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11_泌尿器・内分泌【救急救命士国家試験対策】


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国家試験定期試験出題内容のまとめ

【泌尿器・内分泌】

1. 泌尿系の構造と機能

泌尿系の構成

  • 腎臓、尿管、膀胱、尿道から構成されます。

  • 腎臓は血液から老廃物を除去し、尿を生成します。浸透圧や電解質のバランスを調整し、血圧の調節にも関与します。

腎臓の位置と機能

  • 腎臓の位置: 腰の背中側にあり、第12胸椎から第3腰椎にかけて位置しています。左右に1つずつ存在します。

  • 腎臓の機能: 老廃物の排泄、水分の調整、電解質のバランス維持、酸塩基平衡の調整、血圧調節、エリスロポエチンの分泌による赤血球生成の促進。

尿管

  • 尿管の長さ: 約25〜28cm。

  • 生理的狭窄部位: 3か所に狭窄部位があり、結石が詰まりやすいポイントです。

    • 腎盂尿管移行部

    • 総腸骨動脈・静脈交差部

    • 膀胱壁内部

膀胱と尿道

  • 膀胱は尿を一時的に蓄える器官で、排尿時に収縮して尿道を通じて尿を体外に排出します。

  • 尿道の長さ:

    • 男性: 約16〜18cm。排尿と精液の排出の役割も担います。

    • 女性: 約3〜4cm。男性に比べ短いため、尿路感染症が起こりやすい傾向があります。

尿量

  • 健康成人の尿量は1日500〜2000mL(通常1.5L前後)。飲水量や代謝状況によって変動します。

抗利尿ホルモン(ADH)

  • ADHは腎臓の集合管に作用し、水分の再吸収を促進して尿の濃縮を行います。体内の水分が不足しているときに分泌が増加し、尿量が減少します。また、血管平滑筋を収縮させて血圧を上昇させる作用もあります(別名:バソプレシン)。


2. ホルモンの種類と作用

フィードバック機構

  • フィードバック機構とは、ホルモン分泌の調整システムです。ホルモンが標的臓器に作用し、その作用に応じて分泌量が調節されることで、生体の恒常性(ホメオスタシス)が維持されます。

成長ホルモン(GH)

  • 成長ホルモンは、身体の成長を促進するだけでなく、脂肪の分解(脂肪動員)、ブドウ糖の消費抑制に関与します。成長期において骨や筋肉の成長を促進し、成人でも代謝を調節します。

甲状腺刺激ホルモン(TSH)

  • TSHは甲状腺を刺激し、甲状腺ホルモン(T3、T4)の生成と分泌を促進します。甲状腺ホルモンは基礎代謝や体温調節、心臓機能に関与します。

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)

  • ACTHは副腎皮質を刺激し、副腎皮質ホルモン(アルドステロン、コルチゾールなど)の分泌を促進します。ストレスに対する体の反応や代謝の調節に重要です。

性腺刺激ホルモン

  • **卵胞刺激ホルモン(FSH)黄体化ホルモン(LH)**は、性腺(卵巣や精巣)の発育と性ホルモンの分泌を調節します。FSHは卵胞や精子の成長、LHは排卵やテストステロン分泌を促進します。

乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)

  • プロラクチンは乳汁の分泌を促進し、妊娠中の乳房の発達に関与します。授乳期に特に分泌が増加します。

抗利尿ホルモン(ADH)

  • ADHは水分の再吸収を促し、血圧の上昇を助けます。水分不足や血圧低下時に分泌が増加し、尿量を減少させます。

オキシトシン

  • オキシトシンは分娩時に子宮筋を収縮させ、胎児を送り出す役割を果たします。また、授乳時に乳汁を乳管から射出させる作用もあります。

甲状腺ホルモン(T3、T4)

  • **T3(トリヨードサイロニン)T4(サイロキシン)**はヨードを材料に生成され、体全体の代謝を促進します。特に脳の発達や神経機能に重要で、機能低下で無気力や寒がり、機能亢進で不眠や心拍数増加が起こります。

コルチコイド(副腎皮質ホルモン)

  • アルドステロン: 腎臓でのナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進し、血圧を維持します。

  • コルチゾール: 糖質、蛋白質、脂質代謝を調節し、免疫機能や炎症反応の抑制、ストレス対応に重要です。また、骨代謝にも関与します。

アドレナリンとノルアドレナリン

  • アドレナリン: 心拍数を上げ、血圧を増加させ、ストレスに対する「闘争・逃走反応」を引き起こします。また、血糖値を上昇させる作用があります。

  • ノルアドレナリン: 強い血管収縮作用を持ち、血圧上昇に寄与します。交感神経系を通じて作用します。

インスリンとグルカゴン

  • インスリン: 血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を低下させます。食事後に特に分泌され、糖の代謝を促進します。

  • グルカゴン: 肝臓に貯蔵されたグリコーゲンを分解し、血糖値を上昇させます。空腹時や低血糖時に分泌されます。

3. 内分泌系とホルモンの役割

内分泌器官

  • 内分泌器官は、ホルモンを分泌して体内のさまざまな機能を調節する器官の集合体です。これには、視床下部、下垂体、甲状腺、副腎、膵臓、性腺(卵巣や精巣)などが含まれます。

バソプレシン(抗利尿ホルモン)

  • バソプレシンは腎臓での水分再吸収を促進し、体内の水分保持に重要です。また、血圧を上昇させる作用もあります。

甲状腺ホルモン

  • 甲状腺ホルモンは脳機能や神経発達に関与し、成長や代謝を調整します。機能低下では無気力や記憶力低下、機能亢進では不眠や興奮状態が引き起こされる。

  • アンドロゲン

    • アンドロゲンは、一般に「男性ホルモン」と呼ばれるホルモンの総称です。最も代表的なアンドロゲンはテストステロンで、男性生殖器の発育、精子形成、筋肉や骨の成長、そして男性の二次性徴(声変わり、体毛の発達など)を促進します。

    • 女性にも少量のアンドロゲンが分泌され、骨の健康維持や筋肉の発達に関与します。

エストロゲンとプロゲステロン

  • エストロゲンは、主に卵巣から分泌され、女性の生殖器の発達、月経周期の調整、妊娠の準備を担います。また、骨密度の維持や心血管系の健康にも影響を与えます。

  • プロゲステロンは、エストロゲンとともに働き、子宮内膜を妊娠可能な状態に整え、妊娠の維持をサポートします。また、乳腺の発育を促し、妊娠中に乳汁の分泌を促進します。

インスリンとグルカゴン

  • インスリン: 膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を低下させます。食後に分泌が増加し、エネルギーの貯蔵を促進します。インスリンの欠乏や作用不全は糖尿病を引き起こします。

  • グルカゴン: ランゲルハンス島のα細胞から分泌され、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンを分解し、血糖値を上昇させます。空腹時や低血糖状態のときに分泌が増加し、エネルギー供給を確保します。

副腎髄質ホルモン(アドレナリンとノルアドレナリン)

  • アドレナリン: ストレスや危険を感じた際に分泌されるホルモンで、心拍数を増加させ、血糖値を上昇させ、体を「戦うか逃げるか」反応に備えます。また、気管支を拡張させて呼吸を楽にします。

  • ノルアドレナリン: 血管を収縮させて血圧を上昇させ、血流を制御します。アドレナリンとともに、交感神経系を通じてストレス反応を引き起こします。

バソプレシン(抗利尿ホルモン)

  • バソプレシンは、脳の下垂体後葉から分泌され、腎臓での水分再吸収を促進します。このホルモンは体内の水分バランスを維持し、血液の浸透圧が上がったときに分泌が増加します。バソプレシンの作用により、尿量が減少し、体内の水分が保持されます。

オキシトシン

  • オキシトシンは、分娩時に子宮の収縮を促し、出産を助けるホルモンです。さらに、授乳期に乳腺を刺激して乳汁を射出させる作用も持っています。また、愛情や信頼感を高める「絆のホルモン」としても知られており、社会的な絆の形成や母子の結びつきを強化する役割を果たします。

副腎皮質ホルモン

  • アルドステロン: 副腎皮質の球状帯から分泌され、腎臓の遠位尿細管でナトリウムを再吸収し、カリウムを排出します。ナトリウムの再吸収により水分が体内に保持され、血液量と血圧が維持されます。

  • コルチゾール: 副腎皮質の束状帯から分泌され、ストレスに対する体の反応を調整します。糖質、脂肪、タンパク質の代謝を促進し、血糖値を上昇させる作用があり、炎症や免疫反応を抑制する役割も持っています。コルチゾールの過剰分泌や欠乏は、免疫機能や代謝に悪影響を与えることがあります。




問題

  1. 泌尿系は左右の __________ 、左右の尿管、膀胱、尿道からなる。

  2. 腎臓は第 __________ 胸椎から第 __________ 腰椎の高さにある。

  3. 腎臓は抗利尿ホルモン(ADH)の標的臓器であり、遠位尿細管や集合管に作用し水の透過性を高め、尿の __________ に関係する。

  4. 尿管の長さは ____________________ センチである。

  5. 尿管は三か所生理的狭窄部位がある。(腎盂尿管移行部、 __________ 動脈・静脈交差部、膀胱壁内部)

  6. 尿道は男性は ____________________ cm、女性は ____________________ cmである。

  7. 膀胱壁は __________ 、筋層、外膜の3つの層からなる。

  8. 膀胱に分布する主幹動脈は __________ からの膀胱動脈である。

  9. 健康成人の1日の尿量は ____________________ mLが正常範囲であり、通常は __________ L前後である。

  10. 前立腺の前面には __________ があり、後面は直腸に接する。

  11. 子宮内膜は、卵巣から分泌される __________ によって増殖し、厚くなる。

  12. 排卵後は、黄体から分泌される __________ の作用も加わって受精卵が着床しやすい状態に変化する。

  13. 細胞や組織が物質を分泌する形態には、 ____________________ がある。

  14. ホルモンは標的臓器に働きかけて作用を発揮するが、標的臓器から分泌された物質が元のホルモンの分泌を調節する仕組みを __________ 機構という。

  15. __________ 機構によって生体の恒常性がきめ細かに調節されている。

  16. 身体の成長、脂肪の動員、ブドウ糖消費の抑制を司るのは __________ ホルモンである。

  17. 甲状腺の成長と機能を刺激し、甲状腺ホルモンの生成、分泌を高めるのは __________ ホルモンである。

  18. 副腎皮質の栄養と発育を支配し、副腎皮質ホルモンの分泌を促進するのは __________ ホルモンである。

  19. 卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの2種類があるのは __________ ホルモンである。

  20. 乳汁分泌と妊娠中の乳房発育を促すのは __________ ホルモンである。

  21. 内分泌腺から分泌される物質を __________ といい、これを産生する腺細胞を __________ 腺、内分泌腺が集合し、1つの器官を形成しているものを __________ という。

  22. 性腺刺激ホルモンは卵胞刺激ホルモン(FSH)と __________ ホルモン(LH)の2種類がある。

  23. 体内の水分保持に強い作用を有し、腎尿細管での水の再吸収を促進する。 __________ とも呼ばれるのは抗利尿ホルモンである。

  24. 周期的な子宮筋の収縮を起こし分娩に関与するホルモンで、授乳期の乳汁の射出を促進する作用もあるのは __________ である。

  25. 下垂体後葉ホルモンには抗利尿ホルモン、 __________ がある。

  26. 抗利尿ホルモン(ADH)は体内の水分保持に強い作用を有し、腎尿細管での水の再吸収を促進する。ADHを静脈内投与すると血管 __________ 筋細胞を収縮させ血圧を上昇させる。バソプレシンとも呼ばれる。

  27. 甲状腺ホルモンは __________ を材料にして生成されるホルモンで、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)などが代表である。

  28. 甲状腺ホルモンは脳機能維持に重要で、機能低下で、無気力、記憶力低下が生じ、機能亢進で __________ 反応性亢進、不眠などが生じる。

  29. 副腎皮質で分泌されるホルモンを総称して __________ という。

  30. 腎尿細管に作用しナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進するのは __________ である。

  31. 心機能促進作用と末梢血管収縮の作用を併せ持ち、血糖値を上昇させる作用も有しているのは __________ である。

  32. 末梢血管収縮による血圧上昇作用が強いのは __________ である。

  33. 甲状腺ホルモンは神経幹細胞増殖や分化、軸索伸展、ニューロン樹状突起の形成、 __________ の形成、シナプス形成、ミエリン形成などに関与する。

  34. アルドステロンとは電解質代謝にかかわる __________ コルチコイド(鉱質コルチコイド)の代表である。

  35. コルチゾールは糖質代謝を調節し、蛋白質、脂肪代謝、さらには電解質、免疫系、 __________ の代謝にも影響を与える。

  36. アンドロゲンとは、 __________ ホルモンと知られている男性生殖器の発育および機能を促進し、男性2次性徴を発現させる作用をもつ物質の総称である。

  37. アドレナリンは、心機能促進作用と末梢血管収縮の作用を併せもつ。また __________ を上昇させる作用も有している。

  38. インスリンは、血液中のブドウ糖や脂肪酸を細胞内に取り込ませる作用があり、血糖値を __________ させる。

  39. グルカゴンは、肝臓のグリコーゲンを分解させて血糖値を __________ させる。

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解答

  1. 泌尿系は左右の腎臓、左右の尿管、膀胱、尿道からなる。

  2. 腎臓は第12胸椎から第3腰椎の高さにある。

  3. 腎臓は抗利尿ホルモン(ADH)の標的臓器であり、遠位尿細管や集合管に作用し水の透過性を高め、尿の濃縮に関係する。

  4. 尿管の長さは2528センチである。

  5. 尿管は三か所生理的狭窄部位がある。(腎盂尿管移行部、総腸骨動脈・静脈交差部、膀胱壁内部)

  6. 尿道は男性は1618cm、女性は34cmである。

  7. 膀胱壁は粘膜、筋層、外膜の3つの層からなる。

  8. 膀胱に分布する主幹動脈は内腸骨動脈からの膀胱動脈である。

  9. 健康成人の1日の尿量は5002000mLが正常範囲であり、通常は1.5L前後である。

  10. 前立腺の前面には恥骨結合があり、後面は直腸に接する。

  11. 子宮内膜は、卵巣から分泌されるエストロゲンによって増殖し、厚くなる。

  12. 排卵後は、黄体から分泌されるプロゲステロンの作用も加わって受精卵が着床しやすい状態に変化する。

  13. 細胞や組織が物質を分泌する形態には、外分泌内分泌がある。

  14. ホルモンは標的臓器に働きかけて作用を発揮するが、標的臓器から分泌された物質が元のホルモンの分泌を調節する仕組みをフィードバック機構という。

  15. フィードバック機構によって生体の恒常性がきめ細かに調節されている。

  16. 身体の成長、脂肪の動員、ブドウ糖消費の抑制を司るのは成長ホルモンである。

  17. 甲状腺の成長と機能を刺激し、甲状腺ホルモンの生成、分泌を高めるのは甲状腺刺激ホルモンである。

  18. 副腎皮質の栄養と発育を支配し、副腎皮質ホルモンの分泌を促進するのは副腎皮質刺激ホルモンである。

  19. 卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの2種類があるのは性腺刺激ホルモンである。

  20. 乳汁分泌と妊娠中の乳房発育を促すのは乳汁分泌ホルモンである。

  21. 内分泌腺から分泌される物質をホルモンといい、これを産生する腺細胞を内分泌腺、内分泌腺が集合し、1つの器官を形成しているものを内分泌器官という。

  22. 性腺刺激ホルモンは卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の2種類がある。

  23. 体内の水分保持に強い作用を有し、腎尿細管での水の再吸収を促進する。バソプレシンとも呼ばれるのは抗利尿ホルモンである。

  24. 周期的な子宮筋の収縮を起こし分娩に関与するホルモンで、授乳期の乳汁の射出を促進する作用もあるのはオキシトシンである。

  25. 下垂体後葉ホルモンには抗利尿ホルモン、オキシトシンがある。

  26. 抗利尿ホルモン(ADH)は体内の水分保持に強い作用を有し、腎尿細管での水の再吸収を促進する。ADHを静脈内投与すると血管平滑筋細胞を収縮させ血圧を上昇させる。バソプレシンとも呼ばれる。

  27. 甲状腺ホルモンはヨードを材料にして生成されるホルモンで、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)などが代表である。

  28. 甲状腺ホルモンは脳機能維持に重要で、機能低下で、無気力、記憶力低下が生じ、機能亢進で被刺激反応性亢進、不眠などが生じる。

  29. 副腎皮質で分泌されるホルモンを総称してコルチコイドという。

  30. 腎尿細管に作用しナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進するのはアルドステロンである。

  31. 心機能促進作用と末梢血管収縮の作用を併せ持ち、血糖値を上昇させる作用も有しているのはアドレナリンである。

  32. 末梢血管収縮による血圧上昇作用が強いのはノルアドレナリンである。

  33. 甲状腺ホルモンは神経幹細胞増殖や分化、軸索伸展、ニューロン樹状突起の形成、シナプスの形成、ミエリン形成などに関与する。

  34. アルドステロンとは電解質代謝にかかわるミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)の代表である。

  35. コルチゾールは糖質代謝を調節し、蛋白質、脂肪代謝、さらには電解質、免疫系、の代謝にも影響を与える。

  36. アンドロゲンとは、男性ホルモンと知られている男性生殖器の発育および機能を促進し、男性2次性徴を発現させる作用をもつ物質の総称である。

  37. アドレナリンは、心機能促進作用と末梢血管収縮の作用を併せもつ。また血糖値を上昇させる作用も有している。

  38. インスリンは、血液中のブドウ糖や脂肪酸を細胞内に取り込ませる作用があり、血糖値を低下させる。

  39. グルカゴンは、肝臓のグリコーゲンを分解させて血糖値を上昇させる。



練習問題

問題 1

泌尿系に含まれない臓器はどれですか?
A) 腎臓
B) 尿管
C) 膀胱
D) 尿道
E) 胆嚢

答え: E) 胆嚢


問題 2

腎臓はどの高さにありますか?
A) 第5胸椎から第7胸椎
B) 第8胸椎から第10胸椎
C) 第12胸椎から第3腰椎
D) 第2腰椎から第4腰椎
E) 第5腰椎から仙骨

答え: C) 第12胸椎から第3腰椎


問題 3

抗利尿ホルモン(ADH)が作用する腎臓の部位はどれですか?
A) ボウマン嚢
B) 近位尿細管
C) 遠位尿細管
D) 糸球体
E) ネフロン基底膜

答え: C) 遠位尿細管


問題 4

尿管の長さはどれくらいですか?
A) 10〜12cm
B) 15〜18cm
C) 20〜22cm
D) 25〜28cm
E) 30〜32cm

答え: D) 25〜28cm


問題 5

男性の尿道の長さはどれですか?
A) 8〜10cm
B) 10〜12cm
C) 12〜14cm
D) 14〜16cm
E) 16〜18cm

答え: E) 16〜18cm


問題 6

膀胱に分布する主幹動脈はどれですか?
A) 大動脈
B) 内腸骨動脈
C) 肝動脈
D) 腎動脈
E) 総頸動脈

答え: B) 内腸骨動脈


問題 7

健康成人の1日の尿量の正常範囲はどれですか?
A) 100〜500mL
B) 500〜1000mL
C) 500〜2000mL
D) 2000〜3000mL
E) 3000〜4000mL

答え: C) 500〜2000mL


問題 8

子宮内膜の増殖に関与するホルモンはどれですか?
A) プロゲステロン
B) エストロゲン
C) テストステロン
D) インスリン
E) ガストリン

答え: B) エストロゲン


問題 9

排卵後、受精卵が着床しやすい状態に変化させるホルモンはどれですか?
A) エストロゲン
B) プロゲステロン
C) オキシトシン
D) インスリン
E) テストステロン

答え: B) プロゲステロン


問題 10

ホルモンの分泌を調節する仕組みを何と呼びますか?
A) 前向き調節
B) 後向き調節
C) フィードフォワード
D) フィードバック
E) ホメオスタシス

答え: D) フィードバック


問題 11

成長ホルモンの主な役割はどれですか?
A) 筋肉の弛緩
B) 脂肪の分解
C) ブドウ糖消費の促進
D) 体内の水分保持
E) 骨の成長促進

答え: E) 骨の成長促進


問題 12

甲状腺ホルモンの分泌を促進するホルモンはどれですか?
A) 副腎皮質刺激ホルモン
B) 性腺刺激ホルモン
C) 甲状腺刺激ホルモン
D) 成長ホルモン
E) プロラクチン

答え: C) 甲状腺刺激ホルモン


問題 13

卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の2種類があるホルモンはどれですか?
A) 副腎皮質刺激ホルモン
B) 性腺刺激ホルモン
C) 成長ホルモン
D) 甲状腺刺激ホルモン
E) 乳汁分泌ホルモン

答え: B) 性腺刺激ホルモン


問題 14

内分泌腺から分泌される物質はどれですか?
A) 酵素
B) 電解質
C) ホルモン
D) リンパ液
E) 血液

答え: C) ホルモン


問題 15

水分保持を促進し、腎尿細管での水の再吸収を促すホルモンはどれですか?
A) アドレナリン
B) インスリン
C) 抗利尿ホルモン(ADH)
D) 甲状腺ホルモン
E) セロトニン

答え: C) 抗利尿ホルモン(ADH)


問題 16

授乳期の乳汁の射出を促進し、分娩に関与するホルモンはどれですか?
A) プロゲステロン
B) エストロゲン
C) オキシトシン
D) インスリン
E) テストステロン

答え: C) オキシトシン


問題 17

甲状腺ホルモンの生成に必要な物質はどれですか?
A) ヨウ素
B) カルシウム
C) カリウム
D) ナトリウム
E) マグネシウム

答え: A) ヨウ素


問題 18

甲状腺ホルモンの機能低下で生じる症状はどれですか?
A) 無気力
B) 不眠
C) 多動
D) 心拍数増加
E) 血糖値上昇

答え: A) 無気力


問題 19

腎尿細管に作用し、ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進するホルモンはどれですか?
A) インスリン
B) アドレナリン
C) アルドステロン
D) コルチゾール
E) オキシトシン

答え: C) アルドステロン


問題 20

血糖値を上昇させるホルモンはどれですか?
A) インスリン
B) グルカゴン
C) オキシトシン
D) プロゲステロン
E) 成長ホルモン

答え: B) グルカゴン

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「聴いて学ぶ」救急救命士標準テキスト

11_泌尿器・内分泌
 ①音声解説
 ②聞き流し1問1答

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