【YouTube動画感想】わたしたちはみんな「マッチ売りの少女」
わたくしの好きな方のひとり。
肉乃小路ニクヨ先生のこの動画の内容を少しご紹介させていただきます。
マッチ売りの少女は不幸なのか?
ストーリー(あくまでわたしの記憶)
アンデルセン童話のひとつ。「マッチ売りの少女」。
説明しなくてもお話しの内容はみんなご存知だと思いますが…
大晦日だかクリスマスだかの寒い夜。(そこ、知らんのかいw)
道でマッチを売る少女。
行き交う人々は少女に目もくれない。
あまりの寒さに少女はマッチを1本擦る。
すると、あったかい暖炉の前にいるような気がした。
でも、マッチの火が消えるとまた寒い夜空の下で凍える現実に直面する。
もう一本マッチを擦るとおいしそうなご飯が見えた。
もう一本マッチを擦るとクリスマスツリーが見えたり。
もう一本。もう一本。マッチを擦るたびに幸せな情景が目の前に現れる。
大好きなおばあちゃんも目の前に現れて。
最期はおばあちゃんと一緒にあたたかい天国へ行く。
みたいな話しですね。
「かわいそうな少女」という記憶
みなさんは、このマッチ売りの少女のことを「不幸だ。」「かわいそうだ。」と思いますか?
わたしは「マッチ売りの少女」のストーリーを細かくは覚えていなかったし、
幼い頃にどこで「マッチ売りの少女」のストーリーに触れたのかも記憶にないけれど、
「寒い夜空の下でマッチを何本も擦って、誰にも助けてもらえることなく残念ながら亡くなってしまったかわいそうな女の子」
の話しとして紹介されたような気がするし、そう記憶している。
中村うさぎ先生の見解
なぜアラフォーおばさんが突然、童話「マッチ売りの少女」の話しをするかというと…冒頭にリンクを貼った動画内で中村うさぎ先生がこの「マッチ売りの少女」の話しをしていたからである。
かわいそうなんかじゃない
中村うさぎ先生はこうおっしゃったのです。
「マッチ売りの少女ってかわいそうじゃないよね。だって夢を見て幸せな気持ちになれた瞬間がちゃんとあったんだから。」
と。
「マッチ売りの少女はかわいそうな女の子の話し」と思っていたわたしにとって、この見解ってめちゃくちゃ新しくて。
悲しく思えるストーリーの中にも【救い】があったんだなと思うとなんかこのストーリーを読んでいるこちら側も【救われる】ような気がした。
このストーリーを思い出して「悲しい」と落ち込む必要はないんだな、と。
(今日まで特に思い出したことはないけど。笑)
わたしたちはみんなマッチ売りの少女だ
そしてね、動画内で先生はおっしゃいました。
「わたしたちはみんなマッチ売りの少女なのよ。」
と。
「一瞬の幸せ、一瞬の安心、一瞬の高揚感、一瞬の承認…なにかを得るためにマッチを擦ってるのよ。」
と。
「それでいいじゃない。
そうやって【一瞬】を重ねていけば。
それが人生よ。」
と。
いつもどこか「不安」を感じなから現代を生きるわたしたにとってこの「マッチ」は何にあたるのか?
詳細はぜひ動画をご覧下さいませ。
ニクヨ先生が好きで観た動画と冒頭で説明しましたが、今回は中村うさぎ先生のコメントに「ほぉぉ。そう言う考え方もあるのね!!!!」と思って紹介したくなりました。
ちなみに検索したら「マッチ売りの少女」は青空文庫にありましたので、ぜひ久しぶりに読んでみてください〜。