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「言われたことをやる」が沁みついているZ世代です。頑張りたいです。ぱぴこさんが新卒に最低限してほしいことはなんでしょうか?

先日、Twitter&noteで「最近の若い子は正解を教えて欲しいと思っているようだ」という話をつらつらしていたら、Z世代の皆さんが質問箱経由でコメントをくれました。

「わかります」とのことで、本当にそうなんだ!ラピュタは本当にあったんだ!となっているぱぴこです。

やっぱり生の声を聴くと「そうかなぁ」と思っていたところが「そうなんだ!」となるので感動があります。寄せてくださった皆さんありがとう。示唆にとむ質問だったので、改めて回答していこうと思います。

質問

ツイートされていた正解を欲しがる若者たち、のお話とても分かるなぁと思い拝見していました。私自身は今年の新卒です。研修をマネージャーの方々にしていただく際、何か困ってらっしゃる、、と感じていたのですが原因はこれだったんだという思いです。私は考えるべき所、言われた通りやる所を明確にして欲しい気持ちが強すぎる部分があるのだなと刺さりました。考えるべき所の見極め/判断力について、なんとか身につけたい所ですが、現状は「言われてないから特に考えるべき所ではない/考えるべき所の範囲が分からないのをそのままにしてしまう」になってしまいがちです。数をこなし、上の方々に聞きつつ学んでいくという意識を持つしかないものでしょうか......?ぱぴこさんが新卒の方々に思う少なくともこうしてくれ、という姿勢はありますか?できればマネージャーの皆さんにこいつら扱いにくいな......ではなく一緒に働いていけそう!て思ってもらいたいので頑張ってみたいです長々とすみません。まだ梅雨が続き、ジメジメとした季節ですがどうかご自愛ください。|新たな発想を生み出す質問箱 Querie.me ツイートされていた正解を欲しがる若者たち、のお話とても分かるなぁと思い拝見していました。私自身は今年の新卒です。研修をマネ querie.me

ツイートされていた正解を欲しがる若者たち、のお話とても分かるなぁと思い拝見していました。

私自身は今年の新卒です。 研修をマネージャーの方々にしていただく際、何か困ってらっしゃる、、と感じていたのですが原因はこれだったんだという思いです。私は考えるべき所、言われた通りやる所を明確にして欲しい気持ちが強すぎる部分があるのだなと刺さりました。

考えるべき所の見極め/判断力について、なんとか身につけたい所ですが、現状は「言われてないから特に考えるべき所ではない/考えるべき所の範囲が分からないのをそのままにしてしまう」になってしまいがちです。

数をこなし、上の方々に聞きつつ学んでいくという意識を持つしかないものでしょうか……?
ぱぴこさんが新卒の方々に思う少なくともこうしてくれ、という姿勢はありますか?

できればマネージャーの皆さんにこいつら扱いにくいな……ではなく一緒に働いていけそう!て思ってもらいたいので頑張ってみたいです 長々とすみません。

まだ梅雨が続き、ジメジメとした季節ですがどうかご自愛ください。

回答

いや~~~~~~~~~~~。かわいい。

というか、この文章からも感じられる「控え目で、丁寧で、ちゃんといい子」な感じわかりますでしょうか。
私が日々感じているやつです。歯切れが悪くなるのは「皆いい子…だ!!!!」と本当に心から思う部分なんです。

素直でいい子でかわいいんですよね。毒っけがないというか、すごくいい子。ちゃんとしてる。
変な失礼さとか、生意気さとかがない。
けど、そう、生意気さがないんだ!ということに私も気が付きました。

これが年代なのか、会社属性なのかが判断がつかないな~なんて思っていましたが、年代なんですよね。

学年や採用年度によって「カラー」がある、的なことは社会人経験が長くなってくると感じるものです。「この年度、めっちゃ陽キャ多いな」「この年度、理系多いな」「この年度、真面目な子が多いな」的なやつです。まとめると以下のようになります。

  1. 会社が目指す目的や方向性に合致した人材属性傾向

  2. 世代や年度によって形成される社会的な属性傾向

我々が「若い子…」といっているのは、まさに世代格差である「2」の問題だからなのです(ろくろ)

1にはそもそもの「会社のカラー」みたいなものが反映されるので社風と言えるかなとも思ったのですが、その会社内でもグラデーションがあることの方が重要度が高いので、今回「社風」ではなく「会社が目指す方向性」という書き方をしました。

リクルートに入って活躍する層と、三菱重工に入って活躍する層は人種が違うのは当たり前なのですが、三菱重工が中計の関係で(最近だとDX人材!的な形で)、リクルートに入るような人をターゲットにして採用活動をすると、その年度だけ「なんか、ちがうぞ!?」って人が溢れる的なことは普通に起こります。

会社方針で採用が死んだ瞬間

具体的な例を出すと、私自身も経験した「1」の方向転換の鉄板みたいなやつがあります。それが英語人材です。

「グローバル!英語!英語できる子を強化して取ろう!留学!いいね!TOEIC高いね!はいはい採用~~~~★」みたいなことをして、「見た目の語学力がありそうなバカ」を大量採用し、マジの見直しが入るという地獄の年度、結構よくあります。そんなに英語人材が欲しいのだったら、そもそも英語面接しろや!なのですが、英語面接を全員が高いレベルでできる会社は、そもそも「英語ができる子を強化して取ろう!」なんてアホな要件は出てきません。不都合な真実。

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