【生徒更新】私が思うパラリアの本当の価値
今回の内容は2020/2/21振り返りになっています。何故振り返りをするのか等は過去のブログ(下記記事)に書いてありますので、そちらを参照していただけると幸いです。
今までの人生の振り返り
二週間後には私の長かった受験生活が終わるのだろう。そう思ったとき、自分は今までの人生で何を得たのだろうかと考えた。
思えば、中高6年間、勉強に縛られていて、その6年間も勉強の成績が上がったわけでもなく、勉強以外のことをするわけでもなく、何も考えていなかったし、何をしなくても漠然と何とかなると思っていた。
自分は特に他人よりすぐれず平均の人生を歩むものだと思っていた。というより、何もなしていなかった自分に中高の時の私は自身が持てなあったし、実際人よりも出来たことは何もなかったのだと思う。
いつも頑張っていいるけど、目標には届かなくて、そんな自分をどこか許容している自分がいた。
当時の私は学校生活でも私生活でも問題を起こすのが嫌いだった。それは、今までの経験で問題にしたところで大人はどっちもどっち論で最終的に結論づけて、その後のことは見て見ぬ振りであると感じていたし、自分のことを真剣に見てくれる人は親以外にはいないと感じてた。
だからこそ虐めの対象にされやすかったのだと思うし、特にいじめを受けても自分はダメな人間だから仕方ないと思っていた。
ある高3の日に私は父を亡くした。その時、悲しいという感情も勿論あったが、それと同じ位、自分はこのままで良いのだろうかと思い始めた。
私は自分の親が亡くなるという状況に出会ったからこそ、私はこのまま何も考えずに、親孝行もせず、出来ずに、死んでいくのかと。
そうしてそれから数カ月そのことについてしか考えられなくなっていた。私は本当にこのままでいいのか。それを何度も何度も自問自答していた。今の生活で生きていける。生活にも自分が我慢すれば全て丸く収まると思っていた。しかし、私の人生これで終わっていいのか。このまま生きてて、生きる価値があるのか。そう思った。
そんなことを考えている時、私は当初bf野郎と虐めっ子から呼ばれていた。bfとはボーダーフリー大学から取って来たのだろう。当時の私は勉強も出来ず、成績も下から数えた方が早かった。だからこそ、ボーダーフリー大学しか行けないような奴としてそういう名称で呼ばれたのだろう。
その瞬間、私は初めてこんな人生は嫌だと思った。こんな風に生きていたくない。こんな人生を送るなら死んだ方がましだと本気で思った。
その時、初めてこの高校に留まる意味は無いと思った。この受験が自分を変えてくれるのだろうと思い、ここでパラリアに着いて本格的に調べた。調べて、そのことだけを母に言った。勿論一筋縄ではなかったが、その時、本気で自分の思いをぶつけた。そうして、話し合いの結果パラリアに行くことを決めた。
勿論パラリアに行くことは学校には言わず、学校での私は本当に誰でも受かる大学しか受験しないというキャラでいた。
しかし、パラリアに来て、浅見さんに出会って、ここに賭けようと思えた。それほどまでに浅見さんは今までの大人とは違った……。
そうして、パラリアに来て感じたことはパラリアトークなどの人の生き方というのが正直受験よりも役にたったと思う。
私は自称進学校の落ちこぼれだったので、勉強で成功することが人生で成功する方法なのだと思っていたし、そう教わった。東大を卒業した人の平均年収と大卒の人の平均年収と高卒の人の平均年収などは何度も聞かされた。だからこそ、高学歴こそが王道なのだと感じていた。
しかし、パラリアに来ては全くそう思わなくなった。金があれば幸せだと何故言い切れるのか。金があることと幸せはイコールなのか。そもそも平均であって必ず成功できるという確証はない。さらに言うと、日本はこれからも先進国なのだろうか。
そんな疑問が今なら思いつく。
そう考えられるのも、パラリアが生き方教室だったからなのだと思う。パラリアトークでは本当に色んな大学の人に来てもらった。一流大学出身で自分の生き方を問い続ける人、世間的にはあまり有名でない大学出身だけど、政治活動をして社会のリーダーとして働いている人、高卒で音楽家をやっていた人、日本一周をしている人、本当に様々な生き方を見てきた。
だからこそ、私は大学受験というで成功することも大切だが、本当に大切なのは、自分の目標や成長、やりがい……つまり幸せになる方法を模索し続けるということであった。
まだ大学受験は終わっていないが、私のパラリアに来た目的はもしかしたらパラリアで過ごした時期で達成されていたのかもしれない……いや、寧ろ逆、パラリアを卒業してから試されるのであろうと思う。
だからこそ、今のこの一瞬も今は大学入試が終わるまで自分を超える自分に成ろうと思う。
ここまで読んで頂きありがとうございました。また明日も読んで頂ければ幸いです。
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