底辺大学生(23)ひきこもるのに飽きました。

タイトルのとおりです。

私は東京の片隅で、こんな真夏なのに布団をかぶって引きこもっている。一応大学生。地元のみんなはそれぞれ就職したのに自分だけ毎日14時くらいに起きる。どうにか「人間、上手くやってますよ!」ってアピールをしたくて無駄に自炊を頑張ってみたり、創作活動をしてみたり。でも通話で話した時に就職だとか結婚だとか…そんな現実的な問題を話し合えないからまた自分が社会からかけ離れた怪物のように思える。苛々して暴飲暴食をした後に、Youtubeを見て寝る。以下ループ。

そもそも、私は大学に入るまでひきこもりなんてなったことはなかったのです。中学は学級委員長をやってみたり、高校では大好きな部活に打ち込んで、登校するのが楽しみで楽しみで仕方なかった。だけどどうして大学に入った途端こうなってしまったんでしょう?自分の中のぐうたらでだめだめな部分が、一人になったと同時に露呈してしまったというわけです。おかげさまでキラキラしている高校生時代の友人のインスタグラムを直視できない大人になりました。

ひきこもりになるまでにも様々な経緯がありました。ここでは深くとりあげることはしませんが、本当に色々ありました。でもふと思ったんです。どうしても親元から離れて一人になりたくて、安いからと言って飛び込んだ、シェアハウスのぼろい天井を見つめながらふと

「あ、もうひきこもるの飽きたな」

そう思いました。毎日毎日惰眠をむさぼって、身分に不釣り合いな自炊のご飯を写真に撮ってみて。つまらないなぁ…と思いました。なんといっても、これからの人生のルートがなんにもみえず真っ暗なのが本当に怖くなってしまったのです。ビビりなくせに怖い話をひとりで見てしまった晩に、むりやり入ったお風呂の背中がぞぞぞと寒くなるような。カーテンの隙間がやけに気になってしまうような。きっと私はプロのニートにはなれないのだと思います。いくら「これは心の休憩の為だから」なんて言い聞かせてネトフリを見て居ても、そうやって後ろめたさが付きまとって来ます。

なので、どうにか頑張ってひきこもりを辞めようと思います。これを読んだら両親はきっと泣きながら私に怒りの電話をかけ、呆れ、育て方を間違ったのかもしれない……と悲嘆に暮れることでしょう。本当にごめんなさい。でも許してください、私なりに頑張って生きようとしてはいるのです。

さて、とりあえずまずは三日ぶりにお風呂でも入ってこようと思います。


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