スポットネットワーク受電方式
What?
スポットネットワーク受電方式とは?
スポットネットワーク受電方式は、異なる3回線以上の配電線より受電する方式です。
How?
どのように系統が構成されているのか。
受電用遮断器がなく、断路器、ネットワーク変圧器、プロテクタヒューズ、ネットワーク遮断器、ネットワーク母線にて構成されています。
プロテクタヒューズとネットワーク遮断器の組み合わせのことをネットワークプロテクタと呼びます。
スポットネットワーク受電方式においては、様々な特性があります。
What?
無電圧投入特性
スポットネットワーク変圧器の1次側が充電している状態にあれば、自動で二次側の遮断器を閉路します。
What?
差電圧投入特性
What?
逆電力遮断特性
一線が停止している状態において、他の系統からの逆潮流電力を遮断する特性です。
【H28 電験2種電力】
スポットネットワーク方式は、同一変電所から 22 kV ~ 33 kV の 3 回線の配電線により常時並列で需要家に電力供給を行う方式であり、分岐線はいずれも (1) 分岐で引き込んでいる。
この方式は、供給信頼度が高く、電圧降下、電力損失などが少ないことが特徴として挙げられる。
需要家の変圧器(ネットワーク変圧器)の一次側は遮断器が省略され、二次側は(2)を経て共通の母線に接続される。この母線に接続された幾つかの幹線によって負荷に電力供給が行われる。
この方式では、1 回線の配電線又はネットワーク変圧器が事故停止しても、残りの変圧器の過負荷運転で最大需要電力を供給できるよう変圧器容量を選定しており,変圧器の過負荷耐量は通常,少なくとも定格容量の(3)倍を見込んでおけば、年間数回の連続8時間程度の連続運転により,健全な設備から無停電で供給を継続することができる。
一般的に(2)は遮断器,ヒューズ及び保護リレーからなり,次の三つの特性をもっている。
・(4)遮断特性
・(5)投入特性
・過電圧投入特性(差電圧投入特性)
【解答】
1.T
2.ネットワークプロテクタ
3.1.3
4.逆電力
5.無電圧