休むも相場
4月に入ってから米国相場が元気がないですね。
これには理由がいくつかあって、まずは年初来から急ピッチで上がってきたことによる調整という要因があります。
S&P500は年初来から10%近く上昇していますし、いくらAIブームだと言っても、このまま年末まで上がり続けるわけもなく、少しスピード調整が必要になります。
さらに例年アメリカは4月15日頃が確定申告時期で、投資家のキャッシュポジションを高めにするということで、4月はあまり元気のない相場になることが多いです。
また今株式の強さを決める重要な指標である10年債利回りもスルスルと上昇して、原油が価格もこれから迎えるサマードライビングシーズンを前に上がり始めているので、ちょっと強気にはなれないかなというのが今の相場の状況だと思います。
ということで、投資格言で「休むも相場」という言葉がありますが、今はあまりせかせかとトレードするのではなく、高みの見物でバイアンドボールドを維持すべき局面になります。その後、4月下旬から5月にかけてまた息を吹き返して上昇していくと予想されますが、状況は毎日変化するため、消費者物価指数や雇用統計などのインカミングデータを噛み締めながら、昔のラジオのダイヤルのようにチューニングしていきたいです。
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