夢(せん妄)でPTSDになる奴って絶対いそう。
2019年4月28日「観覧車」
いま寝落ちしかけていて観覧車に乗るイメージが浮かんだ。夢でない。イメージだ。観覧車はなぜか最上部でむき出しになり、足元は数十センチしかない。緊張で口内はバキバキになり、避雷針の近くで一休み。
2019年5月3日「地球征服型就活」
地球征服して就活しようと思ったら土曜日でやってなかったことに腹を立てて、炊き上がった炊飯器にオシッコしてレバーで流してジャーってする夢を見た結果、5〜10ml漏らしました。
足場の寒天状の立場がフニャフニャになってしまい、ガラガラと。その場にいた人つかまえて人柱になる刺客(ほのぼのとしている)。神になって地殻を引き裂き、女性の人形をぐわングワン回すと、どこかの女性の体がひしゃげた。地球に唾を吐くかのごとく破壊し尽くして、炊飯器に放尿。これ初夢で見たかった。
2019年5月4日「沈鬱」
僕は1日平均10時間以上寝ている。起きているときは主に酒を飲んだり、自慰をしたり、昔のアニメを見たり見なかったり、本を読んだり読まなかったり、お菓子などを食べたり食べなかったりしている。そのため収入はゼロ、よってどこにも遊びに行けないんである。
今日は14時間も寝た。夢で海外旅行に行ったり、秘密基地が倒壊したり、公園の建設現場で鵺(ぬえ)を目撃したり、東南アジアで賭博に巻き込まれたり、弟が妖怪に取り憑かれたり、北極で体を洗ったり、スパ(風呂を潜ると料亭がある)でくつろいだり、家族とトラブって殴られたり、とにかく忙しいの。「現実と夢、どっちが本筋ですか?」と訊かれたら「それは、夢ですよ」としかいえないような日々。この前まで就活で現実を生きすぎた反動で、今は廃人みたいに気持ちよかベットで眠るだけ。気持ち余暇ばい。たまにはボーッとチンタラ生きるのも悪くない(何言ってんだコイツ)。
2019年5月4日「甥っ子・姪っ子と遊ぶ」
(経営破綻した日本長期信用銀行の昭和48年の広告。いわく「ボーナスで決意。ちょっとケチれば100万円。夢があるからケチになれます」とのこと)
甥っ子も姪っ子もいないけど、夢で超かわいい甥っ子と姪っ子と家族でデパートに行く夢を見た。彼らはいわゆる震災孤児で南相馬市の大津波で九死に一生を得た園児だった(園長は園児と共に体にロープを巻きつけ、そのまま津波と突風に飛ばされていった)。一度も行ったこともないデパートの、一度も行ったこともないサーティワン・アイスクリームで、架空の甥っ子や姪っ子とアイスを食べることが出来るのは、もはや夢以外ありえない。
でも、不思議なのは、精子と卵子という無機質な存在から感情豊かな子供が生まれることだよなあ…としみじみ(毎度ながら何言ってんだコイツ)。
2019年5月8日「異国の自販機」
夢で見た異国の自販機がキッチュですごかった。真っ赤な着色料を使ったアメちゃんからしてLSD的サイケさを感じさせ、最下段にはガンジャの袋詰めも入ってた。あと『アチャヤーガム』みたいなアングラ雑誌。少し目を離すと全部売れてた。
2019年5月16日「金の龍」
ペットの「タマ」を失ったことで、夜の空高く、つまり文字通り慟哭して爆走する金の龍(直径はスペースシャトルくらい)とおいらが対峙していた。
2019年6月5日「一千一万堂と日高屋」
夢で一千一万堂というお寺の境内にある日高屋に行った。そこで、いつもと同じラーメンとビールを頼んだら「お酒はドラッグだから体に気ーつけろ」と店主に説諭される。思わず同意し、店長の長話に付き合う。
関係ないが、学生の頃、二度寝した際に遅刻しないよう夢の中で学校に行くという器用なマネをした覚えがある。これを器用というか否かは知らんが、まあ、ただのバカだね。
2019年6月11日「墜落」
渓谷の上を空高く飛んでいて、地上スレスレまで急降下&急旋回して、ど頭から森林に墜落する夢見た。昨日、空間識失調でパイロットが墜落死したニュースを見たからだと思います。
2019年6月19日「奇妙なポスター」
夢で学校に向かう途中、見たこともない駅に迷い込んで、そこに学生のポスター的なやつがたくさん展示されていて、なんかこんな感じの絵があった。
不気味な学芸員(駅員?)のおじさんも居たと思う。実際、夢で見た絵はこんなに流血してないし、いろいろ違うんだけど、もはや憶えてないのでこうなった。
2019年7月6日「大けが」
針が腕に刺さって大量出血、死にかける。
どくどく溢れ出す血、リアルに意識が遠のいていく感覚
すべてがトラウマ。実際に流血した気分になったよ。
夢って味覚や身体感覚(性感も含む)がすさまじくリアルで面白い。
2019年7月14日「宮崎勤を射殺する夢」
宮崎勤を射殺する夢を見た。ピスッピスッて感じで、当たってる感じがしなかったので、結果、背中に四発おみまいした。
2019年7月18日「無題」
夢で、中高の教室で、宿題を夏の気怠い雰囲気に包まれて……
2019年8月6日「大災害」
町が燃える夢を見た。あと立て続けに竜巻にも巻き込まれた。でもデジカメは最後まで離さなかった。その映像を現実でお見せできないのが残念です。この世の終わりみたいな天気ってああいうのを言うんだろう。郷土愛もなければ土着志向もないので何の感慨もわかない。
2019年9月5日「となりの兄妹」
大雨が降り大風も吹いていたので、となりに住む小学生の兄妹がベランダを通して部屋に紛れ込んできた(ちなみに妹ちゃんは低学年でセーラー服を着ている。また兄ちゃんは高学年で小太り男子だ)。せっかくの来客(?)なので僕はブドウを皿に分けてもてなし、話を聞いた。どうやら近頃、お兄ちゃんは宇宙と自慰に興味があるという。僕は宇宙の終焉と自慰の神秘を教えてやった。また帰り際には頼んでもないのに兄妹がベランダの洗濯物を入れてくれた。よく出来た兄妹だ。でも実際のところ、向かいにこんな兄妹は住んでいないので、この兄妹は僕の夢の中だけで生きているんだよね。
2019年10月7日「食べられません」
夢で饅頭の包装紙を4袋ほど食べてたら「食べられません」の表記に気付き、途端にお腹の調子が悪くなったのでウンコ味のシロップ(なんだそれ)をクッと飲み、小便が流れてない和式トイレでゲロしようと思った。喉に指を突っ込む。すると現実でも「ウェッ」となって寝ゲロ寸前。
2019年10月23日「中学の同級生と結婚する夢」
今日は1日中寝てました(なんなら昨日も一昨日も先月も半年前も)。21にもなって中学の同級生と結婚する夢(学校が少子化対策か何かで男女を半強制的にくっつけて結婚を斡旋していた?)を見ましたが、まあ夢の話です。
2019年10月23日「虫の雨」
おびただしい虫の雨が暴風に乗って降ってくる。体中には黄緑色の毛虫(多分イラガ。こいつら嫌い)がベタベタつく。顔に直撃しないようにシャツの中に顔を突っ込み、帰宅後、風呂に頭まで浸かるが、湯船には毛虫がウジャウジャと湧き、髪からも虫が湧いてくる。後に帰ってきた家族(他人)に「虫の雨どうでしたか?」と聞いてみたら、なぜか怪訝な顔をされた。
2019年10月23日「データの正体」
ゴジラ(ガメラ?)が市街地をドスンドスンと闊歩していた。カメラに撮ってSNSに投稿しようと思い、夢の中でビデオを専門機関に持っていくと、ビデオから抽出したデータは唾液の粉になってしまった(ここで、これが夢だったことに気づく)。結婚と毛虫とガメラって自分の夢は忙しいね。
2019年12月20日「無題」
グロくてポップな夢を10時間ほど見てた。上映するとR-15は余裕で食らう。
2020年3月5日「いじめられる夢」
高校時代のクラスメイト一同にシッチャカメッチャカにいじめられる夢を見た。意識はあるが、ぶっ倒れるフリをして保健室に運ばれた(ここでは仮病防止のためメチャクチャに虐待されてギブすると追い出される)。まあ中学時代にいじめっ子と大喧嘩になって双方ボコり合いになった時もこんな感じだったヨ
2020年6月16日「科学博物館に行く彼女」
神社っぽいテーマパーク行くため、ひとりで北千住駅を降りたら知人女性とばったり会った。彼女はひとりで科学博物館に行くという。目的地も違うので、すぐにその場で別れたが、その刹那「自分も科学博物館に行く予定だった」という選択肢を放棄した自分に少しムカついた。
2020年6月21日「WHO are YOU?」
経緯は忘れたが、どうやら僕は呪われてしまったらしい。なぜなら、室内の引き戸のすりガラスに白い手形がいっぱいベタベタ・バンバンとつき、霊が激しい自己主張を行っているからだ(イメージとしては『怪談新耳袋』のタイトル画面を想像してください)。内心びびっていたが、その後も自分の顔(超でかい)がすりガラスにボヤーと浮かび上がったりして、なんかしつこかったのでガラッと戸を引き、バッと塩をまき散らした。そして、わめく霊に掴みかかり、物理的に殴りかかるも、正体は小さな女の子の霊だった。もちろん冷静な判断などテンパってて出来っこないので、窓の方にブン投げて、とにかく家から追い出した。
2020年7月27日「赤目老人と婦人警官」
グレイのような醜い老人がいる。しかも瞳孔が散大しているのか、虹彩が見あたらず、ものすごく不気味な赤い目をしている。とにかく存在するだけで醜悪な気分になる容貌をしているため、近所迷惑になっているようだ。
しかし老人の手には四千円が握られていて、目で何かを訴えかけてくる。
その後、婦人警官がやってきた。彼女は「帰って!」と叱りつけるのではなく
「淋しかったね」「よしよし、私がいるよ」「もう、お金なんかで、人の気を惹こうとしちゃ、ダメよ」と、まるで聖母マリアのように微笑み、老人の背中をポンポンとやさしく叩いた。
すると、老人の目が人間味を帯びてきた。
「あっ! 目に虹彩が戻ったね!!」
だけど、老人はこまっしゃくれているのか、婦警さんがそう云った途端に、また虹彩のない真っ赤な目に戻ってしまった。
しかも、老人はスネてジャリまみれの空き地に逃げ隠れてしまうので、婦警さんに呼び止められる始末。まあ、これは老いぼれなりの照れ隠しだと思った(ただし、夢を見ている本人ですら推測の域を出ず、老人の本意は誰にも分からない)。
→(リプ)まるでカオナシみたいですね。物やお金を渡す事でしか相手との関係を築く事が出来ない悲しい存在。
2020年7月27日「事象の地平線」
町のシンボルが、合体ロボのごとく「秘密基地」に様変わりし、機銃掃射とミサイルで、何も知らない住人を狙って、蜂の巣にしていく(でも秘密基地は報復攻撃で爆破されてしまう)。
ぼくは機銃掃射から逃れて1番乗りで、家族がいる奇妙で古ぼけた団地に帰宅する(玄関口にはワッと人が押し寄せるが、警備員に制止されたのか、僕以外は入ってこなかった)。
団地は奇妙な構造をしており、まるで『千と千尋の神隠し』や逆柱いみりの漫画なんかに出てくるような迷宮だ。何とかエレベーターまで辿り着くが、4階から8階が「・・・」となっていて行けない(家族は8階に住んでる)。
結局、ぼくは団地から部屋に入るのを諦めて外に出た。
相変わらず空にはブラックホールが浮かんでいる。
ぼくは空に浮かぶ物珍し気な「ブラックホール」をスマホで撮影してみた。しかしスマホからブラックホールを見ると、不思議なことにプロビデンスの目(フリーメイソンの象徴)が見える。
その途端、ブラックホール(?)から電話が掛かってきた。電話番号も表示されたと思うが、自分が電話に出たかどうかは覚えていない。
すると、通りすがりの謎の女の子が「ブラックホールは回線を通じて、その人の居場所を特定するんだよ」と教えてくれた。
それが事実なら、ここから早く移動したほうがいいと思った。ぼくは家族に逃げるよう説得するべく、壁をよじ登って窓の小さな柵をつたいつつ、団地の8階に侵入した。
が、時すでに遅し。
家族は発狂していた。
父は母のへそをくり抜き、チンポを突っ込んいた。
「へそはくり抜いて突っ込むと、気持ちがイイなあ」とワケの分からないことを言う。弟は掘られて殺されてる。
「あちゃー おそかったか」
あまりにも不愉快な光景だったので、このシーンを見た途端、起床した。END
P.S. この夢日記は8月27日までに文章化されました。書き起こすのに1か月もかかったのは、カオスな内容を言語化するのが非常に面倒だったからです。
2020年8月5日「小鋲と血痰」
取り忘れた矯正器具を取ろうとして、安全ピンを引っかけてたら、飲み込んでしまったらしい。おえっと吐き出すと、おびただしい量の小さな釘(小鋲)が、血痰と共に喉から出てくる。文字通りの意味で「喉をやられてしまった」のだった。
2020年8月29日「うねうね」
野っぱらの上に、掘っ立て小屋(半分しか屋根がない)を作り、一人骨董市を開いていた。とりあえず、古いヴィンテージ本やら、雑誌やら、日記やら、脚本やら、貴重な物を置いた。にわか雨がふって、本が濡れないよう奔走もし、それなりに客は来て賑わった。
置いていた自費出版の昔の日記帖には、誰も知らないある人の生い立ちなどが書かれている。
ここからは、育ちがよろしくない昔の隣人の話。
たいして仲良くないのに、好かれたのか隣人が遊びに来る。で、「また明日遊びに来るわ」と言ったまま、次の日以来、ソイツとは会っていない。
タチの悪いことに、ソイツは呪われたのか、隣の部屋にバケモノが住み着いた。どのような化け物かと言うと、顔がない・耳がない・鼻がない・口がない、つまり関節人形のような存在で、そのうえウネウネしている。そして、ものすごい大きな声で叫びまくる。
防音装置(BGMは唐澤貴洋「おじちゃんは優しいナリ」)をつけたり、2階から放り出したりしても、すぐ家に入ってくる。またコイツは不定形な存在で、足が鉛筆のようになっていたこともある。『ピクミン2』に出てくる「アメボウズ的な存在」だと思っていただいて構わない。別にオチはない。
P.S. 「可愛い子で礼儀正しいけど育ちがあまりよろしくない」という人は一定多数いる。
周囲と分離する(反面教師)か、同化する(ヤンキー)か、孤立する(ぼっち)かは、アミダクジ(ギャンブル)を引く方向と結果の差にすぎない。
2022年3月1日「台風の目、横から見るか…」
台風の目を横から見ていた。こう言うと「打ち上げ花火、横から見るか…」みたいな感じだな。ぼくは地上にいて、横の空に穴が開いていた。
それが台風の目でトラックは宙に浮き、地面に叩きつけられて炎上していた。野次馬根性あふれるぼくはずっと撮影に回っていた。その映像は夢から覚めて失われたけど…。
あとがき「夢を歩く」
僕は夢でこういう道ばかり歩いてる。
ある夢では誰もいない夜の駅構内を歩いていた。
または雑木林にある夜道を駆け抜け散歩を楽しむ。
子供のような無邪気さは、成長していくにつれ、歪んでいってしまう。世の中の不条理に適応するということは、清く正しく美しくあった子供の頃の自分や童謡や童話に感動していた自分、そして日常の何気ない出来事や機微に輝きを見つけていた自分を封印してしまうことに等しい。でも、それは夜になるとまた眼前に現れてくれる。
いつか夢で見た校庭の厠
いつか夢で見た引き戸
いつか夢で見た学校に向かうきょうだい
いつか夢で見た通学路
いつか夢で見た変人・奇人
そして夏の夢には蝉が鳴く
全部愛すべき存在だよ。夢で仲良くなったあの子も。夢で通り過ぎた通行人も全部。現実以上に現実的存在として眼前に照射される彼らは何処?
夢のヒント
「辺境」「通学路」「オンボロ小屋」「土の道」「パタパタ時計」「黒電話」「玄関のない家」「老婆」「発狂間近」「虫にやられた」「ムキー!」「よく出来た娘と息子」「釈迦の生まれ変わり」「ビー玉」「牛乳瓶」「ファミコン」「起き上がり小法師」「マトリョーシカ」「猫」「どろだんご」「秘密基地」「虫けら」「夕焼け」「小路地」「神社」「袋小路」「水」「ブラウン管」「トランジスタラジオ」「ピンク公衆電話」「でんわでんぽう」「てんとう虫」「プール」「ミゼット」「オート三輪」「暴れん坊」「ランドセル」「LEGO」「お隣さん」「引きこもり」
告知(Kindleでも読めます)
Kindleで夢日記を売っています。内容はnote掲載分とほぼ同じですが、今後も2冊目、3冊目と夢日記&ボーナストラックを続々追加していく予定です。
外部リンク
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