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1対1の指導×空間提供という塾に行き着いた理由 #94
代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています
このチャンネルでは
パラリアを経営しながら
大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が
大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて
受験に関する情報をお伝えしていきます
今回は少し長くなりそうなので
雑談はなしで本題に入りたいと思います
現在、HPや塾のロゴなどをフルリニューアルしておりまして
その中で今の自分を再度言語化する必要が出てきたので、あらためて
なぜ1対1で1人ひとりのサポートにこだわっているのか
そしてそこに空間の研究が混ぜ込まれているのはなぜか
これらをお話ししてみたいと思います
先に結論をお伝えしておきますが
僕が1人ひとりに自習型でサポートをして
空間の研究もしている理由は
知る人ぞ知る影の立役者に憧れたから
となります。
なぜこうなったのか、経験した順番でお話しします
まずは1対1にこだわっている理由ですが
大勢の生徒の前で授業をするというタイプ
これはかなり早い段階で目指していませんでした
そもそも僕が大きく変わる最初のキッカケをくださったのは
浪人時代の数学のおじいちゃん先生です
この先生がとにかく予備校からは嫌われていたし
生徒からも人気がなかったんですよね
授業がすごく尖っていたので
ですが、僕の人生は確実に大きく変えてくださいましたし
1対1で話すととてもいい先生でした
世間からの評判もほとんどなかったのですが
そんなことは関係ないと言わんばかりに
目の前の生徒の人生に強烈なインパクトを与える先生が
影の立て役者って感じがして本当に格好いいなと
思ってしまったんですよね
無駄に周囲から悪評をもらう必要はないと思いますが
そこから自分の理想の大人のスタイルの一つとして
知る人ぞ知る信頼できるすごい人
これが憧れる人物像ですね
誰でも知っている人だとむしろ理想と離れるというか
「有名になりたい」みたいな感覚とは対局にあるような人
それが僕が目指すかっこいい大人なんですよね
だからこそ1対1で、目の前の1人に全力投球する
人数ではなく1人にどれくらい深く価値提供できるかを
テーマにしていきたいと思っています
あともう一つ、1対1にさらに自信を持つキッカケがあります
実際は集団授業も何度も経験したので
集団授業もやれと言われればやることはできます
ですが、そういった仕事を長年やってきた先生の多くが
その後で少人数の塾に移っていきます
やはり人と人の繋がりが希薄になっていくんだと思います
僕がパラリアを立ち上げる以前から
ずっとお世話になっている塾の社長さんがいるのですが
この先生もまさに1対多から1人ひとりによりそうタイプの塾に
変えた先生の1人ですが
この先生の言葉がずっと残っていて
「廊下ですれ違って挨拶されても、
自分は生徒のことがわからない。これが本当に寂しかった」
とおっしゃっていたんですよね
たしかにそれは辛いなと思った瞬間から
教えるプロになるなら1対1で
真剣に向き合った生徒との関係も長く深いものになったら嬉しいな
と考えるようになりました
これらの理由で僕は1対1にこだわっています
あとは空間の研究をするに至った理由なのですが
これは大学の影響が大きいです
僕は大学で
経営システム工学科というところで学ぶのですが
経営システム工学とは
経営学で扱う問題を工学的なアプローチで
解決しようという学問領域です
具体的なお話しの方がわかりやすいのですが
元々は工場の生産ラインの効率を上げるところが
始まりだったとされています
当時は、工場の横に小さな掘っ立て小屋があって
そこで書類のやりとりをするだけだったオフィスが
パソコンが出てきたことによって知識産業が生まれ
オフィスで知的労働をすることも仕事になってきました
すると、どんなオフィスだと社員が働きやすいか
生産性が上がるかという課題が出てきまして
それを考えるための分野が
オフィスレイアウトの領域、という流れです
これを学部時代に学びながら強く思ったことがあって
これは塾にも全く同じことが言えるなって
思っていたんですよね
社会人がオフィスで生産性高く仕事をすることと
中高生が塾で効率良く勉強することは
ほとんど同じものとして自分には聴こえてきていました
そして、空間でもって中高生を裏からサポートすること
中高生本人はもはやほとんど意識していないのに
実は勉強の役に立つような塾
これにとても高度な専門性を覚えたんですよね
これこそ、研究する価値があるものだと強く思いました
専門性って色々な捉え方があると思いますが
自分の中での専門性の一つの基準は
相手がそれに詳しくなくても、意識していなくても
価値を享受できてしまうこと
だと思っています
ちょっと難しい言い方になってしまったかも
しれませんが
例えば車を運転できる人はたくさんいますが
アクセルを踏むとどうして車が進むのかを
運転できる全員が知っているわけではないですよね
中身を知らないのに、便利な車を使うことができる
この車を作る技術って、まさに専門性だと
思うんですよね
教育ってどうしても、話しているだけというか
誰でもできるようなイメージに
なりやすいかと思うのですが
生徒が意識できない領域で空間から中高生を
サポートする
これを研究する価値はとても大きいという考えに
行き着きました
そして空間提供と自習はとても相性が良く
これらが繋がった瞬間に
今のパラリアのイメージが一気に湧き上がった
という感じになります
まとめますと
浪人中の数学のおじいちゃん先生のやり方に憧れて
教える仕事をするなら生徒との関係性を大事にしたいと思って
空間研究によって生徒が意識しないところからも勉強のサポートができる
これを更に一言で言うと
知る人ぞ知る影の立役者に憧れたから
というまとめ方になりますかね
これ自分で言っていて思ったのですが
本当の影の立役者は、影の立役者になりたいなんて
言わないですよね
なので自分から言ったりはしたくないのですが
そんな憧れから今の塾は作られました
ということで今回は
1対1の指導×空間提供という塾に行き着いた理由
というテーマでお話しをさせていただきました
いつもいいね、コメントくださる方、本当にありがとうございます
また、いつもスタエフ外からわざわざ聴きに来てくださる皆様、
本当にありがとうございます
毎週木曜日更新の辛口塾トーク
明日木曜の朝に更新となります
今どきの塾に全振りして話していますので
そちらも聴いていただけたらとても嬉しいです
それでは本日はこれで終わります
最後まで聴いていただきありがとうございました
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