パラバドミントン観戦記
こんにちは!今回は間違えて大金を見ず知らずの人に振り込んだことでおなじみのゆーしんがパラバドミントンの観戦レポートを書かせてもらいます。
今期のパラプロの活動はメインで参加できる機会があまりないのですが、代わりにこの記事で少しでも多くの人にパラスポーツ、パラバドミントンの魅力を伝えられるように頑張ります。ぜひ最後までお付き合いください。
パラプロが行っている観戦ツアーの企画で2019年12月13~15日にかけて行われていた第5回DAIHATU日本障がい者バドミントン選手権大会に行った時の様子をお伝えします。当日は企画をしてから1週間ほどの告知期間しかなかったのにもかかわらず2人の参加者と一緒に観戦しました。
会場に到着すると一目散に目に入ったのが車椅子バスケの体験コーナー!さすがはパラリンピック競技のキラーコンテンツ、ボッチャと車椅子バスケはどこに行っても体験コーナー がおかれているような気がします(笑) ここでは車椅子バスケをやったことがないという参加者の2人と一緒に存分に楽しんでしまいました。
さて本題のパラバドミントンです。まずはクラス分けとルールからざっと説明していきましょう。まず大きく分けて車椅子と立位に分かれそれぞれ障がいによってクラス分けがされています。細かいクラス分けなどについては日本障がい者バドミントン連盟さんの公式ホームページ上のを見てもらえるとわかりやすくなっていますのでこちらよりご覧ください。
ルールですがネットの高さは通常のバドミントンと同じものになっています。車椅子のシングルスと立位の一部のクラスではコートの半分を用いています。特徴的な点として車椅子のほうではサービスラインの前に落ちたシャトルはサーブの時に限らずアウトとなります。その他のルールは基本的に健常者の大会と変わりません。
こちらよりパラバドミントンのルール説明もご覧いただけます。
(引用:一般社団法人日本障がい者バドミントン連盟さんのYouTubeより)
さてここからは本題の観戦レポートです! 観戦ツアーと銘打った企画をしていますが実はこの時がパラバドミントンに触れる初めての機会でした。自分も生で見たことのない競技なので正直来てくれた参加者の人が楽しんで帰ってくれるか未知数でした。多少の不安を抱えながら体育館の中に入っていくとそこには団体で選手たちを応援する姿が、、、企業や選手の知り合いが中心かとは思いますが結構な数のお客さんでにぎわっていました。見やすい席を確保して観戦を始めるともうほんとにすぐパラバドミントンにはまってしまいました。立位の選手は自分の体の可動域を最大限に使ってかなりダイナミックな動きでプレーしていました。片足に少しマヒがあると見受けられる選手はうまく片足を軸にしてステップを踏みコートの中を駆け回り、時にはジャンプでスマッシュを打ちに行くなど大胆なプレーで会場を沸かせたかと思えば、ネット際への繊細なドロップショットで相手に一歩も動かせることなく得点したりと、かなりハイレベルの戦いをしていました。正直パラの競技であることを忘れるほどにプレーに見入って観戦していました。一方車椅子のダブルスの試合では自チームのシャトルを打っていないほうの選手常に相手の次の攻撃に備え車椅子を移動させるなどカバーリングをしっかりと徹底している所や打ちにくい利き手の逆側の攻撃を繰り返し攻め続けたりとよくバドミントンで見る光景を車椅子でやっているなという印象でした。個人的にすごいと思ったのが下の写真のプレーです。
写真奥の男性のプレーですがものすごく腰をそってプレーしているのが分かります。やったことはないので正確にはわからないですが、かなりの体幹の強さがないとできないと思います。本当にそのままひっくりかえってしまってもおかしくないくらいに腰をのけぞって自分 の体の後ろに落ちそうなシャトルを何度も拾っていました。車椅子の選手たちのプレーを見 ていると自分もつい車椅子に乗ってバドミントンをしてみたくなってしまいました。機会があれば本当にやってみたい!
こういった選手たちのプレーを見ていて観戦ツアーに参加してくれた方は「こんなに迫力 のあるプレーが見られるとは思っていなかった」「これを機に少しほかの競技にも興味を持ってみたい。」というような言葉もいただけました。
ここまで長々とパラバドミントンについて書いてきましたが、伝わったかどうかは分かりませんが本当に見ていて楽しく、つい興奮してしまう競技でした。少しでも興味を持ってもらえたらうれしいです!
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