不動産賃貸業の先の「志」は?【たとえば、LGBT専門大家を目指すという理念では、安直な気もする…】

常にアウティングのおそれを抱える、埋没系のトランスジェンダーにとって、経済的独立は大事な支えとなります。

いつでも仕事をやめられる状態、というステータスですね。
それを達成するには、どんなビジネスでもいいのですが、やはり不動産は失敗が少なく、かつ、割と誰でもできるものだと思われます。

しかし、経済的自立ばかり考えていると、「がんばってるけど、これ、結局は自分のためなんだよなあ⋯」という、虚しさを感じることがあります。 

もちろん、入居者さんや工事業者さんや不動産屋さんにお金は回しています。
たくさん納税もします。
しかし、それも含めて、結局は自分の生存活動のため。

お金の切れ目は、縁の切れ目。


そういうところにつまらなさを感じるときがあります。

その先の理念が欲しい。

しかし、かといって、外国人、あるいはLGBT専門大家を目指すのも、安直な気がします。

本当は、「無償の」商品提供、みたいなのができればいいんですけどね苦笑

もちろん、広告とかスポンサーに頼るという方法もあるかとは思いますが。


そういう意味で、福祉国家や宗教団体は、福祉活動をシステムの中に持っているので、意図はなんにせよ、立派な存在だと思います

無償のgiveですね。

生活保護、ワクフ、お布施、悲田院、その他もろもろ。


この種の悩みは、「早く経済的自立を成し遂げてから悩め」、とは思うんですが苦笑

とはいえ、「その先」すなわち「夢」あるいは「志」というのがあると、生きていけそうな気もするものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?