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PS5の基本無料ゲームを色々遊んでみた

気づけばPS5に結構たくさん基本無料ゲームが来ていて、そもそも基本無料ゲームというビジネスがなぜ成り立つのか、というかサービスが始まってもガンガン終了しており、成り立ってないもののほうが多い気がしているので、その謎を解くのと、あとどうせ無料ならいいか、という思いでたまに色々と手を出している。


ただ、結局基本無料ゲームを無料のまま遊んでいるので、最初はそこそこ楽しくても途中で無課金の壁にぶち当たりやめるというのを繰り返している。何十時間遊んだあとに結局モヤモヤして終わるのを繰り返しているので、大変健康に悪い気がしている。

基本無料ゲームは、ある程度課金すれば進める、というわけではなく、普通に遊ぶためにも果てしない課金が必要となるっぽいというのを徐々に学んでいる日々である。

ただ、課金ゲームというのが誕生してきてからずっとちまちまと触ってはきているので、課金して楽しむのはあくまでもやりこみ要素や自己満足のためだと思っていたが、それはあくまでもスマホゲーとか、というか昔のやり方であり、最近の、特にコンソールに出すようなものになるとしっかりストーリーを楽しむためにも天井目指してね、という形になっているらしい。
というかmiHoYoがそういうスタイルというだけかもだが。

まあ、どっちにせよ有料ゲームは高くても8000円とかのところ、10連ガチャだけで2000円とか吹っ飛ぶのにキャラクター1人すら手に入らないことが多い基本無料ゲームはやっぱりおかしいと思うんですよね。
幾ら無料石で実質無料のまま結構ガチャができるというのはあれど、なんか何かあっても石配っときゃええやろというスタイルの運営が多いのと、何より、「適正な課金レベル」というものが無く、公式からも説明されないのがなんかなぁとずっと思っている。

原神

https://www.playstation.com/ja-jp/games/genshin-impact/

プレイ時間:PS4のときなので覚えてないけどたぶん数十時間は遊んでいる

スマホ版でちょっとやってたが、スマホなのにめちゃめちゃサクサク動く謎技術に驚愕した思い出がある。

miHoYoのキャラクターデザイン、世界観、UIデザインなど全てがトップレベル。移動しているだけで楽しいし快適。

まあ、それでも自分のスマホだと普通にスペック不足で遊びにくかったのでやめたが、PS4に来てたときにだいぶ遊んだ。
レベル40くらいになってたが、元素融合云々が面白いけどややこしく、更にキャラの強化が必要になりバトルがしんどくなってきていた。強化のためにバトルが必要だがそのバトルが勝てなかったりだるかったり…

弱いままだと雑魚敵との戦闘でも敵のHPが高すぎて全然終わらず、キャラクターの強化にガチャ以外にも尋常ではないやりこみ時間が必要となる、というしんどさが楽しさを上回ってしまった。

もうやらないだろうな。
と思いながら、このnoteを書くためにPS5版をダウンロードしてみた。何の苦労もなくPS4版のデータを引き継げたので地味に感動したが、最後に遊んだのが2020年とかなので、遊び方を何一つ覚えていなかった上に、キャラクターが増えすぎていてゲットする楽しみよりもうんざりしてしまったのでやっぱりもうやらないと思う。

BLUE PROTOCOL

https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10004772

プレイ時間:13時間

ストーリー、キャラクター、世界観はとても好き。

UIのひどさが一見の価値あり

だが、PS5版のUIが圧倒的にひどい!完全にPCのマウスキーボード前提のデザインになっており、ボタン一つでマップを表示できないというだけでもプレイをやめたくなるレベルだった。しかもマップを開いても疑似マウスを操作してワープポイントを選んで移動というめんどくささ。
もはや一度見てみてほしい、まである。

コントローラーではマップボタンを設定できない!
この大量のアイコンを擬似マウスで選ぶシステム…

L1R1で横のカテゴリ移動とかの表示もないし、L3やR3で重要な項目に飛ぶとかもなく、コントローラー操作の最適化とか全く考えられてない。

リリース初期はクエストNPCに話しかけてもクエストが始まらないなどのバグも結構多かった。

基本はマルチ前提

そしてバトルもほぼマルチ前提の難易度になっていて、システム上は一人でも行けるとなっているが、適正レベルにしても一人で行くと全く歯が立たない。一人なら適正レベルを上げるとか、参加人数によって難易度を調整するとか、そういう気持ちはなさそう。
バトル自体はそこそこアクションしていて楽しかったが、敵があんまりひるまないので連続攻撃していると普通にこっちがダメージを食らうため、遠くから攻撃するか、単発で攻撃するというスタイルしかまともに機能せず、結局魔法使いにして遠くから戦うのが一番楽だった。

まあ、これはそういうゲームなので別に批判とかではない。マルチプレイゲームなのにソロで全部やろうとしているこっちが悪いのだ。

ストーリーも含めておもしろくなくはないんだが、一人で遊んでいてもこのゲームをフルで楽しめなさそうだな、というのとPS5版のUIが終わっているのでやめた。

唯一良いところは、日本開発なので日本語クオリティには安心できるというところか。

崩壊:スターレイル

https://www.playstation.com/ja-jp/games/honkai-star-rail/

プレイ時間:66時間

またmiHoYoだが、RPGということで原神とどう変わるのか気になって遊び始めたらなんだかんだでだいぶ遊んでしまっている。
何より一人プレイ専用ゲームだというのが大きいと思う。

主人公の武器がまさかのバットで、一時的なものかと思ったらずっとこれらしい。マジかよ。
と思いきや、ストーリーを進めると別の属性に変身できるようになり、だいぶワクワクした。が、そっちはそっちで別ルートの強化が必要になり、育成キャラが一人増えてしまったわけで、結局バット君をメインに使っている。

原神でもそうだったが、フレーバーテキストが狂気の量。フィールドに無数に落ちていて、それぞれが短編小説くらいある。翻訳はだいぶしっかりしているのでしっかり読めるのだが、ゲームプレイにはほぼ関係ないのでほぼ読み飛ばし、最近はもう開いてすらいない。

イベントはフルボイスで各キャラクター、しっかりと日本語声優がプロの演技をしていて、日本開発ではないとは思えないレベル。
ただ、会話シーンではキャラアニメを動かすシステムのためか、ボイスの後半部分が再生されるまで飛ばせないのが地味に苛つく。

RPGということ以外はシステムは原神と同じスタイルで、ストーリーに出てくるキャラでも基本は手に入らず、ガチャで手に入れることになる。ので、たまにストーリー上おかしな編成になってたりするのは御愛嬌。

無料の石もサクサク手に入るのでキャラクター自体は結構手に入るが、強化を目指すと地獄

こちらは原神よりだいぶやり込んでいるのだが、レベル50を超えてから、ストーリーを進めるのすらレベルや能力不足で難しい段階に入ってきて、進めるために毎日ログインして強化素材を集めるだけというルーチンの日々が始まってきており、だいぶやる気が減退している。
しかもその強化素材も確率ドロップなので落ちないときのほうが多いという… そしてドロップ率は不明。だるさが、すごい!

70%のプレイヤーがこの装備セットにしてるよとか分かる優しさ

ただ、各キャラクターに合った装備やステータスというのをしっかり考えて育成するときちんと強くなるし、他のプレイヤーがどういう装備をしているかがわかる便利システムもあるので、これに沿っていけば方針自体はそこまで苦労しなさそう。問題は強化だけどな…

せっかく新しいキャラが手に入っても、ストーリー上登場するまではしっかりと育てられないしそもそもレベル上げアイテムもキャラが増えるだけ必要になるし… これはまあ、キャラクターを集める系のガチャゲーだと当たり前のことではあるが…

と思いきや、雪衣というキャラだけはなぜかガチャで当たりまくり、あっさり完全強化まで行ってしまった。ストーリーでもまだ全然出てきてないから思い入れもないのだが…
しかもRPGなので一人だけ強くてもどうにもできず、結局苦労するのだった。

miHoYoでありがちなのが、高難易度=敵のHPがただただ多いというやつで、こちらが弱くても案外なんとかなるときもあるのだが、その場合は戦闘がひたすら長くなる。とてもだるい。

ストーリーを進めるのにも無料プレイの壁が立ちはだかる

しかも、RPGのストーリークエストなのに敵のレベルがこちらの成長レベルに応じて上がってしまうため、ガイドに従って下手に限界突破してしまうストーリー中の敵の強さも上昇し、能力不足で雑魚戦にも苦戦するとは予想してなかった。
結局は「基本無料ゲーム」だから、ゲームデザイン的になんら間違ってはいないのだが…

問題は、どのくらい課金すればストーリーを快適に進められるかが全くの未知数というところ。そこまではやる気はないかな…

また、リリース後しばらく経ってから遊び始めているからか、イベントなどでキャラクターのネタバレとかを普通に食らうことも多いのがアレ。

システムが素晴らしく遊びやすい

原神同様、UIデザインやシステムがめちゃめちゃ遊びやすく、ブループロトコルとついつい比べてしまう。

このショートカットホイールが良い。カスタマイズもできるし
この「近くにテレポート」機能が最強。
お店とかクエスト目標とかなんでも近くにワープしてくれる。
  • L1長押しとスティックの組み合わせを使ったショートカットホイールでキャラ強化やチーム編成、アイテムなどワンアクションで移動できる

  • タッチボタン一つでマップが開き、クエストのアイコンを選ぶと最寄りのワープポイントまで移動してくれる

  • 戦闘中にスキルボタン長押しでスキルの説明がいつでもポップアップする

  • クエストで手に入るアイテム一覧にボタン一つで移動できて、すぐにそのアイテム詳細も見られる

  • 余った強化アイテムを別のものに合成できるとか、よくあるボックスで腐るアイテムの処理もしやすい

  • あと、ダッシュするのにボタンを一度押すだけで走りモードに移行してくれるというのがとても助かる。ボタン押しっぱなしダッシュ系はもう嫌なんよ…

とにかく遊びやすい、が、ストーリーが進められなくなってしまっているので、もう基本無料じゃなくて買い切りバージョンを遊ばせてくれ…

The first descendant

https://www.playstation.com/ja-jp/games/the-first-descendant/

プレイ時間:2時間

基本無料TPSゲーム。パッと見でマジでこれが無料で遊べて良いのか?という作り込みが怖い。マジでどういうビジネスモデルなんだろう。スマホの基本無料ゲームは、一部の廃課金者が開発を支えているという歪なモデルだったが、今でも変わらないのだろうか。

タンク、アタッカー、デバッファーなど役割が分かれており、最初に一人選ぶけど後々他のキャラも解放していける。

野良でマッチして戦うし、少なくともストーリークエストや簡単なミッションではロールは特に気にせず、タンクでも一人で突っ込んで勝てたりするし、そもそもみんな別にタンクの後ろで戦ってない。まあ、まだ数時間しか遊んでないしレイドも行ってないから、本気でやるならロールごとにしっかりやらなきゃならないんだろうけど。

自分はあえて少なそうなタンクで始めたが、なんかやたらと同じキャラが多い。てっきり普通の人はアタッカーか、女性キャラのデバッファーを選ぶものかと思ったが…

シューターとしてシステム的には普通だがドロップが…

構え時のエイムスピードがやけに早く、全然狙ったところを撃てないという驚き。でもオートエイム搭載なのとかなり柔軟に弾があたってくれるので、そこまでしっかり狙わなくても敵がどんどん溶けていくのでそういうTPSだと思えば良さそう。シューターだとついついヘッドショットしようとしてしまうが、そもそもそういうのがなさそう?弱点属性というのはあるらしいが…

世界観やデザインが素晴らしいのだが、ドロップシステムがだいぶ困る。

数回のクエストでもう武器が溢れている

装備、強化チップなどレベルに応じて強さがすぐに上がる上に一度の戦闘で手に入るドロップ品がめちゃめちゃあるため、装備がものすごく頻繁に変わっていく。同じ武器や装備でもレベルが違うだけで全然性能が変わるので結局付け替えになってしまう。
少しずつ操作や装備、攻撃スタイルに慣れていくというレベルではなく、怒涛の勢いで来る。

ボーダーランズに近い感じではあるが、あっちはお気に入りの強い武器が出たら結構長い期間それで戦っていけるが、こっちは普通に上位互換、しかも同じ武器が3つとか出る。
まだ序盤なのに既にアイテムが増えすぎて付け替えもだるいし、何よりマルチなのもあって自分が強くなっている感覚が感じられない。

課金要素としては半分は見た目、あと半分は強化というイメージだったが、要素が多すぎてなんだかわからん。

もう少し遊んだら、「正しい遊び方」というのがわかってくるんだろうけど、たぶんもう遊ばない。

ゼンレスゾーンゼロ

https://www.playstation.com/ja-jp/games/zenless-zone-zero/

プレイ時間:2時間

気づいたら最近PS5版も正式リリースされていたので、The first descendantの次に遊んでみた。

キャラクターデザインはまんまmiHoYoなのだが、その他のデザインがとにかくオシャレ。ペルソナなどオシャレ系ゲームから上手く吸収し、独自の進化を遂げさせた感じ。
ストーリーはコミック風に表示され、UIは原神、スターレイル同様わかりやすく、しかもオシャレ。キャラクター表示画面でステータス、スキル、装備の3画面を選ぶ度にキャラクターがそれぞれ動いてかっこいいポーズを取ってくれるのがまた魅せるねぇ。

アクションも派手なのに小気味よく、ボタンを連打しているだけでも案外なんとかなる。ジャスト回避でウィッチタイム発動、ジャストパリィで味方の援護射撃など、上手く戦えばちゃんと有利に立てて、しかもカッコイイ俺ツエーを味わえる。

ストーリーはまだなんだかよくわからんが、ノリと勢いで楽しませてくれる。

全体的なデザインもmiHoYoだけあってわかりやすい。でも強化システムは全く同じなので、キャラクターや強化アイテム自体はサクサク手に入るが、限界突破及びレベル上げがしんどくなってくるやつだろうな…

原神と違い、属性やコンボを駆使して膨大な敵のHPを削っていくというよりは、とにかく上手くキャラクターを切り替えて延々と攻撃を続けていけば倒せるという感じがした。もはやリズムゲー、タイミングゲー。
まだ2時間しか触ってないから敵が柔らかいが、進めるとやっぱり固くなってくるんだろうな…

複雑なシステムがないのは良いが、単純すぎるのもどうなんだろう。とにかくアクションが気持ちよければ良いんだ!というノリでずっと楽しめるのであれば問題はないけど、最初は楽しくても同じコンボをずっと繰り返していくと絶対ダレるぞ…

もうちょっと遊んでみる、かもしれない。

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