F-TALK Vol,9 -極東器楽団来集! 或いはセンチュリーホールで逢いましょう 1991年編-
開場から開演
1991年9月27日、その日はテレビで朝から台風19号の情報ばかりを伝えていました。近付く巨大台風に不安を抱きながら、私は今回のライブ会場である名古屋国際会議場白鳥センチュリーホールへ向かいました。着いたのは午後6時過ぎ、空は重い灰色、吹く風も強くなっていました。それでも人は来ます。たくさん来ます。人混みをかき分けグッズ販売コーナーに目を向けるといきなり今年から作りました『HELIOS SUPER FUSION』ロゴ入りTシャツ&ブルゾン、買うとポスターが付くという。で自分用と土産用計2枚Tシャツを買いました。ブルゾンはねー、買おうか迷っている間に完売しちゃいました。いいけどね、ちっちっ。さて席へ足取り軽く向かえば其処はパラダイス、3列目とチケットにはプリントされていましたがテレビカメラが入る為一列分除けたので実質2列目、目の前に鳴瀬さんの怪しきパーカッションがありまして、今年は何故か鳴瀬さんサイドが多い私。連れのN氏、鳥羽のジャズフェスで知り合ったCASIOPEAファンの方は既に席にいました。同じ時に知り合ったもう一人は開演直前に来ました。因みに開演までの間、ホールにはJIMSAKUの『45℃』が流れていたりしました。-控室からも聞こえるはずですよね。ということはつまり多少“いつか”を期待してもいいのかな、と私は思ったのですが、どうでしょうね?
6時30分+7分にステージ向かって左側より現れましたるは総合司会を務めますT-SQUAREの“コロコロ”和泉さんとCASIOPEAの“デブデブ”向谷さんです。実に2年振り、ということは89年Cheek SUPER FUSION以来のこのコンビ、しかしコンビ名がこの時と逆転している辺りに、リアリティの何とやらといいましょうか。その辺りに結構全トーク中拘っていたのは向谷さんでしたっけ。んで二人はアタマから喋りまくり挙げ句には「45分間くらい僕たちのお喋りをやってオカズに曲をちょこちょこっと入るという」なんて発言も出ましたが、スタッフサイドが許す訳がなく巻きが入りまして、さっそくCASIOPEAの他のメンバーが登場。向谷さんが準備で自身のキーボードへ行った後、和泉さんは暫く立ち位置が近い鳴瀬さんとお喋りしておりました。何でも昨日から皆様名古屋に来ていたそうで、前夜祭の如く午後6時30分頃から手羽先屋で宴会し何のかんのハシゴして終了が午前3時過ぎだったとの事です。「その時スクェアの若い者達が鳴瀬さんに非常にお世話になりまして」そう和泉さんが言うと鳴瀬さん「吞ませてダウンさせようとしたが無理だった」あのね。そーこう話している内に準備が出来まして「エントリーナンバー1番、CASIOPEAの演奏です!」
SIDEーC
ギター:野呂一生 キーボード:向谷実 ベース:鳴瀬喜博 ドラムス:日山正明 (敬称略)
一曲目は『FIGHT MAN』アタマから一斉に客スタンディング、野呂さんと鳴瀬さんの掛け合いはマジで白熱したのでありました。続けて『PASSIONATE VOLTAGE』『THE SKY』へゆきましたが、イヤー音が走る走る、客もノるノる。この3曲でホールの室内温度が上がったと思います。ここでご挨拶のMCが入り「昔はYMOからTMN」とか向谷さん言いながらヘッドセットマイクを付けてハイ旧曲メドレーが始まりました。すっかりお馴染み様になった『DAZZLING』『MISTY LADY』『GALACTIC FUNK』『DOMINO LINE』の4曲を演奏してから再びMC「あの『TRUTH』の後にかかった。凄いですね。フジテレビ」という前振り付で『CYBER ZONE』今日も元気にジャンプする向谷さんでした。怪しいパーカッションコンビ野呂さん鳴瀬さんと日山さんのドラムスに向谷さんのキーボードが入りの4重奏からの、そのまま今回も後方で姿が見えず仕舞の日山さんの力強いソロへといきました。再び3人が入り『AKAPPACHIーISM』へ流れ込み毎度おなじみの長きベースソロへいったのですが、ここで快挙!鳴瀬さんは遂に名古屋のホールクラスのライブで初めてお茶の間乱入をしました! 軽やかにステージを降りるや一斉に沸く観客席を、ベースを弾きながら序でに女子二名様ナンパしつつ客席半周。カメラマン、ライブスタッフは彼を必死で追い掛ける。客の一人が持っていた日の丸扇子を借りベースを弾くというか弦を叩く。でステージに戻っても無理やりスピーカーを超えて端まで行き、客との掛け合い、コール&レスポンスをやりの、締めは足で“AKAPPACHI”君の裏を膝で蹴って弾き(?)終わってからはティンパレスにもたれ肩で息吐いてました、ふりでしょうかな、その割にやりたい放題にみえましたが。更に負けてられない、だったのかは定かではないけど野呂さんも次の『NAVIGATORS』の後奏の時にお茶の間に降りました。よくホール側も許可出ましたなぁ。半周してきた野呂さんはステージ上の鳴瀬さんと音の掛け合いしてからステージに上がったというか、登っても体を上げられ切れずでんぐり返りして帰ってきたのです。イヤー、可愛かったでしたよー、そのお姿。ラストは幸せな『TOKIMEKI』 でCASIOPEAの出番を締めました。
場面転換、次のバンドの準備をスタッフがぱたぱたと行われている間、ステージの一角でコロデブコンビは野呂さんにインタビューしておりました。向谷さんはバンド演奏時のメンバー紹介でも言っていたのですが、白衣装の野呂さんをやたら「敏いとうさん」と言ってました。どちらが発言したかは忘れましたが「白ばかり着るのは何故ですか?」に野呂さんきっぱりと「好きだから」和泉さん「昔は『フュージョン界の貴公子』とか言われて」野呂さん「“貴公”って“奇行に走る”方の-」おいおい。向谷さん「“貴公子”の名前をそのまま其方(和泉さん-T-SQUARE)に明け渡します」と和んでいたのですが「このままマイクを持たせたら歌ってしまいそうなので」という訳で野呂さんはステージから去りました、私は思わず「歌っちゃえ!」と嗾けましたが。入れ替わりで渡辺香津美さんとRESONANCE VOXのメンバーが現れ、二人は一旦引っ込みました、が最終チェックがまだかかる為再びステージへ。打ち合わせではどうだったのでしょう。暫くコロデブコンビでキーボード談義に。「最近バンドでツインキーボードが多い」「一人で二人分やっている私達はどうするのでしょう」「ギャラ二人分出してほしい!」と文句になった辺りで渡辺さんからO.K.サインが入り、二人の「巨匠渡辺香津美」という紹介でRESONANCE VOXのライブが始まりました。
SIDEーR
ギター:渡辺香津美 ベース:バカボン鈴木 ドラムス:東原力哉 パーカッション:八尋知洋 ゲスト・バイオリン:金子飛鳥 (敬称略)
先に8月に無理をしてこのバンドのツアーへ行っておいてよかったでした。この時に演奏した曲からピックアップされたセットリストでした。始めは『パンドラ』から来ました。つくづくリズムセクションの音が大きくて太いです。パーカッションソロはまた力入っていて自身の頬をも叩いて鳴らすという。そのままもう一曲演奏して渡辺さんによるメンバー紹介、それからゲストでエレキトリックバイオリンの金子飛鳥さんを呼び、金子さんのオリジナル『DEATH DANCE』を。とてもハードな音でバイオリンの其れが金縛りに遭ってしまいそうな怖さを感じました。この後渡辺さんの綺麗なギターソロから金子さんがボーカルを取る『COSTA BRAVA』というベースのバカボン鈴木さんの曲へ。(この曲は別バンドに書いたのでした) ここで鈴木さんはエレベからタテベ-スティックベースを使いました、綺麗な音でした。金子さんの声も渡辺さんのギターも美しいスロー曲でありました。MCが入って『Dr.MAMBO X』へ。ここでも金子さんはボーカルを取りました。間に「火を噴くドラマー」東原さんのソロが入りました。やっぱり音がデカい強力です。この曲の後半、更に次のラスト曲『ARASHI NO YORU KIMI NI TSUGU』での渡辺さんの演奏はむちゃくちゃ凄まじいもので、座り込みかねない位に全身でギターを弾いてました。『ARASHI NO YORU~』では密かに期待していたギターとバイオリンの掛け合いが入りましたが、もっと長くバトルして欲しかったでした。
演奏が終わると現れるは向谷さんと和泉さん、今度は渡辺さんにインタビューと相成りました。今後の活動やバンド名をレコーディングに入ってから付けた話しとか「キーボードはどうして入ってないのですか?」「お二人の様なキーボーディストがいればいいのですがね」とか。そうしてこれはライブの前振りでも和泉さんが口にした「矢張り只者は一人もいなかった」という言葉と共に渡辺さんは一旦ステージから去り、入れ替わりでT-SQUAREのメンバーが一際上がる歓声の中現れ和泉さんも演奏の準備で司会はここまでに。その間「こんばんは『司会屋』実です」てな訳で向谷さんの一人トークショーが開かれました、けど内容はド忘れしてしまいました。多分デブデブネタだったと思います。後は「皆(3バンド共に)アタマからややこしい曲ばかりやるという」と話してもいました。でもショーは巻きが入って終わりに。向谷さんが「よろしいですか?」と確認するのですが誰も答えてくれず少しいじけちゃう向谷さん、気を取り直し声高らかに「エントリーナンバー3番、T-SQUAREの皆さんです!」と紹介しました。
SIDEーT
ギター:安藤まさひろ キーボード:和泉宏隆 ドラムス:則竹裕之 ベース:須藤満 サックス・EWI:本田雅人 (敬称略)
打ち込み音が流れて始まったのは『MEGALITH』向谷さんの話しを思い返し納得しました。早速メンバー紹介、“貴公子”則竹さん、“応援部員”須藤さん、“今やT-SQUAREのコンマス”本田さん、で安藤さんには「覚王山出身! 故郷に再び錦を飾りました!」と地元ネタで会場を盛り上げました。因みに和泉さんも「2年ほど千種の方に住んでいましたので故郷に半分錦を飾りました」と言いました。確か小学四年生から六年生の頃だそう。さてライブは安藤さんがアコースティックギターに持ち替えまして『真夏のためいき』『ガーティの夢』それから本田さんがEWIとアルトサックスを使い分けて演奏する『WIND SONG』と続きました。『WIND SONG』が聴けて幸せです。春ツアーを撮影したライブビデオ&LDと12月に出すリメイクCDの宣伝をして「この後からはバリバリのナンバーでいきます」てな振りをしてまず『TRUTH』を演奏、この時に3番目の“お茶の間乱入”者が出ました。須藤さんです。この人が一番大きく客席を回ってましたね。もう走る走る。その間、安藤さんがどうもトラブル発生したらしく音が聞こえなくなり、スタッフが来てこそこそやって、須藤さんが戻る前に音はばっちり復帰しました。次にきたのが『HARD BOILED』の本田さんがアレンジしたジャズにより寄せたバージョンだったので、驚きながらもラッキーとも思いました。客の方々はかなり驚いていましたっけ。アルトサックス→エレキギター→キーボードのソロは凄かったでした。本田さんがEWIを持って『RADIO STAR』ラストは『LITTLE LEAGUE STAR』で、特に『LITTLE~』は本田さんと安藤さんの掛け合いはパワフルで、その二人の間を駆け回ったりバカボンさんの位置へ行ったりとステージを動きまくっていたのは須藤さん、なんかとてもはしゃいでいた感じでした。そんなノリノリの内にT-SQUAREのライブは終わりました。
終わるやいなや向谷さんが出てきて和泉さんを迎えました。他のメンバーに紛れステージから去ろうとした安藤さんを二人はとっ捕まえてインタビューを行いましたが。「故郷に錦を飾った御感想は?」「いやー」「今日はお父さんとお母さんは来ておりますでしょうか?」「ははは」「まるでのど自慢みたいですね」などと安藤さんは照れまくり誤魔化しまくり、に加えて早く逃げたい、てな様子でしたホント。二人が話し込んだ隙を見計らってそろそろとステージから離れようとしてましたが見つかり一旦戻されましたんですけど、安藤さん再び後ろ歩きで去っていってしまいました。それを見た向谷さんは和泉さんに「おたくのリーダーは無愛想ですね。まー、一時期弾いている姿がお地蔵様とか言われていましたっけ」と。会場内は爆笑の渦でありました。そうしている内に時間が来てコロデブコンビも去り、ステージのライトも消えました。代わりに始まったのはアンコールを求む長い拍手です。
ENCOREーSESSIONから終演
果たして何分叩いたかはよく覚えていません、でも結構叩いていたと思います。それはすたすたと今回のセッションアレンジをした渡辺さんが現れ、大歓声と拍手へ変わりました。『SUPER SESSION』の始まりです。一曲目は「ギター弾きが3人いますからギターをフィーチャーした」スローナンバー『男が女を愛する時』。参加メンバーはそのギターお三方渡辺さん野呂さん安藤さん、アルトサックスで本田さん、キーボードは向谷さんと和泉さん、ベースはバカボンさん、ドラムスは日山さんと則竹さん、パーカッションで八尋さん、プラス何故か鳴瀬さんと須藤さんも。確か鳴瀬さんは八尋さんの所にお邪魔して須藤さんは鳴瀬さんのパーカッションを叩いてました。曲自体はしっとりとした感じで、ギターお三方の個性がはっきり出たソロの音と3人の音が合わさった時の演奏はぞくぞくしました。本田さんのサックスもうっとりと聴いてました、が後半ステージ下手より演奏に参加していない東原さんと金子さんが現れチークダンスを踊り出し観客が受けてました。照明も慌てて二人を当てた、ハプニングに近いシーンがありながらも一曲目は終わりました。
次の曲を語る前に、ライブ前日に開かれたこのセッションのミーティングにて、交わされた会話を書きます。「何分だ?全部で」「一応予定では15分くらい」「嘘やん! んな早く終わる訳無いじゃん」「3時間構成だ」「テーマ部分だけは5、6分だと思う。後ソロが1人…」(苦笑)「どこが15分だ!」「だから仕込みの時から演奏始めてたら」「明日はコレ一曲だわ」「最初にやって打ち上げと」-以上は後日テレビオンエアした際に2曲目前に流れました。よくまあ撮影しましたよ、CBC。どなたの発言かとバラしますと順番に、鳴瀬さん→渡辺さん→鳴瀬さん→東原さん→渡辺さん→鳴瀬さん→向谷さん→野呂さん→和泉さん、以上です。後半はもう三段オチ。
こんな風に散々言われた曲、それはは渡辺さんのオリジナル『マンハッタン フルー ダンス』だったりします。「全員でやっちゃいましょう!」と3バンド14人が各々本来の楽器を持ち定位置に着いて演奏が始まった時にゃあ、嬉しくてヘラヘラ笑っちゃってました。14人分の音がまとめて発せられると、凄くて幸せ! メロディ隊それぞれのソロは皆さん幸せそうな顔で奏でつつ音は真剣勝負と楽しさが混ざった感じでした。ソロの順番をこれまた書きますと、野呂さん→安藤さん→向谷さん→金子さん→本田さん→和泉さん→渡辺さんと回りました。この間、東原さんは椅子に足を置いて半ば立った状態でスティックを叩き観客を盛り上げていたり、鳴瀬さんと須藤さんは時々遊んでいたり、金子さんのバイオリンの音は一瞬で空気が変わりスリリングな感じもし、本田さんは渡辺さんと野呂さんに挟まれた場所でなんか嬉しそうで、和泉さんが自身のソロパートを終え渡辺さんに渡す時に「どうぞ」とばかりに目線を送り満足した表情で大きく頷き、渡辺さんのソロを安藤さんは真剣に見聴き入っていたり、とバンドでの演奏時とはまた違う表情が見られましたし、音のボールの投げ合いが観ていてとても楽しかったでした。メロディ隊の後は、トリプルドラムスとパーカッションの叩き合いは四氏共に非常に力強いソロで、そうくるならこう返す、なんの自分ならこう、では自分は、と繰り広げられるバトルにしみじみ改めて音っていう奏でる人それぞれの個性をはっきり映す“鏡”だと感じました。これは先のメロディ隊やこの後のソロパートでもいえますが、今夜は特に4人に。で、白熱のドラムスパートの次は今回一番の楽しみにしていた“3世代”ベースバトルです。40代の鳴瀬さんと20代の須藤さんはそもそもステージ手前で近い位置に居たので、二人して「ふふふのふ」てな感じで前方中央まで来て弾き合い。30代のバカボンさんはやや奥の定位置からマイペースな表情で、ディストーションがガンガンに掛かったうねりまくった音で二人に対抗。二人は勿論、観客もミュージシャンもマジで驚いておりました。負けずに鳴瀬さんが「どーだ」とばかりに弾けば須藤さんは「負けない」とばかりに弾き返し鳴瀬さんが平伏するポーズに、しかしバカボンさんのうねうねした轟音が響いて二人共にバカボンさんに平伏し観客大ウケでありました。締めに3人で一緒に弾いてやっとテーマ部分に戻りクライマックスへ。演奏する側も観ている側も、それから撮影している側も作り支える側も、みんな嬉しそうで“おもちゃ箱をひっくり返した”みたいに賑やかな楽しい大セッションでした。
曲が終わり渡辺さんのはじける笑顔での「どうもありがとう!」と共に全メンバーが前へ来て握手したりしながら揃って肩を組んで客席に向け感謝のお辞儀をし、ステージを去ってゆきました。その間絶えることなく拍手は鳴り時折歓声も響き、スタッフが後片付けを始め追い出しアナウンスがホール内に流れ、観客はゆっくり動き出しました。とても長くしかしあっという間だったライブは午後10時過ぎに終わりました。
センチュリーホールの外に出ると、始まる前より強力な風が吹き荒れ今にも雨がどっと降りかねない天気でした。傍でN氏がライブ中もですが興奮しまくってました。知り合いはライブの途中で天気や交通機関を考え先に出ていたり人混みに紛れ探せなかったりで、会えず。感想を語り合いたかったでした。自分も帰りが不安な中、二人で地下鉄へ向かいました。
結局、不安は的中するのですがこれは又別の機会に。
以上が91年10月に書いたレポートです。30年前だぜ、イエーイ。アップに際し手を結構加えましたが元からだいたいこの長さです。ライブ自体だけなら過去一番ぐだぐだ書きました。タイトルも『或いは~』の前までが元タイトル、スーパーフュージョン三部作として詩のタイトルを先にアップした90年版同様追加しましたが、サブの『極東』は高中氏ではなく漫画『極東天国!』から、って知る人ぞ知る作品、元アウシタンなら覚えているかな。レポートはこの長さのは仲間だけにコピーして渡した、ような。CASIOPEAをピックアップした圧縮版を昔の仲間が発行した同人誌に送りましたっけ、『.5』として。9以前のもサルベージは考えてますが、今読み返すと内容がうっすいレポもあるから全部はなぁ。文中で触れているRESONANCEVOX単体のライブは書いてないですが、スクェアの『HARD BOILED』のそのバージョンを観た野音ライブはこの間に入ってます。
トップ画像は文中でも取り上げたテレビオンエアの、当日の中日新聞テレビ欄です。司会として二人の名が載っていたのに笑い、オープニングで『AKAPPACHI-ISM』が来て更に爆笑しました。初見を振り落とす構成。ただ司会のシーンはCASIOPEA終わりから渡辺さんの紹介を一部分だけしか流れずもっと時間があればと思いましたが、如何せんセッションがオンエアの五分の二くらい占めたからもあるやも。件の『マンハッタン フルー ダンス』は録画を見てだいたい20数分くらいで、ホント「どこが15分だ」でしたわ。もっとも観ていたこっちは「もっとやってー」だったけどね。RESONANCE VOXは東原さんのソロをフルに流しスクェアの『TRUTH』ソプラノサックスバージョンを流しと今や貴重な映像です。ソフト化はダメでもせめて周年記念で再放送を求む! CBCテレビさん。
最後にああ締めましたが、ライブの後日談と帰りで起こったオマケ話も当時の原稿が残ってます。本編よりは短いですが結構書いてます、あの頃の自分。オマケは音楽とは離れた内容ですが大変でした、台風接近でJRが止まってね。まあ、この辺りも追々考えます。