えいがにて
007ノータイムトゥーダイ
ネタばれアンドいちゃもんでござる。
あくまでも個人の感想なので、気になる人は自分の目で確かめてね。
悪の組織の本部、警備隊の装備がしょぼすぎ。
・武装はアサルトライフル、非殺傷性の手りゅう弾(閃光弾、爆音弾)
・ヘルメット、防弾ベストなし。ウオーキートーキーなし。
こんな安っぽい警備体制ではMI-6などが出張るまでもなく
機動隊やSWAT2,3部隊あれば十分な気がする。
主人公が持っているEMP兵器のようなもので
次々と監視カメラやセキュリティロックを無効化していく一方、
主人公が身につけている通信機は何の影響も受けない。
すごいテクノロジーである。
本部のある島は日露の領有権問題のあるところらしい。
島の周囲を周回して主人公に支持を出している航空機(MI-6のもの)に対して日本、ロシア両国から警告が発せられ、ロシア機のインターセプトを受けている。
その島に対して艦船(イギリス海軍)からミサイル攻撃をおこなうのだが、
本部のある島から100~200kmの地点からの攻撃である。
その位置にいる艦船に対して日本、ロシアは何の警告もアクションも起こしていないのはなぜ?
領海外と思うが、純然たる戦闘艦が領土から100~200kmの位置を遊弋しているのを見逃しているのか。
しっかりしろ自衛隊。保安庁。
攻撃に使用したミサイルについて。
対空ミサイル用VLSから発射され、1発あたり10~20の子弾頭を内蔵している。
発射されたミサイルのサイズから逆算すると子弾頭1つあたりの破壊力は大したことなさそう。
こんなものをパラパラ撒いてもほとんど地下にある建物には効果ないでしょう。
本気で制圧するならシールズのような特殊コマンドを送り込むか、数部隊の重装備警察隊を送り込む方が確実。
世界を破滅させかねない兵器がナノマシン。
ナノマシン兵器は最近のアクションサスペンス物の主流ですかね。
個別の人間のDNAを記憶し、該当する人間のみに作用するという超すぐれもの。
注射や内服をしなくても皮膚に触れただけで作用する。
皮膚に触れただけで、触れた相手のDNAを識別できることになる。
皮膚組織からDNAを抽出し配列を解析しデーターベースと記録を照合する。
ざっくり、DNA鑑定やPCR検査みたいなことを付着した皮膚の表面でやっているわけで、それをほんの1,2秒で、大きさ1/100mm以下の機械がおこなうのだ。
凄いスーパーテクノロジーである。
このマシンが注射器1本分くらいあればコロナで騒がれたPCR検査100万人分くらい1日で終わってしまう。
こういった作品に出てくるナノマシンの不思議なところの一つに、動力の問題がある。
一体これらのマシンはどういった動力で動いているのか?
動力について説明されていた作品は知らない。