TOKYO STYLE
ちょっと書いてみたいことができたので書いてみる。
TOKYO STYLE
この言葉にピンとくる人はどれくらいいるだろうか。
この本が発売された1993年当時ちょっと話題になった。
自分は本屋でこの本を見たときに本の中に広がる混沌とした世界に妙に惹きつけられ、これ欲しい!と思いはしたものの一方であまり物を増やしたくないという思いもあり買うのをやめて今に至っていた。
そんなことは記憶の片隅に追いやられていたが、突然その記憶が舞い上がってきた。去年からpodcastで聴き始めた番組がある。ピーター・バラカンがFM東京で金曜夜6時半からやっている The Lifestyle MUSEUM という番組。その過去の収録を2008年の開始当時から順に聴いていて今ようやく2017年7月まで来たところ。今回のゲストは都築響一さん。誰とは知らず聴いていたが「捨てられないTシャツ」という本を出したそうでそれに関する話をしている。ちょっと気になったのでamazonで調べてみたらそこに TOKYO STYLE が出てきた。なんとこの本を作った人ではないか!途端に時間が引き戻され片隅に追いやられていた記憶が蘇ってきた。今はちくま文庫から出ているのみで当時のような大判のものは販売されていない。中古本を手に入れようかと調べてみたがしばし思案。
番組でなにやら長いメルマガを有料で発行していると話していたのでネットで調べてみると今も続いている。
https://roadsiders.com/
そのサイトをあれこれ見ていたらデジタル版のTOKYO STYLEがあるとのこと!ダウンロード版が2000円なのでこれは買うっきゃないとすぐポチった。
https://roadsiders.com/shop/RL004.php
有料のメルマガも読んで見ることにした。
PDFなのでAcrobatで見れる。デスクトップPCの27インチ画面で見るとその写真は精細で生々しい。生き返った過去がそこにある。見ている自分のこのわくわく感はなんだろう。近頃やたら小綺麗な部屋がもてはやされているがその対極にある混沌とした世界にも魅力はある。混沌としたさまが美しい。写真を一枚一枚めくってしばらくこの世界に浸れると思うと楽しい。こういう仕事をしてくれる人に感謝。
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