記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

[ネタバレしかない] キャッスルヴァニア ドミナスコレクション レビュー


全作はるか昔に遊んだことがあるはずだが、何も覚えてないので懐かしくて買ってしまった。
奪われた刻印だけ遊ぼうと思ってたけどなんだかんだで全部触った。
でもボスラッシュモードとか、クリア後の別主人公モードとかはどれもほとんど遊んでない。

ありがとうIGAAAAAAA

リメイク追加要素である、いつでもセーブ・ロードや巻き戻し機能はヌルゲーしか遊べなくなった自分にはほぼ必須。
巻き戻しはそれほど使わなかったが、セーブロードはだいぶ乱用した。低HPのまま探索を続け、死んだら巻き戻したりロードしたり。ボス戦では作品によっては戦闘前のイベントをスキップできないものがあるため、バトル直前でセーブしておくと楽だった。
地味にデータのロック機能もあるため、大事なデータを上書きしちゃったエーンな事件も防げて神機能。

ただ、それもあって、割と強引に進めてばかりという弊害もあったが、それはまあ自分が大雑把だからであって追加機能のせいではない。人が遊びたいように遊べるようになっていてとても良いリメイク。

M2さんは、ゲーム本編は極力いじらず、ガワでなんとかするというやり方をしてくれるのがリスペクトありながらも遊びやすくしてくれて職人技を感じる。

ただ、追加機能の図鑑で全てがネタバレになってるのがなかなかヤバかった。ふっつーにラスボスも見れてしまう。

が、ボスの弱点が戦っている間はわからないというなかなかの不便なポイントがあるため、既にクリアしていてネタバレを特に気にしない自分としては図鑑で予習できるのは良かった。


アーケード版 悪魔城ドラキュラ Revisited

なぜかメインの3作よりも先にこっちを遊んでしまった。
音楽が当たり前のように良すぎる。

そしてリメイクは画面の比率も大きくなり、全体的に遊びやすくなっていた。丁寧すぎるゲームに慣れてしまった今、忍者龍剣伝とか昔のアクションはシビアすぎて遊ぶ気力が持たないのだが、今作はクリアまで行けた。まあ、巻き戻し機能は何回か使ったけど…

リメイクで優しくなったのか知らないが、ボスも理不尽なものは多くなく、ラスボスはだいぶ苦労したがそれでもちゃんと攻略法があり、ゴリ押しではなくきちんとクリアできた。

ステンドグラスのような、とてもいいデザインのボス

オリジナル版はちょっとだけ遊んで、「うーん、さすがリメイク版はきれいにしたなぁ」と思ったくらいでやめた。


奪われた刻印

シャノアのデザインが良すぎるのでそれだけで100点。

美しすぎるドラキュラシリーズ主人公

髪をシャランとかきあげて背中を出してグリフを吸収するシステム、見るたびに天才と喝采してはいたものの、吸収するのが結構時間がかかること、そしてそれを更に嫌いにさせるメデューサヘッドだらけエリアや、せっかくグリフが出たのに髪をかきあげている間に敵の攻撃を受けてしまい、その間にグリフが消えてしまうことなどを経験した結果、ショートヘアーにして背中出しっぱなしにして常に吸収すればええやんと思ってしまった。

探索:
探索としては全体的に単調だった気がしたなぁ。一本道というか。好きに探索していくと言うよりは、まっすぐ進み、別のギミックが必要で進めないところが出たら別ルートに進み、あとで戻ってくるという繰り返し。まあ、不満とまでは行かず、分かりやすくて良かったけど。

一度詰まってしまって攻略を見たのは、凍った滝エリアを登ったところに隠されている村人。あそこ、再度滝を溶かしたりしないといけない、でもおまけエリアなのかと思ってたらわかりにくい隙間から上に登れた…
そして村人を全員助けておかないと強制的にバッドエンドだったとは… 全く覚えてなかったね!

自分はメトロイドヴァニア慣れてるから色んな壁を叩きながら進んでいたのもあり、滝の一人以外は普通に見つけられたが、道中に普通にいる村人はともかく、隠されている奴らは基本的にノーヒントなのでドミナスコレクションで初めて遊ぶ人は普通に詰まるのではないだろうか。

あ、あとマップ機能でピン止めが使えたみたいだが、タッチ機能が操作には必要ないこともあり、ただの装飾だと思って気づいてなかった。
まあ、今作はマップは埋まるけど現状ではたどり着けない場所、というのが少なく、新しい能力が手に入ったときには探索していない場所に行けばいいだけだったのでピンを使わないままそこそこ探索しきれた。隠し部屋は攻略見たけど。

最後の方ではメトロイドヴァニア恒例の能力解放で空を飛べたり壁に入れるようになるのはちょっと楽しかったけど、グリフを変える必要があるのがだるかった。特にあの磁力で移動するやつは、普段は全く役に立たないのに忘れた頃に出てくる。基本システムにしてほしかったね。
まあ、基本に組み込むにはボタンが足りないのかもしれないけど、なんかめんどくさいという思いの方が強かったな。

また、村人クエストがモンスターのレア素材やレア宝箱の中身を(しかも何個も)要求するやつらばかり、且つ報酬がしょぼいのがとにかく非常に楽しくなかった。手に入る装備がだいたい持ってる装備より弱いというのも悲しかった。

バトル:
技は多いが、なんか全体的に敵から受けるダメージが高すぎ、結局近距離は接触ダメージを受けるデメリットがでかすぎて、遠くから魔法を撃つばかりになってた。武器攻撃もMPを使うという謎システムが更に武器を使わせないようにしている気がした。

とかいいながら、後半は射程が短い拳魔法を連打するだけになってた。この技、なぜかDPSが異常に高くて、大抵の雑魚が瞬間的に溶けていく。たまに属性的に効かないやつが出てきたらビームとかの別の魔法にするだけで、武器を使うことはほぼなかった。

各攻撃の経験値というのがあるが、その数値を1000増やすアイテムがあったのでその属性で無双かと思いきや、全然ダメージが変わらなかったように思えた。
経験値が上がると技を覚えるとか、一定の数値以上ないと使えない技があるとかあればまだ育てる楽しみがあったのだが… あまり意味を感じなかった。

あとXとYでそれぞれ別の武器を装備できるシステムはよかったが、連打しようとするとXとYを激しくぽちぽちすることになるため、必然的にジャンプできなくなり、敵に接触したり攻撃を食らうというケースが多く、そんなに遊びやすくはなかった。やっぱりボタンひとつで良いよ。

操作方法を変えて、LRに攻撃を振ることで連射しやすくしてみたけど、バックダッシュやスキルなどとの併用がなかなか大変だったので結局デフォルトに戻した。

ボス戦のダメージが尋常ではないのがやり甲斐があるというよりもはやだるかった。HP500とかのときに200与えてきたりする。なのに回復アイテムがやたらと高くて手に入りにくい。あと恒例ではあるのだが、そんなときに料理系アイテムが回復量わからないのはだるい。

つよいカニ

ラスボス戦はかなり熱いのと、強いがパターンがわかれば勝てるタイプで楽しかった。

ストーリーとか:
悪魔城ドラキュラ系って、探索が楽しいー!ってやってるうちにゲームが終わってて、ストーリーあんまり覚えてないことが多いんだけど、今作はストーリーがとても良かった。記憶を失ったシャノア、でもなぜそんなことが起こったのか…?ドラキュラのグリフに隠された秘密とは…?明らかに悪役っぽい兄弟子が実は…?そして嫌がらせに封印されてただけの村人たちかと思ったらあの封印が実は…?みたいな、伏線がきれいに回収されていって気持ち良い。

おまけダンジョンの大空洞とか修練場というのが出たので行ってみたらクソデカダメージのイライラ棒ステージだったり、強い敵との連戦だったりで、正直本作はバトルはそれほど楽しくないのでやらずに終わった。イライラ棒は更にいらない。

あとクリア後にアルバスを使うモードが解放されて、そこそこ楽しかったけどストーリーとかは特になく、同じステージを無双していくだけだったので途中でやめた。


ギャラリーオブラビリンス

音楽が最高に良い。どれも良いんだけどこれは特に良かった気がした。

ドミナスコレクションで遊びたかったのは奪われた刻印だけだったので、これは軽く遊んでみてやめようと思ってたけど、なんかめちゃくちゃおもしろくてついつい遊んでしまった。

探索:
なんか奪われた刻印より楽しかった気がした。何よりダブルジャンプがかなり序盤に手に入るのが大きいのかもしれない。全体的に遊びやすい。奪われた刻印のあとに遊ぶから更にそう思うのかも。と思ったらラビリンスの方が先に出てただと… なんで刻印はあんな遊びにくくなっちゃったんだ。

あと、二人いることで切り替えて新鮮な操作を楽しめることも大きかった。アイテムやスキルがそこらへんに落ちまくっているのも良かった。探索と収集が普通に楽しい。

悪魔城の中に絵が散らばってて、そこから別のステージに行けるという構成が良い。それぞれのエリアのマップにピンを打てるので、そういえばあそこに今は行けない道があったな、とかを覚えやすい。

マジカルチケットがレアアイテムであり気軽に手に入らないのがちょっとだるかったが、ワープ部屋が適度に配置されているのであまり気にならなかった。

バトル:
ノープロブレムくん(以下ノープロ)のサブウェポンだけ熟練度システムがあり、クエストにも関わってくるため意図的に使わないといけないのがちょっとだるかったが、数値を上げると明らかに強くなるのと、マックスになると結構別技になって楽しいので使い込む価値はあった。

ノープロブレムって言いすぎてジョナサンという名前を忘れてノープロって呼んでた

が、割と序盤でLUKがかなり上がる魔法が手に入り、シャーロットの魔法は操作キャラにして溜め魔法にしないと最大効果が出ず、基本シャーロットを操作してレアドロ集めにハマってしまった。良くも悪くも。

LUK上げた状態にして戦ってると装備がすごくたくさん手に入るからそれを売りさばいてお金を貯めて… 普通に楽しかった。稼ぎ中に間違ってやられてしまったとしても巻き戻しでなかったことにできたりするし。
レベル上げにもなり、レア装備も手に入るから結構ヌルゲーになってしまったきもしたが、楽しかったから良し!

しかも相方はNPC操作になり、ダメージを受けてもMPが減るだけというシステムになるため、ノープロを防御力が下がり攻撃力が上がる呪いの装備だらけにして脳筋にしたやつを放置して攻撃してもらうという戦い方をすると、相方に攻撃が当たってもすぐ回復する。あとシャーロットの魔法攻撃が、消費MPは少ないわダメージはでかいわで強すぎた。

キャラの周りを岩が回る魔法を覚えてからは、ドラキュラシリーズ恒例のメデューサヘッドエリアもラクラククリアできたり、ボスの弾幕も問題なく排除できたりとオレツエーで楽しかった。

なんか一理あることを言うボス

あと、なんと回復魔法を覚えるというのもでかい。消費MPと回復量がだいぶ釣り合ってないし時間もかかるので、戦闘中には使えたものではないが、継続探索性能が上がりまくるのでとても便利だった。

問題点:
ずっととても楽しかったけど、ヴァンパイア姉妹戦で詠唱時間極大のサンクチュアリを使わなきゃいけないバトルがクソ中のクソだった。

シャーロットを端っこに呼び出して唱えさせた状態にして、ノープロで攻撃を引き付ければいいかと思ったら、シャーロットが画面外に出た瞬間シュッとこっちに戻ってきて詠唱をやめてしまう。ただ、画面外に出ないくらいの位置で戦っていると、普通に攻撃が当たって詠唱が中断される

逆にシャーロットを操作してノープロを囮にすると、あっちが攻撃を食らってMPが減って呪文が唱えられなくなる。かといってシャーロットひとりで進めると当たり前のように攻撃を食らって詠唱はできないわすぐ死ぬわ

しかも姉妹の攻撃力も攻撃範囲も頻度すら高すぎ、正しい攻略方法は結局わからず、ただの運ゲーで10回くらいやってようやく達成できた。

ストーリー:
ノープロが事ある度にノープロブレムって言ってくるのがだいぶうざいけど、最後には逆にアリになってきた。

他の作品と比べて、主人公2人の陽が強すぎて終始明るい雰囲気だった。ドラキュラシリーズは暗い雰囲気というイメージがあるので、良くも悪くも、なのかもしれない。自分は好きだった。ただ、奪われた刻印との温度差は激しかった。

ドミナスコレクションでは今作がぶっちぎりで面白かったな。


蒼月の十字架

途中で断念した。

とにかく魔法陣の存在が邪魔すぎる。本来はタッチペンで画面をなぞることでドアの封印を解いたり、ボスを倒したときにとどめを刺したりするためのものだが、今作ではリメイクのおかげでタッチでもできるがボタン操作でも対応している。
そんなにしょっちゅう使うものではないが、しょっちゅう使わないからこそ肝心のボス戦では忘れていて失敗するという地獄の流れ。

でもドアの封印を解くときに自動でやってくれるんだったらボス戦でも自動でやってほしかった。失敗するとまさかのボス復活。だるすぎる。巻き戻し機能やセーブロード機能があったから助かったが、なかったらだるすぎる。昔遊んだときはキレてたんだろうな。覚えてないけど。

画面タッチで破壊するブロックというのもあり、これはまあそこまで邪魔ではなかったが、魔法陣と同じくタッチペンを使うことを強制されたんだろうなぁという悲しさを感じた。画面一杯がブロックになってるから、裏になにか隠れているんだろうと思ったけどそういうのもないし。

ゲーム開発者大好きだけどプレイヤーは大嫌いな16パズルまである

しかし、作品を新しいものから遊んでいったからか、不便度が上がっていってなかなかつらい。

先に遊んだ2つと違い、今作はそもそもマップ機能がなく、ピンも付けられない。なのに通り過ぎてマップとしては埋まってしまう場所の、ちょっと高い場所にアイテムがあったりして、ノーヒントであとでまた戻ってこなきゃならない、メトロイドヴァニアで嫌な仕組みがとても多かった。Switchだからスクショとかで対応できるっちゃあできるけども。

あと、地味にだいぶやる気が失せるのが、拠点に敵がいることと、拠点ワープやセーブがちょっとだけ離れていること。拠点ワープに戻ってこれば安心だ!というのがないのがこれほど心をささくれさせるとは。

ただ、全部のモンスターでアビリティが手に入るのは楽しかった。たまにわけわからんネタアビリティがあったりもするし。ドッペルゲンガーでアビリティと装備セットを2つ作れて切り替えられるようになるのは便利。1つはフライングアーマーとか移動専用のになりがちだったけど。あと二段ジャンプがそこそこ早めに手に入るのも良い。

武器が強化できるシステムも結構面白かった。店で買おうとすると激高だが、合成すればただ。でも合成に必要となるソウルの入手自体かなりレアなので気軽には使えず、結局落ちてる武器が戦いがちだった。ソウルを処分できるシステムは何の利点があるのか全く分からなかった。

しかし… やっぱり新しいギミックが手に入っていけるようになる場所がわかりにくすぎた。
まず、壁がある、小さい穴がある、向こう側にスイッチがあるなど、ありとあらゆる方法で道が閉ざされているので、そこを覚えていたとしても新しく手に入ったギミックでどこの壁が開くのか分からず、行ってみては違う、みたいなのを繰り返すばかり。

最近の便利なゲームに慣れすぎていて自分の頭で覚えないようになってるとかメモを取ってないとかはあるかもしれないが、それにしてもワープが遠いとか地味にアクセスが悪いというのが多かった。

極めつけは塔。とにかくセーブが少ないのに、ボスと戦っていると一番下まで落とされ、また一から登り直してカギを取り、途中の道から時計塔に入るという、なんで一度落とした!?となる謎システム。やっと入った時計塔はドラキュラ恒例の誰も好きじゃないメデューサヘッドが飛び回る中、高ダメージの針エリアを超えていくやつでもう嫌になりました。

あと、ストーリー的には前作の完全な続きであるようで、突然の知識がもりもり出てきていまいち世界観に入りにくいというのも結構問題。ここまでやるなら暁月の円舞曲も入れてほしかったよ… と思ったら2021年にSwitchで出てたし、買ってたし、しっかりクリアしていた。
が、3年前に遊んだもの、覚えてるわけないだろ!

こっちから先に遊んでいれば最後まで遊んだかもしれないが、ギャラリーオブラビリンスが遊びやすすぎた。

いいなと思ったら応援しよう!