オードリーANN東京ドーム。

　どうも、平日の夕方コーシ。ひとつよしなに。

　忘れたい事って生活の中に山ほどある。もちろん、忘れたくない瞬間は人生にたくさんあるけど。
　頭の中でネチネチネチネチ反芻しては嫌になって、全然寝れなくて、いつの間にか頭痛と共に目が覚めて、頭が”それ”でいっぱいだから足の小指とかぶつけて、その日1日を諦めて、ネチネチネチネチ、、、。

　正直ほぼ自分のこと。「あの発言が、」「あの行動が、」
　たまに自分以外にも矛先が向いたり。「こんな日に限って、」「なんで、」
　ごくたまに世の摂理に矛先が向いたり。

　夜って、そんな時間。ひとりで過ごす愛おしい時間であることがほとんどだけど、自分や人の嫌なところと対峙させられる時間でもある。

　もーやだ頭空っぽにしたい。とある土曜25時にそう思った。多分高一だったかな。ふと思い立って、オードリーのオールナイトニッポンを聴き始めた。若林のエッセイは以前から読んでいたので、正直ハマらない訳がない気はしていた。
　案の定、それから今まで4年間の生活の一部となった。頭を空っぽにしたい時、何かに浸りたい時の拠り所になってしまった。

　人生、共感する場面も、分かってもらえる場面も意外と少ない。偉そうに、共感する人を数えると幸せなことに片手が埋まるが、その人たちと毎日会えるわけじゃない。

　「そうっすかねぇ、」という言葉を押し殺して「なるほど」とつぶやく。発言しては「そんなことないだろ」「よくわからん」と頂戴する。これがほとんど。
　相手と自分が違うと認識した時点で、相手に対する興味を無くして自分の世界の紹介だけでその時間をやり切る人って結構いる。自分もここは気をつけている。
　結果、聞き上手という肩書きが出来上がり、もはや聴く人としての需要すら感じる。
　私は他人の世界に興味があるので楽しいけど、たまには生で自分の話がしたい。もしくは共感できる人の話が聴きたい。

　そのフラストレーションを土曜25時に発散させてもらっている。聴く楽しさはもちろん、たまに俺が話してんのかなって時がある。まさか公共の電波に共感する日があるとは。この週一は私にとっての贅沢なのだ。
　たまにしか会えない彼ら彼女らとこの番組が、割と心の救いだったりする。

　そんな、生活であり贅沢である番組が東京ドームに集った。

　オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム。

　最高だったなぁ。幸せな時間だった。

　何が幸せだったって、大勢で笑ったこと。
　いつも部屋でニヤニヤしたり、電車内イヤホンで笑いを堪えたり、ひとりドライブで心置きなく笑ったりしている。それも良い、というかそれが良い。
　
　でも今回、ラジオを聴いて笑っている人を見れたことが本当に嬉しかった。「どこに潜んでいるんだろう」と思っていたリトルトゥース。会えて嬉しかった。

　あと星野源に会ってしまった。憧れの人に会ってしまった。思わず一緒に行った親友の肩を叩いてしまった。

　
　親友と別れた帰り道、オードリーグッズを持って『おともだち』を口笛で吹いて歩いている人を見かけた。珍しく人と”おともだち”になれる気がした。まぁ結局話しかけてみた、なんて未来はありえないんだけどね。

　本当に本当に心からトゥースでした。

　あと俺ニッチローとめちゃくちゃ縁があるみたい。正直、会いに行ったことはないんだけど、多分会ったの今回が4回目くらい。
　ニッチロー。またトゥースしようね。

　フクダコーシ　しそとツナ缶。
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