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ボクが思うボードゲーム的「最近の若いモンは」

「最近の若いモンは……」なんてことは2500年前の偉人、あのプラトンもいっているわけでどの時代のどの場所でもオッサンたちが嘆いている。

そしてカゲゾウも「最近の若いモンは……」とため息をつく。

めちゃいいな、おい!」と。

今、日本においてボードゲームを遊ぶ環境としては過去最高だろう。今や家電量販店でも『ディックシット』級の名作を販売している。ゲームの情報もメーカーもデザイナーもレビューもサークルもネットを調べれば容易に調べられる。

そのままECを利用すれば国内外の新作・名作・旧作・駄作・珍作・怪作も容易に入手が可能だし、そもそも毎月のようにボードゲームカフェが日本のどこかでオープンしている。

以前JELLY JELLY CAFEオーナーの白坂さんのところにも取材に行ったけど、まあ空間も設えもスタッフも備品もスタイリッシュでおしゃれなこと! 

「そもそも俺の若い頃は……」と、オッサンは嘆く。中学の頃、どうにか手に入れた白夜書房の『ザ・ゲームカタログ』を毎夜うっとりと眺め、しかしまだインターネットなど影も形もない。そもそも中坊には情報も財力もない。海外ゲームの入手法がまったくわからないのだ!

「でもオッサン、環境ならあんたも今は同じですやん」ですと!? いやいやいや待ってくれなはれ! 

あんな、オッチャンもう3人の子を持つ社会人やねん。大半の時間は家庭と仕事に注ぎ込まんとやっていけへんねん。積ボドゲーどんだけあると思ってねん! ま、週末にポツポツと家族みんなでゲームをするは楽しいけどね。

これがあなた、今の学生サンだったらと想像してごらんなさいよ。SNSがあるから仲間集めもカンタン。タイトルは友達と分散して所有すればいいし、そもそも買わなくったってカフェに行けば過去から今日までのタイトルがずらりと揃ってる。

大学生なら授業そっちのけでカフェや部室や一人暮らしのヤツんちに入り浸り、ボードゲーム三昧も可能であろう。今はキラキラ女子でも「ボードゲーム好き」って子が増えてるし、彼女たちとテーブルを囲む機会も多そうだ。ああ、どれほど充実した青春であることか。

「ゲーム」、「プレイ仲間」、「時間」の三要件を一番カンタンに確保できるのが最近の若いモンなんだぜ。カゲゾウがこの10年でしてきたゲーム体験を、1年でこなしてしまうことも可能だろう。だからこそこれからの若人にこう告げたい。

命短し遊べよ乙女、少年老い易く遊なり難し!

学生時代に遊び倒したっていいじゃない。もちろん、社会人がどうにかして捻出した時間をボードゲームに当てることだって素敵だ。みなさんのボードゲームライフが充実することを願いつつ、それではまた!


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