往還(おうかん)に飛び出なさんな マカピーな日々#0301
マカピーです。
祖母は敷地隣の県道に飛び出して事故に遭ってはいけないと、マカピー達に「往還に飛び出なさんな」と口癖のように言ってました。
この上州弁を現代標準語に翻訳すると
「道路に飛び出してはダメだよ」となります。
当時村内で舗装されている道路が少なかった頃の話です。
マカピーはディーゼルエンジンの吐き出す黒い排気ガスの中に飛び込んでその匂いを嗅ぐのが大好きでした。
トンデモナイ話に聞こえるかも知れませんが、本当です。
マカピーはバスに乗ると短時間で「車酔い」になるくせに、バスから降りるとバス停からアクセルを踏み込みで出る排気ガスの塊の中に飛び込んで「深呼吸」するのですから、祖母が「往還(おうかん)に飛び出さんなよ!」と注意するのも無理からぬことでした。
それってマカピーの奇行なのかと思ったら、数年前に同じような経験をしている方のコメントを読んだことが有り、「ああ、自分だけじゃなかった!」と共感したのでした。
ゲホゲホという咳き込みや大気汚染ではなく、マカピーは排ガスの何が好きだったのかというと「香り」そして「気持ちいい」事でした。
環境省のディーゼルエンジンからの排ガスの分析データを見ると芳香族系の物質に加えてトルエンがありますね!
おそらくマカピーは幼いながらも「シンナー中毒」候補だったんですね(笑)
そのまま、本格的なジャンキーにならずにすんで良かったです。
もっとも道路が舗装され交通量が増すと、さすがにマカピーも往還(道路の事)に飛び出すことも無くなりました。
それから、空気のきれいな田舎だったからディーゼルの排ガスに酔えたのでしょう。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。まだまだ寒い日が続きますが元気で!
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