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朝起きられないのはやる気のせいじゃないかも

朝起きられない、倦怠感がある、立ちくらみがあってフラフラするといった症状の小学生(高学年くらい)や中学生にしばしば出会います

色々原因はありますが、意外と知られていない(と私が感じる)原因として起立性調節障害(OD)という病気があります。

これは例えば健康な人は急に立ち上がった時でも血圧の調節機能が働いて、フラフラしたり動悸がしたりはあまりしませんが、

ODの場合には立ち上がってフラフラしたり動悸がするなど、体の調節機能(自律神経)が十分に働かないために色々な症状が起こります。

自律神経がうまく働かないため、立ちくらみや倒れたり、しんどくて学校にいけなかったり、頭痛がしたりするのです。

病気についての詳しい説明は下記も参照してください。

この病気の困ったところは、

朝にはしんどくて起きられないですが、午後になるとだんだん調子が良くなってくることが多いので

「怠けている」

と誤解されることがあることです。

学校に行きたくないからしんどいふりをしているのではなくて、本当に体がしんどくて「行きたくても行けない」状態を周囲に理解してもらいにくいのです。

やる気のせいと片付けられて、診断や治療の機会が得られない子は多いと感じます。

ただしODの症状に色々と当てはまる場合でも

ふらつきなどの症状は例えば貧血や心疾患など他の原因が隠れている場合がありますので、まずは医師の診察を受けて原因を調べてもらってください。

まずはODという病気があることを知り、診察と治療の機会を得ることが第一歩です。

下記のサイトも参考にしていただき、まずはかかりつけ医と相談をしてください。


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パパ小児科医
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