WATANABE MARIKO
電車のボックス席に乗って、飲み、しゃべり、食べることを目的とする旅。途中下車無し。くだらないことを大真面目にやる企画です。
胸がキュンとする瞬間を体験したことがない人がいると知って「マジかっ!」と叫びました。 こんなにリアルに胸がキュンとする、あの甘酸っぱいような泣きたくなるような感覚があるのに。 胸キュンって言葉まであるのに。 全人類共通の感覚じゃなかったのか!! と言ったら、タイプ5の知人は 「だって、そういうあなただって『ちびまる子ちゃん』のザーッ(青ざめた顔にタテ線)は比喩だと思ってるんでしょ?」 比喩じゃないから!と言われて、これまたマジかっ!と叫ぶハメに。 また、別のタイ
部下のお母さんが亡くなりました。 コロナ禍の中での葬儀は家族数名のさみしいものとなり、部下もきちんと母親を送ってあげられなかったと傷ついている様子。 人事部に連絡したところ、「今回から弔慰金は給与と一緒に銀行振り込みになります」と言われ、ひっくり返りそうになりました。 コロナだから、手渡しがNGってこと?? 手渡しで弔意を表すっていうのはもう古いスタイルなの?? 傷ついた部下に、お金だけ振り込むの?? 私の考え方が昭和なの?? 他の会社の人たちにも聞いてみ
「病者の祈り」という詩があります。 === 大事を成し遂げるため、 力をくださいと神に祈ったら 謙虚さを学べと弱さをくださった。 多くのことがやれるように健康を求めたら もっと価値あることを選んでやれと 病気をくださった。 幸せになりたくて豊かさを欲したら 知恵を育てろと貧しさをくださった。 この世の人たちに褒めてもらおうと 成功を望んだら 驕らないようにと失敗をくださった。 人生を楽しめるように すべてのものをくださいと願ったら すべてのものを楽しめる、
2012年のフューチャーセッション・ウィークから始まった対話イベント「フワクのミライ」。 ミッドライフ・クライシス、いわゆる中年の危機をテーマにダイアログが行われています。 「人生の正午」と言われる40代になると、自分がかつてイキイキと演じていたキャラクターと本来の自分が分離し始めます。 それはまるで「残像」のように周囲の人々を、そして自分さえも捉え、その場に居続けることを強要します。 本来の自分を表に出したいけれど、そのためには一度、今まで演じていたキャラクターを亡き
エニアグラムのプライマリーコースをファシリテートしていたときのこと。 受講していた4人はとても仲良くて、毎回和気あいあいと楽しく講義を受けてくれていました。 最終日、ランチタイムが少し遅くなったりしていましたが、話が盛り上がったのかと特に気にせず午後のワークへ。 最後のワークも終わり、みなさん、お疲れ様でした……と挨拶をしたところ、一人が部屋の外へ。 戻ってきたときには、その腕にきれいな花束を抱えていました。 3日間、ありがとうございました。 感謝の気持ちです。 と
エニアグラムのワークでは自分のいいところを探すというものがあります。いわゆる「長所」です。 「慎重である」ことを長所と捉える人もいれば短所と捉える人もいる。 その人の価値観によって、一つの行動、態度は長所にも短所にもなります。 そして、他人が長所だと思っていることでも自分がそこに価値を置いていなければ、それは長所にはなりません。 そのため、ワークでは他人が褒めてくれたところも長所として捉えていきます。 ある時のワークで、自分は思ってないけど、他者から言われた「長所」を
東日本大震災が発生したのは2011年3月11日、金曜日のことでした。 翌週14日の月曜日も余震は頻発しており、会社に出勤してはみたものの、夕方には帰宅命令が出ました。 家に帰ってきて…… そうだ、買い物に行かないと。 食料買い出しに行ったメインの理由は、卵が切れてしまっていたから。 卵は1週間に1回、2パック購入するのが我が家の習わしでした。 いつも行くスーパーに行ったところ、卵売り場は空っぽ。 ああ、売り切れか…と、その先の少し大きいスーパーに行ったら、ここにも卵
2011年3月11日に起きた「東日本大震災」は、日本人のさまざまな価値観を変える出来事でした。 エネルギーの問題、家族や地域の絆、結婚観、仕事観……社会全体の今までの価値観が大きく揺れ、ますます多様化が進んだような気がします。 では、私の中では何が起こったか? 実は先に述べたような社会的価値観の変容は、全くと言っていいほど起こりませんでした。 その代わり。 私が得たものは、今まで頭でしか理解できていなかった「手放す」という感覚でした。 当時、福島原発がダウンしたた
大相撲初場所を見に行きました。 席はいつも2階。 一番安くて、でも十分に観戦を楽しむことができます。 会社を早あがりして、お弁当とハイボールを買って、14:00前からさぁ、観るぞ!とワクワクして席につくと。 後ろの席に一列、70代と思しきお父さんお母さんの団体が。 日本酒片手にお国言葉全開の大きな声でおしゃべりしていました。 そうかぁ、今回はこのお父さんたちと一緒か。 4ヶ月に1回のご褒美相撲観戦を楽しみにしていた私は、ここで少しテンションが下がります。 まあ、し