GOAT vol.2 出演者紹介
すいません!これまず言っておきたいんですけど、僕自身全く音楽に詳しくないし、専門的なことや難しい話とか本当にわかりません。
そういう奴が言うてるよと前置きだけさせてください!怒られたくないので!
宜しくお願いします🙇♂️
【kumagusu】
(クマグス)
初めて見たのはkumagusuの「海まで」という曲のMV。色や構図からだと思うんですが、見た瞬間に「うわ!たけし(北野武)だ!」と感じました。
北野作品はそこまでしっかり追っているわけじゃなく、有名作を知っているくらいですけど、真っ先にこれだと思ったのは「ソナチネ」でした。多分「海」だからだと思います。
1stの「夏盤」を聴いた時、アスファルトが燃えて景色が揺らぎ、じっとりとした湿度のある嫌な気温で体はベトつき、馬鹿みたいな太陽光が皮膚をジリジリ焼く感じ…これ「新潟の夏」じゃんてなりました。
なんかもうそれに感動してしまって、そっからはズブズブとkumagusu沼にハマっていく感じです。
どこからか漂う井上陽水の雰囲気と、ゆらゆら帝国よりも「ゆらゆら」としてる音。
新メンバー富烈さんの本当にヤバすぎるサックスが入って「俺の考えた最強のバンド」くらい現実味のない強靭さを持っているのに、霧とか幻みたいな儚さも持ち合わせていて、良過ぎて恐ろしいです。
GOAT vol.2をやろうと思った時は、コロナでめちゃくちゃキツくて、本当に死ぬんじゃないかと思うくらいキツくて、死ぬならkumagusuを…って感じでダメ元で連絡したのがきっかけです。
そうじゃなきゃ恐れ多くて何も出来なかったと思います。コロナに感謝。
※リンクの1曲目が「海まで」です
【神々のゴライコーズ】
(コウゴウノゴライコーズ)
「トリッピー」のMVを初めて見た時、自分が欲しかった全てがあると思ってしまった。
全然ダメだけど、それでも良いじゃんみたいな歌に、バチバチに極まってる演奏がのっかってて異次元のグルーヴが体内で廻る感じ。
1発で「あ、ヤバい」ってなりました。
速攻でAmazonで音源買ってしこたま聴き倒して、全然金無いのにJAMFESに行く〜まで息をしないまま動いたんじゃないかと思います。
当時の僕はマジで金なくて、仕事も日給7,000円で休み無し(本当の無し)で、毎日絶望しかしてなくて、それすらも「まあなんとかなるでしょ〜」みたいな感じの歌とブリブリのグルーヴで乗り越えたみたいな気がします。
ゴライコーズは命の恩人です。
当初は別の方でブッキングを考えていたんですが、なかなか上手くいかず悩んでいて、もう半端なことするくらいなら絶対ゴライコーズが良いと思い、半ばヤケクソになりダメ元で声掛けたら即答で「OK」を頂いて感動しました。
トイストーリー3より泣きました。
ゴライコーズは命の恩人です。
前回来てくれた方ならわかると思うんですが、本当にライブヤバいです。
「うわーー!」って声が出ます。
現実で「どひゃー!」とか言う人いないじゃないですか、多分ゴライコーズのライブだと「どひゃー!」って言う人もいると思います。
【PURR】
(パー)
知らない人の方が多いと思うんですが、新潟の4人組のクソ鬼ヤバいグランジバンドです。多分ライブまだ2回くらいしかしてないんじゃないかな…。
よいひかりの斉藤君と、ザ・マリコズの大石君が新しいバンドを始めたと聞いて見に行ったんですが、よいひかりでもマリコズでもやってない、というか新潟で見たことない鬼爆音。
何か爆発してんじゃねーのかくらいの音の塊がビュンビュンとステージから飛んできて、脳が血だらけになるんだけどめちゃくちゃ気持ち良いみたいな感覚です。
パフォーマンスも爆発していて、確実にブチ上がります。
僕はグランジとオルタナの違いもわからないし、よくわかんない音楽は面倒だから「オルタナ」って呼んじゃお⭐︎という浅はかな人間なんですが、PURRはオルタナじゃなくてグランジって呼びたい感じがあります。
なんとなく濁点が多いほうが爆発感があるからなのかもしれません。
【spore spawn】
(スポアスポーン)
ノイズのイベントがあるよーと知り合いから聞いて、その時の僕は肉奴隷とか非常階段、エレファントノイズカシマシとか有名な人しか知らなかったし、ノイズのライブも生で見たことがなかったです。
わぁ初めて行くなぁ〜楽しみだなぁ〜ってワクワクしていったら、音源では感じ取れない音圧にカラダがビリビリと痺れて「んご…」と謎の声が出たのを覚えています。
あとノイズの奥にある綺麗な音があるんですよ。倍音のような、リズムのような、あれなんなんだろよくわかんないんすけど、慣れてくると気持ち良くなるタイミングが絶対にきます。薬とかもそうじゃないですか、効き始めるまで時間がかかるし。
それは置いといて、spore spawnさんは1人でノイズをやる方で、最初は県外から来てる方なのかなと思ってたんですがライブ前に「spore spawn from 来迎寺」って言ったんですよ。
来迎寺って長岡の果てなんですけど、新潟の人なんだってライブ始まった時に知りました。
んだらまあヤバいヤバい。
めちゃくちゃ気持ちいい音の連続に展開もクソヤバくて、あーこういう時に薬物とかやると良いんだろうなぁって感じで、日本の治安の良さが悲しくなるくらい素晴らしいです。
本人はとても気さくで、基本的にずっと酔っ払っている方なんですが、実はヨーロッパとか海外とかにもツアー出てるようなガチで凄いミュージシャンです…。
全然偉そうにしないし、そんな風に見えないくらい気さくな方なのでびっくりしました。
毎回同じようなライブじゃなく、時には儀式的、黒魔術感が漂ったり、時にはめちゃくちゃアグレッシブに動いたりと、ライブごとに雰囲気が変わったりするので今回はどんな感じなんだろう。
めちゃくちゃにして下さいとお願いしているので、ユンボで来るかもしれないです。
【よいひかり】
ボーカルのなお君の前身バンド「ミーファープー」からすごく好きで、なお君の書く憂いを込めた詩をめちゃくちゃ素晴らしいメロディにのせて、朴訥に歌い上げるというニューフォークバンド。
とにかく良い歌ってあるじゃないですか
例えばサザンの真夏の果実とか、松任谷由美の卒業写真とか、手嶌葵のテルーの唄とか。
よいひかりの歌ってほんとそんな感じで、スッと体に馴染むというか、昔から聴いていたかのように感じてしまいます。
不思議な感覚なんですけど、めちゃくちゃ心地良いです。
新潟の朴訥代表と思っている“よいひかり(通称:よいひか)”なんですが、なお君は全然朴訥じゃない量のポケモンカードを買います。
初めて対戦した時、初心者の僕を容赦なくボッコボコにしてきて、話が違うじゃないかってなりました。
最近では困ったら「朴訥なんで」と、朴訥を言い訳に使ったりするので、朴訥ヤクザだと思ってます。
【ふともも自殺】
新潟といえば、ふともも自殺、ザ・マリコズ、ザ・クラミジアアフターケアという、もはやロック殿堂入りしてるんじゃないかという強烈な個性の3バンドの一角。
僕はたしかマリコズのコウヨウ君に「ふともも自殺っていうカッコいいバンドがいますよ」と教えてもらって、知れました。
初めて見た時、度肝を抜くくらいカッコよくて「うわー新潟すげー!」って思ったのを覚えています。
最初の頃はメンバー全員目が怖くて全く近付けなくて、言動とかもおっかねぇし、WOODYのベンチにずっと座ってるし、不良の集まりだと思ってました。
知ってから結構ライブを見にいってたんですが、喋れるようになったのは本当にここ2、3年くらいで、よいひかのなお君きっかけだったと思います。
僕はゴイステや銀杏はリアルタイム世代なんですけど全く通ってなくて、それが逆に良かったのかめちゃくちゃ“ふともも自殺”の音楽が好きになりました。
ふともものルーツ的な部分だと思いゴイステも銀杏も聴いてみたんですが全くピンと来なくて、普通にふともも自殺の方がかっこええやんとなりました。
これはゴライコーズも同じで、フィッシュマンズもナンバガも全然知らなかったけど、ゴライコーズのルーツかと思って聴いたら、普通にゴライコーズの方がええやんとなりました。
これは別に面倒くさい話じゃなくて、食らった順番が早い方が自分の中でしっくりきちゃうのでしょうがない現象すよね。
ボーカルのいかし君のボカロ「夢乃プロジェクト」も全曲クライマックスな名曲揃いなので、是非チェックしてほしいです。
【最後に…】
長々と読んでくださってありがとうございます!
この面子のごちゃごちゃ感、めちゃくちゃに興奮しませんか?6/10はこれを一気に摂取して、次の元号まで吹き飛びましょう。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!なにとぞ宜しくお願い致します🙇