【ホームジム作成】シャフト選び
シャフトとは、プレート(重り)をつけていく棒のことをいいます(海外ではBarといわれてます)。真っ直ぐで重りに耐えれるシャフトであればどんなものでも良いと思いますよね?僕も今まではそう思ってました。しかしホームジムを作るにあたり、僕も何本も買うお金はありません。一本だけしか買えないので、せっかくなら拘ったものを購入したいと思いました。
僕の場合はパワーリフティングの試合に出場することを視野に入れているので、ホームジム用のシャフトを選ぶ際に重視したポイントがいくつかあります。今日はそのポイントをお話をさせていただければと思います。では早速いきます。
①オリンピックシャフト
シャフトには2種類あります。一つは「オリンピックシャフト」と呼ばれるもの、もう一つは「スタンダードシャフト」とよばれるもの。パワーリフティングの大会ではオリンピックシャフトが使用され、以下のような特徴があります。
•スリーブ径50mm(重りをつけていくところ)
•競技用のプレート装着可能
•内臓されたベアリングにより、スリーブ部分が回る
また、オリンピックシャフトはスタンダードシャフトに比べ高価です。フィリピンに住んでいた頃に通っていたジムには、今思えばスタンダードシャフトしかなかった(しかも曲っていた)ですが、大抵のジムはオリンピックシャフトを置いていると思います。
スタンダードシャフトはスリーブ径も小さく、スタンダードシャフト用のプレートはオリンピックシャフトに付けることはできません。
②シャフトの直径は29mm
いくつかのジムに行ったことがある人はわかると思いますが、ジムによってシャフトを握った時に何となく細いなと感じたり、太いなと違和感を感じることはありませんか?この違いでベンチプレスで力めなかったり、スクワットで担ぎが安定しなかったりした体験があるので調べてみると、パワーリフティングの公式大会では直径29cmのシャフトが使用されていることが分かりました。29mmのシャフトを購入するしかありません。調べるうちに分かったのですが、28mm、25mmと数種類があり、例えば28mmと29mmではたったの1mmしか差がありませんが、この1mmで握った感触がかなり変わります。シャフトも奥が深いですよね。
③81cmラインがある
シャフトの中心から外側に目を流すと、ラインが入っているのがわかります。このラインの位置が75cmだったり86cmだったりと、実はシャフトによって異なっており、パワーリフティングの大会では左右の2本のライン間が81cmのものを使用しているようなので、81cmラインのシャフトを選択することにしました。このラインを軸に、各競技種目で自分が最大の力を発揮できる握り幅を決めて練習、試合に出るので、仮に81cm以外のシャフトで練習を重ね大会に出場した場合は、自分の握り幅がわからず、満足する結果は出せないと思いました。
④耐荷重量が重い
オリンピックシャフトであれば基本的には問題ないと思いますが、一般的なホームジム用のスタンダードシャフトでは、耐荷重量が100kg前後のものが多くあります。将来的に扱える重量がどこまでいくかわかりませんが、個人的な目標重量はあるので、最低でも余裕をもって耐荷重量250kgくらいはほしいと考えていました。
⑤低価格
オリンピックシャフトを色々比較してみましたが、高いものだと平気で10万超えてきます。あの棒(シャフト)だけで10万超えです。凄いですよね。僕には手が届きません。僕が重要視するポイントは全て押さえ且つ、低価格のシャフトを選ぶ必要がありました。
最終的に購入したシャフト
以上を踏まえ、最終的に購入したのは「武器屋」社のONIパワーリフティングバー(オリンピックシャフト)に決めました。
気になる価格ですが、33,000円(税込)です。上にお話した5つ全てのポイントを兼ね備えていますし、IPFといわれる世界パワーリフティング連盟の公認を受けたシャフトではないものの、この価格でパワーリフティング練習用のオリンピックシャフトが手に入るのは僕にとって大変助かります。
まだ実物が届いていないので楽しみに待っていますが、実際に使ってみた感想もいつか記事にできればと思っています。ホームジムを検討されている方はぜひ、拘りの一本を選んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。