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隣の芝生が舌打ちしたくなるぐらい眩しすぎるんだ
9連休明けの初出勤日。
目は開いているがココロもカラダも脳みそもまだぼーっとしている状態のときに同期から連絡がきた。
第二子を妊娠しました。産休に入ります。
と。
めでたい。実にめでたい。
お正月明け早々とても縁起の良い報告を聞いたな。
彼女とは20代後半のときに「結婚しなければ!!!」という強迫観念にも近い思いを胸にともにいくつもの夜を越えた。
変な意味ではない。
が、文字通りの意味である。
うまくいったことを喜びあい、うまくいかぬアレやコレやを慰め合い、一緒に悩み進んできた仲間である。
何度も心が折れかけても前に進み続けた彼女はいつしか結婚をし、そして気がつけばひとり、ふたりと小さな命を授かった。
ここ4年ほどで猛烈に駒を進める彼女。
なんという人生の進み具合であろうか。
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ほしいものをひとつずつ手に入れていく彼女がとても羨ましい。
それに比べて、わたしは…???
わたしは30歳ぐらいからピタっと止まっている。生活の変化もなければなんの成長もしていない気がする。
ただ時間が過ぎて肉体的にも精神的にも老化が進んだだけ。
30歳の頃から前にも後ろにも進んでいない。ずっと同じ場所にいる気がする。
おっと。いけない。
他人と比べる悪い癖が出ている!!!
と、気がつけるようになった点は成長かもしれない(笑)
だいたい人生の「こま」ってなんやねん、と自分につっこみたくなる。
どうもわたしは人生を人生ゲームのような「すごろく」として捉えているフシがある。
みんな同じペースでこまを進めてたはずなのに、気がつけば「結婚」「出産」「マイホーム」「出世」「キャリアチェンジ」「子どもの成長」…どんどんみんなコマを進めていく。どんどん背中が遠ざかっていく。
置いていかないで!!!
なんて、声が届くわけもなく…まぁ恥ずかしいので声に出したことはないけれど。(それがわたしの唯一のプライドなのかも?w)
誰のほうがいくつ前に進んでいるのか?
誰よりいくつ前に進んでいるのか?
わたしは誰とも同じ「すごろく」の上になんていないから比べようなんてない。
こまの数もイベントの数も。
もしかしたらわたしはサイコロを振っているけどあの子はルーレットかもしれない。
投げるサイコロの数が違ったり、ルーレットに書かれている数字も違うかもしれない。
同じ条件の人なんて誰ひとりいない。
だから、わたしはわたしだけの「人生ゲーム」を楽しめばいいのさ。
なんて。
ちょっと考え方を変えてみても、隣がチラッと見えたら
あっちのすごろく、ラッキーイベントばっかりあってズルいやんけぇええぇえぇえ
わたしのすごろくにはなんでラッキーイベントないねんアホかぁあぁぁあ
と吠えそうになる自分がいる(笑)
わたしには隣の人のすごろくのコマがぜんぶ見えてるわけじゃないから、実は悲しいイベントとか辛いイベントもあるかもしれないのに。それを彼女たちは黙って乗り越えてきただけかもしれないのに。
やだよね〜妬んでるおばはんって。
あ〜やだやだ。
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わたしは前だけ向いて自分のペースで進んでいくしかない、と改めて思ったでございます。