魔女(から)の鉄槌
最新Youtubeを公開しました。今回から少し趣向を変え、最新動画の裏話や未公開の画像も添えたハイライト(ここまで無料)と、動画でご紹介した「魔女(から)の鉄槌」Tシャツを作るに至った、宇宙子の頭の中を綴りました。
動画のシーンの伏線回収や、このシーンってこうゆう事?笑 と言う意味がより分かって2度楽しめるかもしれません(笑)
オスタラ種まき後の魔女畑
今日は、オスタラ種まき後の魔女畑から。魔女の暦「Wheel of the Year」がベルテーンに向かう頃、初夏に向けた「成長」のエネルギーが活気づき、野草や雑草たちも元気になってきました。今回の動画は、この季節の魔女畑のように、軽快なリズムでスタート。
魔女畑や魔女山で、日々自然と共生していると、季節や星の巡りによって移りゆく、植物たちの声、木々の生命力、生と死の循環と言ったものを、泥臭く肌で感じるようになるので、感覚が研ぎ澄まされます。
動画冒頭のカエルちゃん。後で伏線回収する事になりますが、皆さんお気づきになりましたでしょうか?
防犯カメラに映り込んだ犯罪者w
マイティ・ソー(雷の神さま)のハンマーを手に入れた、魔女でした。
こちらも後からしっかり伏線回収します。
気持ち新たに、自作した魔女畑の看板を
死にゆく星の心臓で作られたマイティー・ソーのハンマーで、アベンジャーズ風に看板を打ち付けたら
一発目で破壊しました。魔女の鉄槌(ハンマー)は、とてつも無い破壊力です。
何がしたいのか意味がわかりませんが、魔女畑の看板が完成。
魔女畑では、食糧難に備え、自生する食べれる野草や、ドイツの哲学者シュタイナーのバイオダイナミック自然農法を取り入れた野菜や果樹を育て、極力自給自足の生活に挑戦していますが、
「3年越しのアスパラ」がニョロニョロに!
今日食べる分だけを収穫して、自然と共に生き、共に育む豊かさよ。
動画では未公開ですが、オスタラの種蒔きでは、サターントマトとか、黒船(ナス)とか、強そうな魔女野菜を植えました(笑)
驚いたのは、植え付けの季節を完全に無視して、インボルク以前に植えていた、芽が出て食べられなくなったじゃがいも。冬の間、地上に芽が出てこなかったので、そのまま放置していたのですが、
オスタラからベルテーンにかけて一気に成長しました!じゃがいもって強い!!雑草と一緒にグングン成長しています。ちなみにこの雑草も、スギナ(つくしのお母さん)と言う野草で、乾燥させて野草茶に出来ます。魔女畑の野草採集が、日々の楽しみです。
玉ねぎも元気に育っています。
毎年香り豊かに実らせていたおじいちゃんの柚子の木が、ついに寿命を迎えました。自然に循環するべく、解体し、鉱石を砕き、パンジーちゃんで殺ってしまい蘇生出来なかったカエル🐸を加え(来た!伏線回収その1)、
大釜で焚き火🔥しながら灰にするRitual(儀式)を。
魔女畑全体にサークル(魔法円)を閉じ、この地を大切に育んできた亡き祖父や祖母、母と、日中堂々と境界線を越え、当たり前にこの土地で祈りを捧げられる喜び🦹🏻♀️🔥 (奥にあるのは、亡きおじいちゃんのみかんの木)
焚き火の儀式で魔法の粉にしたカエル入りの灰は、世代交代でバトンを受け継いだ宇宙子が新たに植樹する、山菜の樹の養分に。
祖父母もきっとこんな気持ちで、みかんの樹を植えたのだろう。
与えられたもの。今度は私が、未来へ与えられる様に。
祖父母の願いが、自然のサイクルを循環する養分となり、新たな成長を促してくれる事を祈って。
新しく植えた柚子の木に、風が通り抜ける。
「ベルテーン」の準備
夏の到来と作物の成長を祝うサバト、ベルテーン(五月祭)の準備をしていきます。ベルテーンは、前回のオスタラ(春分)で出会った君主(太陽神・男神)と貴婦人(女神)の結婚を祝うサバト。
ベルテーンは結婚式を行うのにふさわしい日とされ、この日に結婚式を行う魔女やペイガンも多いです。8つあるサバトの中で、ベルテーンは成長や豊穣の意味合いが強いサバトになります。
現在ご予約受付中のベルテーンサバトの魔女術WSで実践するWitchcraftは、それぞれご自宅のAltar(祭壇)用に、天と地を繋ぐベルテーンの聖なる柱「Maypole」をウィッチクラフトします。
5月の柱とも呼ばれる「Maypole」は、山から伐り出してきた木に飾りを施し、村や町の広場に立てる儀式のことで、樹木には農作物を育てる力が宿るという民俗信仰に根ざす、ケルトの習慣です。
ベルテーンのお祭りでは、柱の上部から色とりどりのリボンを伸ばし、柱の周囲に輪になった人々がそのリボンを引っ張りながら踊り、決められたとおりに動くことで、リボンを編みながらきれいに柱へと巻きつけていく。
魔女術WSでは、成長を促進させるベルテーンのテーマに合わせて、それぞれご自身の男神と女神と繋がっていく深い霊的体験をして頂きますが、自身の男神と女神の「バランス」が整った方から、内なる男神(太陽神)と女神の結婚をお祝いする花冠を作ります。
天候によって未確定な所はありますが最後にみんなでひとつの「Maypole」のリボンを編んでいくメイポールダンスを、ささやかながら体験して頂こうかしらと思っております。魔女畑かアトリエで。雨天でも動けるように準備中。
本当の「ものづくり」は、無から創造する事だと思う宇宙子。
イギリスに住んでいた頃は、渋谷の東急ハンズのように、行けば何でも揃ってる場所や、24時間営業しているコンビニは無く、
何かを作る時には、金物屋や文房具屋、ペーパーショップ、生地屋さんと、一軒一軒、足を使って歩き回ったもの。ファッションデザインの課題で、蛇口専門店にも行った事があります。笑
限られた体力と、お金と、時間と。だからこそ思考を凝らし、クリエイティビティが磨かれるのだと、自身の体験からはそんな風に思う。
今回の魔女術WSでWitchcraftするそれぞれの祭壇用のメイポールもそうですし、皆で体験を共有出来ればと作った大きなメイポールもそう。
Maypoleだけなら魔女山でした方が「っぽい」見栄えに出来るかもしれないけれど、魔女術WSはフェスでは無い「深い体験」ありきで、アトリエ魔女の家をベースメントに開催しているものだから、
外での開催で、途中必要になるお手洗いまでの移動距離や、天候などの検討が、初めからテーブルの上にあった状態で、企画したものではありません。
足元の悪い中、お洋服や履物が汚れたりで体験できない人が出てこないだろうか、みんなのペースを見て忙しなくならないだろうか、また、雨でも晴れでも対応できるようにと、色々思考を凝らし形にしたものです。だから派手な大花火では無いけれど、ささやかながらとお伝えしたのは、
しばりのある条件の中で、今、私にできる最大限のものを、みんなの事を想って創ったと言う事実だけ。自分で思考し、自分で動き、誰かを/自分を想って、自分の手で創り上げていく事の大変さと、「無い」を形にすること・場を作ることの豊かさ。
お金を目的にしていたら、ここまではしないと思う。本当にお金じゃ無いんだな、私は。
そんなこんなでMaypoleを創り、実際に自然の中で完成の絵をイメージしていた時、「面白い動きをする、これ撮影の小道具に使えそうだな」と(笑)アイデアが。
ベルテーンは、ネオペイガニズムの色が濃く出るので、宇宙子が開催する年間サバトでは、最もラブリーな映え方をするかも知れませんw アトリエを装飾するお花は、WS当日の会場をお楽しみに。
と言う事で、ベルテーンの魔女術WSサバトは、5月4日、5日。GWは、魔女と一緒に狂クル!皆んなでミッドサマーしよう。笑 (そろそろ滑り込み族たちが、動き出す頃^^)
【期間限定】ワルプルギスの夜~ 「魔女(から)の鉄槌」Tシャツについて
魔女たちのサバト「ベルテーン」と言えば、その前夜に行われる「ワルプルギスの夜」。ドイツの魔女たちはブロッケン山に集い、彼らの神々とお祭り騒ぎをする。
1486年にクラーマーによって書かれた、『魔女に与える鉄槌(Malleus Maleficarum)』。
黒魔術、魔女狩り、魔女裁判の心得。
政治が宗教を使って、民衆を統率する。当時、キリスト教の弾圧により、異端や邪悪の根源として自由信仰の女性をターゲットにした、中世で最も有名な魔女狩りのハンドブック(魔女教書)『魔女に与える鉄槌(Malleus Maleficarum)』は、血塗られた魔女狩りの時代を築きました。
「ワルプルギスの夜」は、魔女魔術への戦いとして信仰され、ヨーロッパでは、悪魔と通じると信じられていた魔女や悪霊を追い払うために、この日に火を焚く風習が残っています。
一方で「ワルプルギスの夜」は、キリスト教以前のゲルマンやケルトの民間信仰、古代より5月を祝う伝統的な「ベルテーン(Beltane)」のお祭り(5月祭)と結びついています。
時代が変わり、
ファシズムや男性資本主義による「血塗られた魔女狩りの時代」から、フェミニストが支持される新たな時代へ、ワルプルギスの夜の意味も変わったのだろうと思います。
時代の大きな変わり目に、女性たちが力強く立ち上がり、
これからの新しい時代を’、わたしたち’が築いていくのだと言う決意を、『魔女(から)の鉄槌』Tシャツにしました。(ようやくハンマーを伏線回収。笑)
『魔女に与える鉄槌(Malleus Maleficarum)』ならぬ、『魔女(から)の鉄槌』。笑
デザインしたタイポグラフィーは、本家の書を皮肉ってラテン語にしました。
「魔女」を意味する「malefica」の文字の方には、
文字自体に魔力が宿るルーンの古代呪術文字で、「勝利」を意味する「ティール(↑)」に祈りを込めました。
【WORK SHOP】古代呪術文字ルーンの基礎知識+オリジナルルーン占いチップ作り
フェミニストな’わたしたち’は、支配と抑圧のファシズムに屈しない。
’わたしたち’ひとりひとりが、変えていくんだ。
そんな決意を表明したMalleus ex Malefica -『魔女(から)の鉄槌』Tシャツです。
魔女畑に、魔女山にと。これからの季節、自然と共に生きる魔女たちのリアルライフに、活躍すること間違い無し。
※発売開始日は、4月30日のベルテーン前夜祭、「ワルプルギスの夜」。
※販売期間は、2週間のみです。
『魔女(から)の鉄槌』Tシャツは、「alt」で常に購入できるアイテムでは無いので、販売しているショップのURLが違います。
Instagramなどでリマインドはしようと思いますが、気になる方は、こちらのURLの前でお待ちください。笑
ちなみに私は、魔女畑に魔女山にと、この夏、沢山使う事が予想されますので、サイズ違いでまとめ買いをしました。笑
そ・し・て!
年間の季節のサバトを通して「わたし」を育む魔女術WSも、前半戦の最後です。この人数一人一人と直接向き合えるのは、今だけかもしれないと、ひとつひとつのサバトを、毎回これが最後のつもりで開催しております。
本当に毎回、ここでしか体感できないドラマがある。ひとりひとりが、この物語の主人公になっていく。
Uchuko Channelは、皆と一緒に作っているのだなぁと感じます。人と人を繋ぐ、現代魔女のご縁のサークル(魔法円)。
今回の動画でご紹介したベルテーンの魔女術WSサバトは、5月4日、5日の週末と、GWですので交通機関の混雑が予想されます。ご予約はお早めに。
魔女(から)の鉄槌
さて、何故「魔女(から)の鉄槌」Tシャツを作ったか?ですが、前回の動画でも触れたように、私は常々、日本のスピリチュアルのビジネス臭に嫌気が差しておりました。
魔女や魔法と言う言葉を使って、何故かダサいクオリティのアウトプットになってしまう事も、どこか「ズレ」や「違和感」を感じますし、詭弁を並べたところで結局ビジネスでやってるんですね、と言うのが垣間見えると、途端に萎えてしまう。
美味しいところだけ掻い摘んでいる人たちは、する事も浅い。(深みが無い)
ふんわり綺麗なところだけ見せている。要はただの嘘つきじゃん笑、と、この魔女は想ってしまう訳ですね。
それぞれの生活があるのも分かりますし、それは私も同じなのですが、私が気になっているのは、恐らく、
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