人生で初めてW杯を見た話
昨日初めてW杯を見た。
日本vsドイツ戦。
わたしは元々スポーツに対するちょっとした嫌悪感というか、「やっても出来ないもの」だったから今まで知ろうともせず、スポーツ観戦とかも行ったことはなかった。
昨日、たまたま職場で試合のライブビューイングがあり、お客さんだけだと少ないので…ということで初めてW杯を見ることになった。
皆で見るライブビューイングだから、ということもあると思うが熱気がすごかった。
そしてこの時代に、例えば戦争がないとすると、(大袈裟かもしれないが…)国をかけて戦うのは国際試合くらいしかないと思う。
しかもW杯は4年に一度。
この4年間にかけられた想いをぶつけ合う日なのだからそれは熱い試合が繰り広げられるはず。
とっても素敵な試合だった。
このままつらつらと感想を述べてしまいそうなので今回思ったことを3つ。
1つ目、選手たち本当にすごい。
私だったらコートに立った3分後にはビビってコートから居なくなりたくなると思う。
まず場所が自分の国ではないし、海外の方々は身長も高いし強そう(偏見)。
自分の国の代表としてそのコートに立つという責任が、ずしっと重くのしかかる状況、そしてプレッシャーに耐えられないと思う。
そんな中で、勇敢に戦う姿がみんなに勇気を与えるのだと思う。
人としてとてもかっこいい、本当にすごい。
すごい以上の言葉が見つからないのが悔しいくらい、
自分じゃ到底なし得ないと思うことをしているからサッカー選手、日本代表ってすごいんだと思う。
子どもたちがサッカー選手を目指す気持ちがとても分かる、かっこいいもんね。
思ったこと2つ目、監督って歯痒い立場だな。
2018年から就任している監督が率いる日本代表チーム。
監督って正直、試合本番中は指示しか出来ない。
自分がコートに立つことも出来ないし、何か行動を起こすとしても選手達に頑張ってもらうしかないのだ。
そう思うと、いかに日々の練習が大切かが見えてくる。
毎日のトレーニングの中で自分の考えてること、作戦の意図、こういう時はこうした方が上手くいく、というのを伝えて、実践してもらう。
選手たちのことを誰よりもよく知り、理解し、分かち合える存在だとお互いに思っていなければ、いくら指示を出しても聞いてもらえない。
そう思うと、監督という立場は色んなものを求められる上、当日は実際にプレイとしての貢献は出来ないという何とも難しい役割だと思った。
これは先生など指導する立場の方ならみんなそうなのだろう。
生徒たちがどういう風になってほしいか、は自分が相手と心地の良い距離感でどのように導けるか、に繋がっているのだと思う。
思ったこと3つ目、スポーツの持つ力ってすごいんだな。
正直記憶のあるうちではスポーツ観戦をしたことがほとんどない。
サッカーも興味ない(というかルールも分からないので見ても分からない)ことと、国同士で勝ち負けを決めるという大枠があまり好みではないからW杯も見なかった。
でも今回見てみて、スポーツの持っている力や、スポーツ観戦の楽しさを知った。
皆で日本チームを応援するからこそ、一丸になるからこそ、喜びも悔しさも分かち合えるからこそ楽しいのだと思う。
同じ目標を持って日々を闘う社会人でも、同じクラスの同級生でも、意外に同じ気持ちで喜んだり悲しんだりすることってないのだ。
年齢も性別もバラバラ、何なら初めて会う人も沢山、そんな中で一つの気持ちになれるなんてそんな素晴らしいものはないな〜と思った。
そして何よりも、明日を生きる勇気をもらえた。
とてつもないプレッシャーの中、世界中の人に見守られ闘う選手たちのその姿が、巡り巡って私たちの生活を支えてくれているのかもしれない。
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