心からの気持ちはやっぱり 胸にグサッと突き刺さる

久しぶりの祝日休みです。交代制なのでなかなか日曜日、祝日はお休みがとれないので朝からゆっくりテレビを見て過ごしてました。

私の目に留まったのはEテレの「最高の一通 おせっかいな文具店 シロヤギ」という番組でした。手紙をコンセプトに普段、伝えられない気持ちを言葉にして贈るというもので、なんか良いなあと思いながら見ていました。

内容は、依頼人の女子高校生が母親代わりに育ててくれた祖母に手紙を送りたいというもの。芥川賞作家の井戸川射子さんらのアドバイスを基に、女子高校生と祖母の二人だけの思い出を自分の言葉で綴っていきます。

祖母と過ごしたエピソードを具体的に書くこと、自分だったらどんな言葉を言われたら嬉しいかを想像しながら感謝の気持ちを書き進めていきます。

そして最後の締めの一言「でも、まだババに甘えていたいよ」

私はこの一言に思わずウワッと号泣してしまいました。
最後の一言なら「会いたい」とか「幸せ」という表現を使っても良かったと思うのです。それでも十分、感謝の気持ちは伝わると思うから。

依頼人の高校生には新しい家族がいて、「祖母に会いたい」という気持ちを書いてしまうと一緒にいる新しい家族に申し訳ない気持ちを感じてしまう。
「今、幸せ」と書いてしまうと、今度は離れて暮らす祖母に何だか申し訳ない気持ちになってしまうという複雑な気持ちを抱えていました。

「まだ甘えていたい」言葉にするには勇気がいります。でもそれを言葉にすることで相手が自分にとって特別な存在であり、心から信頼していることがきって伝わるんじゃないかなと思うのです。

色々と我慢を重ねてきた人にとっては、素直に言えたらどんなにいいかと心から思える一言なのではないでしょうか。

大人に、なればなるほど言えない言葉でしょう。当然、私も言えません。
だからこの言葉が、あんなに胸に刺さったのだと思います。

確かに直接伝えるのは気恥ずかしい。でも手紙なら、文章にしたら少しは素直な思いが伝えられるかもしれません。
わたしにとってnoteもそんな場所であったらいいなと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


鮮やかなピンクの芙蓉






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