きっと明日は。
それは定期的にやってくる。
恋愛とかそういう類のものではなく(たぶんそれも含まれるのだけれど)、わたしの孤独が大きくなって、どうしようもなくなってしまうのだ。
愛されたい。
必要とされたい。
求められたい。
自分だけを見てほしい。
1人にしないで。
父母を求める子のように、パートナーに求めるそれのように、わたしは1人であることが、酷く怖く恐ろしくなる。
先月、キックボクシングを始めた。運動音痴なわたしがキックボクシングを始めるなんて、自分のことながら驚きだ。
でも今日は、周りがざわざわしていて、なんだか気持ちが落ち着かなくて、孤独が強くて泣きそうになった。みんな楽しそうなのに、わたしだけお面を被って遠くにいるみたい。せっかく行ったのに、早々に切り上げて帰ってきてしまった自分が情けない。
昔の母の夢を見て目が覚める。暴れていた母には、わたしの声は届かない。
真っ白な防音室。届かない声。やつれる父。目の前の出来事をただそのまま受け止めるしかないわたしたち。
今晩は早く寝よう。布団の中でお気に入りの毛布にくるまって、朝まで目が覚めなければいい。きっと明日は、今日とはまた違う日になる。
最後までお読みいただき、ありがとうございます! 泣いたり笑ったりしながらゆっくりと進んでいたら、またどこかで会えるかも...。そのときを楽しみにしています。