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ラジアータストーリーズ【初見で人間編を選べる奴はドラクエ5でフローラを選べる奴だ】というゲーム

みなさんは「ラジアータ ストーリーズ」というゲームをご存知だろうか?

2005年にスクエア・エニックスから発売されたプレステ2のRPGゲームだ。

基本情報はこちら(Wikipediaより抜粋)

【ラジアータ ストーリーズ】
ジャンル
 ロールプレイングゲーム
対応機種
 PlayStation 2
開発元
 トライエース
発売元
 スクウェア・エニックス
人数
 1人
メディア
 DVD-ROM1枚
発売日
 2005年1月27日
対象年齢
 CERO:A(全年齢対象)
売上本数
 29万本(日本)
 12万本(北米)

ラジアータストーリーズはプレイヤーが操作する16歳の少年「ジャック」が騎士団を目指して奮闘したり、ヒロインの「リドリー」や他の仲間たちと世界の様々な危機に立ち向かうというようなストーリーである。

16年も前に発売されたこのゲームは、グラフィックも美しいが最大の特徴はそのキャラクターの多さだと思う。なんと登場人物は約250人、さらに仲間にできるキャラクターは177人にものぼるのだ。

仲間が多いゲームと言えば「幻想水滸伝」が有名だと思うが、幻想水滸伝シリーズでさえ仲間にできるキャラクターは108人だ。それでもかなり多い。RPGとしては異例の多さだが、ラジアータはそれより約70人も多いキャラクターが仲間になるのだからゲーム好きならどれほど異常な数かわかっていただけるかと思う。

しかもそれぞれが魅力的すぎる。

所謂「キャラ被り」と言うのがない(流石にゴブリンとかは見分けるの苦労したけど、これは私の記憶力の問題)

仲間になるキャラはもちろんその辺のモブでさえしっかりデザインされている。すごい。デザイン考えた人お疲れ様です。

しかもそのキャラクター達は各々タイムスケジュールを持っていて、その通りに行動する。約250人のキャラクター全員がだ。

他にもメインの街「ラジアータ」を歩けば建物の中までしっかり作り込まれているし、主人公の防具を変えればグラフィックまでしっかり変わる。

素人目から見ても相当作り込まれたのがわかる。

私はRPGをプレイするときは村人全員に話しかけ、マップの隅々まで歩き、サブイベントがあれば喜んでイベントを進めるので、本編がなかなか進まずプレイ時間が異常に長くなるタイプなのだが、このラジアータストーリーズに関してはキャラクター全員に話しかけるだけでもかなり苦労した…

さらに仲間にする条件がいろいろあるので、とにかく時間がかかるゲームだった。


さて、このラジアータストーリーズ、私はたくさんプレイしたが一つ心残りがある。

実はこのゲームは物語の中盤で人間編と妖精編にルート分岐する。ストーリーも仲間にできるキャラも全く違う二つのルートがあるのだ。

実は私は3回ほどラジアータストーリーズをクリアしているが、一度も人間編に進んだことがない。

一度も人間編に進んだことがない(二回目)

プレイしたことがある人ならわかると思うがルート分岐時の選択肢は妖精編を選ぶのを前提にしているような気がするし、私はそれまでのキャラクターの関係性やストーリーに感情移入していつも妖精編を選んでしまう。

まあ三回とも妖精編を選ぶのはさすがに感情移入しすぎかもしれないが…

でも初見では絶対に妖精編を選ぶと思う。

ここで人間編を選べる奴はドラクエ5でフローラを選べる奴だ。あんなに苦楽を共にしたビアンカを差し置いて…!

話がそれたが、さすがに私も今なら人間編を選べると思うので最近になってもう一度プレイしたいと思って実家のゲームを漁ってみた


が…出てこない…

手放してしまったのだろうか…

何ということだ、中古を買うべきか…いやもしかしたらリメイクが発売したりはしてないだろうか?

そう思って調べてみるととんでもない事実を知った。

なんとこのラジアータストーリーズ、2005年の「クソゲーオブザイヤー」の次点に選ばれてしまっている。

自分があんなに好きでやり込んだゲームがクソゲーと言われてることに驚いてしまったし、こうなればリメイクは絶望的だ…

何がダメだったのか…?

いや、おそらくストーリーだとは思う。

私は人間編をプレイしたことはないが、一応両方ともストーリーは知っている。

その上で納得がいかない人たちがいたのだろうな…という予想はできる。私もちょっと続編というか、隠しルートがあるのではと期待したもんな。

でも操作性とかキャラクターの魅力とかグラフィックとかはいいと思うんだけど…

とりわけ主人公のジャックが使えるコマンド「蹴る」がなかなか楽しい。

RPGでありがちなアイテムの入ってる箱や家具なんかはこの「蹴る」のコマンドでゲットできる。

他にも大きめの石を蹴ったらお金が出てきたり、マップを歩いてる最中に小石を蹴りながら進んだりもできる。

小石を蹴りながら進むとか小学生かよ!そういうの大好き!!

ゲームには全く必要のないことなんだけど、頑張って小石を蹴っていくとなんとなく楽しくなってくる。ぜひやってみて欲しい。

あとは人を蹴ることもできる。いや人は蹴るなよジャック…

まぁでも1度目はみんな許してくれる。優しい。ところが2回蹴ると問答無用で戦闘が始まる。マジかよと思うけどこれは完全に蹴ったジャックが悪い。

意図的に人を蹴ったら普通は1度目でアウトだよ。

ちなみに誰にでも「蹴る」のコマンドで喧嘩を売れるのでついついやってしまうが、中にはめちゃくちゃ強いキャラクターもいるので要注意だ。

私は「綺麗なお兄さんがいる〜」と思って喧嘩ふっかけたらボッコボコにされたことがある。あの人は何だったんだろう…たぶんやべー奴だったんだろう。

ちなみにジャックはドアをノックする時も何故かパンチだ。ビシビシっ!というおよそノックとは程遠い音が鳴る。

なんでジャックこんな暴力的なの?

あとジャックは性格がかなりお子様で自意識過剰。これはストーリーが進むにつれて成長していくので温かく見守ってほしいが、もしかしたらこの主人公の子供っぽさもクソゲーと呼ばれてる一因なのかもしれない…

え、つまりジャックのせいじゃん(違う)


まぁとりあえず私が再びプレイするためにはソフトとプレステ2を引っ張り出してこなければならない。近々また実家に帰って探してみようと思う。

見つからなければ中古を買うことも検討しているが、発見できるだろうか…

でも当時本当にハマったゲームなので、ソフトを発見できたら必ずやる。

その時はまた感想記事も書きたいと思う。

次こそは人間編をクリアするぞ!




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