周波数変動について

周波数変動による影響について

周波数変動は需要と供給のバランスが崩れると生じます。需要に対してから供給が大きいと、発電機の周波数は上昇し、需要に対して供給が小さいと、発電機の周波数は低下します。

また、負荷は周波数が増加すると、回転機の場合はトルクが大きくなるので、消費電力は増加します。
周波数が低下すると、トルクが小さくなり、消費電力は小さくなります。
このことから、周波数変動により、加速、減速エネルギーを消費することにより、均衡保とうとします。

周波数特性定数とは

周波数が変動すると、発電量が変化します。周波数と発電量の関係を表した定数が周波数特性定数となります。

発電機側の動き
負荷が軽くなる
⇒回転速度が上昇
 ⇒周波数増加
  ⇒均衡を取るために、発電力を下げる。
従って、周波数Δf増加した時、周波数特性係数をKgとすると、変化した電力ΔP=-Δf×Kg

負荷側の動き
負荷が軽くなる
⇒回転数上昇
 ⇒周波数増加
  ⇒トルク増加
   ⇒消費電力増加