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組織を芯からアジャイルにする26の作戦
「組織を芯からアジャイルにする」ためには何が必要か。これまでの取り組みを思い起こし、新たな仮説も混ぜつつ手立てをまとめてみる。それは実に26個を数え、本一冊分にもなった。
26の作戦を使い分けるのはなかなかのことだ。26個を順次、スクリプト的に手を付けていけば、結果が出るかというともちろんそういうことではない。だから、どういう場面で、どういう順序で、何をするのか。書き表していくと、前著の姉妹書「正しいものを正しくつくる」に迫る厚みとなった。
26の具体的な中身については書籍にあたってもらうとして、ここでは俯瞰をしてみたい。
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26をフラットに眺めていても関連が見えず、扱いにくいため分類を入れている。各かたまりに名前付けすると以下のようになる。
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この図の流れは左上から右下となっている。状況の「From(出発地点)-To(向かいたい先)」のFromからはじまり、Toに辿り着くというイメージ。その過程において必要な作戦を中央に配している。
なお、この俯瞰図は残念ながら書籍には収蔵していない。本書にあたる際に、こちらの図を適宜参照頂きたい。