大好きで大切な先輩へ 後編
間があいてしまいましたが、後編です。
大学に入ってからも一緒にお芝居を作ったり、遊びに行ったり、色々してました。
お互い忙しくて抱えてることも多い中で、隙間時間に会ったりして、近況を報告しあったり。
いま思えば先輩が居なかったら私はお芝居に関わり続けらなかったし、劇団の「制作」という役割に触れることもなかったと思う。
数えきれないほどのチャンスときっかけをもらえていたことに当時は気付けてなかったな、と今になって思います。
就活の時も、先輩は自分に嘘をつかずに今まで聞いたこともないことをしてた。
葛藤も沢山あったと思うけど、素敵な選択を重ねていく姿がやっぱり輝いていたな。
一番印象に残ってるのは先輩が辛かった時期。
大学を卒業してお互い就職して、私は地方に配属になった。
異動になってしばらくして、先輩に苦しくてどうしようもない時期があって、一緒に考えたり、電話したりした。
私はなんとなく先輩が居なくなっちゃうんじゃないかと思ってすごく不安になって、毎日東京に行きたい気持ちでいっぱいだった。
別に家族でも恋人でもないし、一番そばにいる理由も全然ないって言われたらそうだけど、心配で不安でたまらなかったな。
今まで支えてもらって助けてもらってきてたのに、こんな時に何にも出来ない自分が嫌いになったりもした。
それくらいに何か力になりたくてたまらなかった。
今では当時を振り返れるくらいのちゃんとした過去の思い出になったけど、当時は本当に辛くて地獄みたいな日々だっただろうなと思う。
高校を卒業してから、先輩と同じ環境に居なくなってから今年で8年目になる。そんな気しないな。
でも今までの人生は確実に先輩が居ないと成り立たなかったし、嬉しいことも悲しいことも必ず報告したくなっちゃうような、そんな大切な存在です。
これからも沢山の出来事に飲み込まれていく私たちだけど、もがき、楽しみ、生きていきたいですね。
これからも末永くよろしくお願いします。
花束にいっぱい詰め込んだ希望を込めて。
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