上野「イスラーム王朝とムスリムの世界展」 マンスール解剖書
上野の東京国立博物館で開催中の「イスラーム王朝とムスリムの世界展」に行ってきました。
トランス関係のは(もちろん?)ありませんでした。
あえていうなら、気になったのは人体図ですね。
『マンスール解剖書』写本。16世紀サファヴィー朝イラン。
絶賛、ユナニ医学の四大元素説を勉強中ですので…
『マンスール解剖書』こと『マンスールのための医学の書』は、バグダードとライーで活動したアル・ラージー(d.925 ラテン名ラーゼス)の書。
ライーの総督のマンスール・イブン・イシャク(d.914-15)に捧げられた『マンスールのための医学の書』である。同書は10巻からなり、1-6巻は理論的な側面の解説で、食餌、衛生、解剖、生理、一般病理、薬学がそれぞれの章で論じられ、7-10巻は実践的な側面で、診断、治療、個別の病理、外科が論じられている。この書物は、のちのアラブ・イスラーム世界の医師たちによって大いに利用されただけでなく、ラテン・キリスト教世界にも大きな影響を与えた。(下記ページより引用)
左:『マンスール解剖書』写本(No.99), 右:解剖学用人形1838-39イラン(No. 100)
茶器の綺麗さはさすがです。
予約制でしたが、人はそこそこいました。
乃木坂46の日本画の方には行きませんでした。
昔はいろいろな美術とかもじっくり見たものですが、もう自分の使命というか、そういうものに関わらないものは、時間がもったいなく思います。20歳と30歳の違い。
大谷探検隊のシルクロード美術の本を買い、帰りました。
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