どんな入試制度でも必須になっていきている一つの能力 #57
代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています
このチャンネルでは
パラリアを経営しながら
大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が
大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて
受験に関する情報をお伝えしていきます
入試制度が変わってきています
最近では一般入試だけでなく
総合型選抜受験の割合が増えてきています
ここ数年の入試改革の中で
皆様は色々な表現を耳にしているかもしれません
総合型選抜、学校推薦、自己推薦、AO入試
もちろんそれぞれ違うのですが
ここではひとまず新しく出てきたものの中で
中心的な立ち位置にある総合型選抜にだけ触れて
その先の本題の話しをしたいと思います
総合型選抜:志望理由書と面接で受験できる
総合型選抜とは
簡単に言うと海外の入試制度と近いもので
書類選考や面接を行うことで
その学生の将来性やその大学との相性を見て
合格不合格を決める入試です
一般入試と違い
無意味に感じる色んな科目のペーパーテストを
受けずに大学に進学することができます
大学によってやり方には差があり
英語だけは試験をやったりするところや
小論文が入ってくる大学も多いです
すごく似ているもので
自己推薦型というのもありますが
こちらは高校生までの特別な実績をつかって
志望理由書や面接をつかって受験する方式です
総合型選抜では
必ずしも高校までの実績が必須というわけでは
ないところもあるようですが
実際にはボランティア等なにかしら必要な
雰囲気があったりするので
これらの違いはまだ
あまり明確にはなっていないかなと思います
まだこうした流れが始まったばかりなので
大学も含め手探り状態かなと思います
国立大はまだそこまで割合は多くないのですが
私立に関しては指定校推薦ではなく
総合型選抜の割合が高くなってきています
最近では
指定校推薦で大学の面接を受けて
落ちたりするケースも増えています
学校のテストだけ頑張って
面接で浅すぎる話しをしてしまう人が
いるのかもしれません
まあ確かに、面接で全く意欲を感じなかったり
先のことを全く考えずに大学に入ろうとしているのが
ちょっと面接しただけでわかってしまったら
大学として取りたくなくなるのはわかりますが
それこそが学校の試験を頑張った
指定校推薦のメリットなので
指定校推薦について高校は厳密に説明したのか
高校の対応の方が気になりますね
総合型選抜でも一般受験でも必要な能力
こうした大学受験の制度が
色々と変わってきている時代
どの入試制度を使うにしても
必ず必要になってきていることがあります
それが教養です
教養がないと小論文が書けなかったり
面接でとっさに質問されてその場で
論理的な答えができません
一般入試は学力勝負なので
教養が必要ないかと思われることが多いのですが
実際に大学受験を突き詰めていくと
偏差値60あたり
大学でいうと青山学院大や明治大など
いわゆるGMARCHあたりから
英語や国語の文章の内容が難しくなってきて
ある程度の教養がないと内容を理解できなくなります
最近の英語では文章自体が難しくて
英語ができないのではなく
日本語にしたところで日本語がわからない
ということも起こります
解説の全訳を見ても意味がわからないということですね
英語がちゃんとわかっても文章の意味が
わからないので
実質それ以上偏差値は上げられないということに
なってしまいます
教養を身につけるシンプルな方法
この教養を身につけるというのが難しいです
皆様は教養はどのように身につけたか
覚えていますか?
学校の先生に質問すると
ほとんどの場合は新聞を読みなさいと返ってきます
今となっては家で新聞を取っている方が
珍しいかもしれません
新聞があったとして
喜んで新聞を読む高校生は少数派かなと思います
もちろん大きな方向性としては
世間を知ろうということで
それ自体は理解できるのですが
その方法として新聞をおすすめされるのは
未だになくなっていないことにビックリします
世間を知るということ自体
かなり曖昧なものです
今世の中で話題になっていることを知る
というと少し具体的になりますが
話題といっても色々な領域で色々なことが
話題になりますよね
どれをどれくらい把握しておくと良いか
これがまた決められないのですが
答えを言ってしまうと
どんな領域でもどこまでも知っていかないと
いけません
大学入試で出題される英語や国語の文章は
世に出ている多くの出版物の中から
大学が選んで出題します
ということは
領域や深さに制限がないということになります
一つ言えるとすれば
特定の領域だけではなく
なるべく広くいろんな領域を知っていた方が
どんな文章が来ても失敗する可能性が下がるので
点数が安定するということくらいです
そういってしまうと難しすぎるので
じゃあどうすればいいかということなのですが
実は一周回ってとてもシンプルな方法があります
普段から英語や国語の文章問題を解いた時に
その文章の内容そのものに興味を持つことです
おすすめなのは
今日なにか英語や国語の
文章読解問題をやったとしたら
その文章だどんな内容だったのか
自分はその文章に賛成なのか反対なのか
納得したのかしていないのか
なぜそう思ったのか
学校の先生や塾の先生とディスカッションすることです
話した相手の反応も大事なのですが
この雑談のような方法が
高校生の教養に真っ直ぐ刺さります
自宅で親子でそんな会話ができたりしたら
教養の部分は安心かなと思います
====まとめ====
総合型選抜でも一般受験でも
教養がないと合格できない
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実際の生徒指導の様子は
インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです
過去のライブを再編集したものです