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2022 K-POP 楽曲大賞 〜②MV・ダンス・コラボ編〜
続き
【今年のMV】
(G)I-DLE 「Nxde」
いや〜ですよね!と思いながら即決定しました。優勝。
「TOMBOY」があまりにもヒットしたので次どうなるか不安でしたが、期待を期待以上で返すのがアイドゥル。さすがです。
マリリンモンローやマドンナ、バンクシーのオマージュ、サンプリングにはカルメンのハバネラ。インプットとアウトプットが上手すぎてひれ伏します。パロディ系のコンセプトは色彩が高いほど良いので、明度が高くコントラストがはっきりしたこの映像が大変好みです。
事務所の反対を押し切って名付けたタイトル名の「Nxde」には、検索で露出写真の代わりに自分たちの曲が出てくるように検索欄を浄化する目的もあったようで。どこでも聡明で秀逸なソヨンには頭が上がりません。
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このプロモーションのために全員ブロンドヘアを提案したソヨン。当初長らく黒髪を貫いているシュファは応じないと予想して別案も考えていたみたいですが、ソヨンの提案をすんなり受け入れたようでメンバーのソヨンに対する信頼の厚さがよく分かります。対してシュファは「私が決めたことだから、誰かに強要されたんじゃない。」と。かっこいいね。
今シーズンはY2Kの流行も影響してかヨジャドルでも暗髪が流行りのようですが、年末授賞式シーズンまでこのスタイルを貫くアイドゥルが一番映えていましたね。美人はハイトーンほど良いのよ。
NewJeans 「Ditto」
1/2のミニアルバム発売に先駆けて先行公開された「Ditto」のMV質感があの頃のミンヒジンぽさをより感じてしまい、懐古脳になってしまいました。
メンバー5人とヒスという女の子の物語。ヒスはビデオカメラを持って5人を撮影し思い出を残します。side Aを見る限りヒスは5人だけが見えている偶像なのではと思うのですが、実はその逆で5人がヒスの偶像だったとside BのMVで答えを回収していく流れなんですよね。現実を取り戻した時にはもう5人はいなくて、本当に彼女のイマジナリーフレンドだったと実感する。このヒスという女の子がNewJeansファンという見立てもネット上ではあるようですが、さまざまな考察が飛んでいて久しぶりに新鮮な気持ちでMV考察を楽しむことができました。Red VelvetやLOONAを通ってきている私にとっては、もうたまらん話題なわけです。
そして、ちょうどこの記事執筆中にMV内のヒスが撮影した映像を投稿したアカウントが誕生していました。また粋なことするよね.....そんなのズルい、どこまでもファンを引き込む、痒いところに手が届くが過ぎる。
一番最初の動画に付けられた「19981223」は1998年12月23日を指すと思いますが、時代設定のもハァ...とため息が出るほど揺さぶりが上手すぎますね。駆け引きされている気持ちになる。
音源の方も前回を上回るリリース2時間でメロンチャート1位、1週間で国内チャートパーフェクトオールキルの成績。プレリリでこの勢いだと本カムバどうなってしまうのか。1/2かなり楽しみですね。
【今年のコレオグラファー】
TAEYOUNG × BADA LEE 「ZOO」
今年最も再生したダンプラ。
「ZOO」が初披露されてからまだ1年。びっくりですね。なんと貫禄のある曲なんでしょう。
当初このダンプラ映像はテヨンの個人インスタに投稿されるのみでYouTubeにはなかなか上がらなかったのですが、今年の夏「SMP Floor」というSMアイドルのダンプラやダンスチームが作ったダンスコレオ専用YouTubeアカウントが出来てから、ようやく高画質で見れるようになりました。既にインスタ動画で低画質にモヤりながらも大量再生していたので、大変ありがたい。
ZOOのコレオグラファーは我がNCTセンターのテヨンと、NCTやaespaでお馴染みSM御用達コレオグラファーBada Lee先生。
もちろんステージ動画も良いです。ラスサビのジゼルを囲むシーン、捕食者と獲物ぽさがあって良い。組み合わせメンバーもピッタリです。
BTS 「Run BTS」
BTSにゴリゴリ踊るイメージないな〜という新規一般層の声を打ち破ってくれましたね。
正直「Run BTS」に関しては音源のみだと単調的に聴こえてしまいあまり好んでいなかったのですが、このコレオが付いたステージを見てからかなり印象が変わりました。現場で聴くと100倍良かった、なんてオタクあるあるでしょ?ステージ効果って凄い。今年はそういう経験がたくさんあったのが大変良い収穫でした。
既に5000万回ほど再生されているこの動画。公開が11月だったのでわずか2ヶ月ほどでこの再生数は、バンタンのダンプラ動画の中でもかなり早いスピードです。それほど需要が高かったという証拠ですね。チャレンジも後々公開されましたし、アイドル内でもカバーが増えました。チャレンジで使われているhook部分の振付はRIEHATA先生。
まるでデビュー時や学校3部作を彷彿とさせる、ヒップホップを基盤に置く人たちの初心。原点。「防弾少年団」としての意地やプライド。チャプター1の終止符。そんな彼らの感情が詰まった気合いのダンスステージでした。
【今年のコラボレーション】
Benny blanco, BTS & Snoop dog 「Bad Decision」
単純に楽曲として好きです。
BTSのボーカル4人がベニーブランコとスヌープドッグと豪華コラボレーション。まさかのHIPHOP界の帝王スヌープドッグとBTSがコラボするなんて。毎度スケールの大きさに圧倒されます。
ポップスを煮詰めたような陽気なアップテンポさ。そこに加わるボーカルライン。サビのユニゾンはまとまっていて美しい。そして加わるSnoop dogのヘビーで軽やかなラップ。ドライブソングとしてちょうど良い、アメリカのラジオで流れそうな"ポップスど真ん中"な感じがします。
Crush × jhope 「Rush hour」
Crush除隊後、初のカムバック。めちゃくちゃ楽しみにしてました。除隊のニュース喜んでましたし。待ってましたよ。
と悶々とカムバを楽しみにしていたのですが、そこにまさか j-hope 参加の知らせ。おったまげた。めちゃくちゃびっくりしました。そんな贅沢なコラボあっていいのか。
実は7/14にj-hopeが自身のアルバム発売に引っ提げて、アーティストやダンサーなどの関係者限定でリリースパーティーを開きました。かなり有名どころが参加していて毎秒白目剥きながSNSサーフィンしていましたが、Crushは兵役の関係なのか参加していなかったんですよね。でもj-hopeからCDはプレゼントしていたようで、Crushがインスタに上げていました。この段階でコラボが決まっていたか定かではありませんが、「Rush hour」が9/21リリースなので可能性はありそうだなとは思っています。
オールドスクールに攻めるCrushは珍しい気がしますが、ダンスも加わりストリートミュージックらしく軽快なメロディーに気分が上がりますね。
つい先日Crushのライブにサプライズ参加した様子も動画で上がりました。この2人相性良さそうですよね。またコラボしてほしい。
【今年のカバー】
iKON 「JIKJIN」
iKONの消化力、凄まじい。
もちろん本家TREASUREにはTREASUREの良さがありますが、先輩がこんなかっこよくパフォーマンスしちゃったらもう言葉も出ないよ。
何よりもバビのラップですよね。このYG産のラップが活きることで全体のパフォーマンス力がグンと底上げされると思うのですが、今回もまさにそうだと思います。
事務所の先輩が後輩のカムバPRにバックアップするのはなかなか異例な気がしますが、同じ事務所だからこそ出来る強みだなと思います。上下関係の繋がりはファンに需要が高いコンテンツだと思いますし、どの事務所も表でどんどん交流して欲しいですね。
と書いていましたが、まさに今日全員でYG退所のニュースが流れてきてかなりびっくりしています。ビッベンのこともありますし、今後YGがどうなるのか...。またいろいろと変わりそうな予感。
권애진 「Rush hour」
Monotree 所属の作詞作曲家の권애진さんによる「Rush Hour」のカバーです。インスタにさらっと投稿しており、後にYouTube かSound Cloudに上がったらいいな〜なんて思っていたんですが、結局上がることはなくこのリールのみ。こんな短い動画じゃもったいないと何度思ったことか!
声がいいんですよね。ただの私のツボ。
【今年のSound Cloud】
h4rdy 「hype boy」「 attention」
ごめんなさい。これは完全に贔屓です。すみません。ただの h4rdy ファンなんです。
UK Garage を専門得意とする韓国DJ h4rdy がSound Cloud で出したRemix。h4rdyが関わった音源は絶対ドストライクなので全部チェックしているんですが、NewJeansはかなりお気に入りらしくアルバムがリリースされてすぐにRemixを出していたので即聴いて即お気に入りにしましたね。
この「Attention」テンションブチ上がるから大好き。
Yelloasis × Holymoley!「Cookie」
Yelloasisはバラード寄りのR&Bがメインなので楽曲を聴くことはあんまりないのですが、これは別格ですね〜。Yelloasisの声質が活きてる気がします。サウクラだとこういう質の高いカバーがゴロゴロ落ちているので、サーフィンを辞められない。
ジャケットでクッキー食べてるの可愛いね。
WAKARAN GIRL 「Generation」
UK Garageにアレンジした「Generation」。初めましての方だったので名前からして日本人かなと思ったんですが、SNSを見る限り韓国人のサウンドクリエイターみたいです。二次元界隈で音源作っている方のようです。
さらに深みを増して奥行きが出ています。緩急の付け方もお洒落でバスの効き方も最高。
【今年のライブ】
SM Town in TOKYO
今年はようやく日本でもライブが解禁されて喜ばしい一年でした。
中でもSMTは最高に楽しかった。あのメンバーで、あの曲たちを一斉に聴けるのは後にも先にも今回だけ。3年ぶりのSMT Tokyoは感慨深いです。
とにかくセトリが最強だったんですよね。東京ドームの爆音で聞いたオープニング2曲目の「NEXT LEVEL」ま〜じでヤバかった。あの瞬間だけでアドレナリンどばどば出た。デビュー2年でドーム規模の会場立ったのは初めてなはずなのに、まるでベテラン10年目ですみたいな顔してたエスパたち、レベルが違うぜ...。
NCTの年だったのでユニットも含めてNCTゾーンが全体の4分の1ぐらいを占めていたんですが、コロナで見ることが出来なかった完全体NCT2020を初めて生で見ることができてかなり嬉しかったです。
スジュ兄さんたちのアイドル力は凄まじかった!やっぱり受け継がれる代表曲を持っているグループは違いますね。ベテランながら一番アイドルアイドルして輝いていました。かっこいい!
個人的にはオープニングアクトの3人によるDJがめちゃくちゃ良かったです。約1時間、ドームがクラブになった。あの爆音でEDM大量摂取できたのかなり満たされました。最高だよSMF...。
本編4時間 DJ1時間の計5時間、ほぼ立ちっぱなしでしたが疲れを忘れるほど楽しい瞬間に溢れていて、本当に幸せだった。箱はデカければデカいほど良いと思っている人ですが、ドームで聴く純正SMサウンドは勝ちです。
③に続きます。③と番外編はまた後日!→