見出し画像

定年退職後、東南アジアにはまった 1

ダナンで

 定年退職をして、時間に余裕ができたので、妻と一緒に旅行をすることが多くなりました。日本の観光地や保養地も素敵ですが、宿泊費や食費が高くてあまりゆっくりできません。好みの問題はありますが、航空券さえ安く手に入れれば、現地での滞在費は東南アジアの方がずっと安いですね。

 年明けにベトナムのダナンへ行ってきました。私たちの世代は、ダナンは米軍が上陸した場所、ハノイは北爆にさらされた場所、サイゴンは…とベトナム戦争の印象が強いですが、今はそんなことがあったなんて信じられないほど穏やかです。

 スケジュールに追いまくられる旅は、嫌というほど経験してきたので、特に目的もなくただベトナムで時間を過ごすだけの旅でした。朝はゆっくり起きて、ダナンの中心部をぶらぶらしたり、ビーチまで散歩に行ったり、ホテルが用意してくれた格安タクシーでホイアンへ行ってみたり、本当にのんびりと過ごすことができました。

 ホテルの宿泊費が二人で、一泊5000円弱、14階、30平方メートルの広い部屋に大きなバスルーム付き、窓の外にはドラゴンブリッジ、川にはLEDで彩られた観光船が行ったり来たりするのを、ビールを飲みながら何時間も眺めていました。

能登地震、羽田の衝突事故の影響を受け

 出かけたのは1月7日、震災で苦しんでいる人たちや航空機事故で亡くなられた方もいるのにと、心苦しさを感じながらの旅立ちでした。
 新千歳から羽田へ、そこから成田へ移動してハノイ便へ乗り継ぐ予定でしたが、事故後の混乱が収まっておらず、羽田への到着が40分遅れてしまいました。羽田空港ではJALの係員が私たちを待ち受けていて、到着ロビーまで大急ぎで案内してくれましたが、乗らなければいけないリムジンバスには間に合いませんでした。
 結局タクシーで成田まで移動しましたが、タクシー代はJALが負担してくれました。LCCでなくて良かったとつくづく思いました。JALに感謝です。
 ちなみに、結果論ではありますが、ハノイ便の出発も40分遅れたので次のバスに乗っても大丈夫でした。