冬の休日の河川敷
2024/12/14
オサムシを求めて土曜に木津川河川敷へ。蝶研・野研の同期たちと4人と行った。ポイントは、衛星写真で見つけた駅近の河畔林。競争率は高そうだが、誰しもが木津川ならここが一番だろうと言いそうな場所へ行くことにした。
謝罪
金曜の夜(採集前夜)、溜まっていた未展翅を片付けたり標本の整理をしたりしているうちに気付いたらまあまあな夜更かしをしてしまっていた。電車の間隔は大きいので寝坊は絶対に避けたい。6時前後にアラームを5つほどセット。人一倍ある採集モチベを信じ絶対に起きれると祈って就寝。
起きたら集合時間の15分前だった。私以外の3人は京大生らしからぬ時間厳守っぷりを見せ無遅刻。私は後で合流することになった。特に申し訳ない気持ちがある訳でもないのだが、採集時間が2時間以上も減ってしまい非常に悔しい。急いで支度をして家を飛び出る。
掘る
ポイントに着いたのは11時半過ぎ。日没まで5時間ほどしかない。タイパのいい採集を目指す。LINEで聞いたところ、遅刻しなかった組はすでにマイマイは5頭出しているらしい。期待に胸が膨らむ。
衛生写真で感じた期待を裏切ることなく環境は非常に良好。崖はほぼ無いが、掘りやすい材が多く転がっており早速掘り始める。
無限アオゴミに飽き飽きしていたところチビクワが出た。
いい雰囲気の立ち枯れを発見。Twitterやブログだとこのような立ち枯れからマイマイの集団が出るが、そこそこ乾燥している。手で崩せるほどに脆いので手慰みに掘ってみると、、
出た!!しかも1匹だけじゃない!奥から細長い足が何本も見える!初めてホンマイマイの集団越冬を当てた。
素晴らしい、宝だ、、。日本の宝がまだ生きて!動いてる!生きて動いてる!素晴らしい、、。
そろそろ友人らと合流する。ここまでの成果を聞くとマイマイは3人で6頭らしい。 私は今までオサ堀にバールを使っていてそれが最適解だと確信していたのだが、友人からピッケルを借りて使ってみるともうバールを振れない体になってしまった。軽い力で材も土もザクザク掘れる。バール、なんてオサ堀に使いづらいんだ、、。
粘土質の土がよく積もった素晴らしい根返りがあったので掘ってみる。友人にしばしピッケルを借していただいた。
4人のうち3人で根返りを崩していくと、早速1人がマイマイを出した。負けまいと掘り続ける。もう1人もマイマイを出した。負けず嫌いが発動し掘る速度を上げる。
マイマイが出た!
しかし、何かが変だ。このマイマイ、小さくないか、、?
腹が綺麗に切れていた。雑に掘っていたがために鋭利なピッケルの刃先でスパッといってしまったようだ。悲しい、、。
友人がクロナガを出した。この辺は同定に自信がないので Carabus sp.と書かせていただく。
カブトムシの幼虫が出るような柔らかい材を掘る。
出た。
トカゲも越冬していた。
無限アオゴミ。
この後予定がある友人がいて、しかも予報によると天気が崩れそうなのでまだ14時前だが撤収。帰りがけに荷物を置いていた場所の傍にあった材がそこまで固くなさそうなので足で蹴って折ってみると、、。
折った断面からマイマイが出て来た。
ほんの2時間もないような短い採集時間だったが、合計で7.5匹出せて満足。私はオサムシはマイマイのみだったが、同行者たちはヤコンやクロナガも出していた。悔しい。
ありがたいことに、帰りはShimが車で拾ってくれるとのことでお言葉に甘えて京大付近まで乗せてもらった。私たちを拾うまでの間、時間を持て余していたのでエク帰で歩いた道をドライブしていたらしい。
自己紹介
京都の大学生虫屋です。下手くそな文章を書きます。