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[ネタバレしかない] GRANBLUE FANTASY Relink レビュー


とても素晴らしかった!(やりこみ要素がなければ)

評判が良いと聞いていたし、グラブルはキャラが魅力的だから遊んでみたかった無双系アクションゲーム。

ビジュアルはかなり美麗だし、ただでさえ魅力的なキャラクターがゴリゴリ動くし表情も豊かだし、女キャラはかわいく、男キャラはかっこよく、フェイトエピソードで知れる各キャラのストーリーも没入度を上げてくれてとても良かった。

グラフィックが良すぎる

キャラ解放チケットという、ソシャゲっぽいシステムはあるものの、ガチャではないので普通に遊んでいたらほとんどのキャラクターは解放できる優しさ。
そのキャラクターたちやオリジナルのキャラクターたちが織りなす王道ゴリゴリのストーリーも良い。

アクションゲームとしての遊びやすさもかなり良かった。特に原作の奥義コンボを美麗グラフィックで再現していたのがいい(原作ほとんど知らないけど)。

というわけで総合的には満足した、が、ゲームの作り方がやっぱりソシャゲ会社だなと思うのがところどころあり、そこらへんで結構いらついてしまった。
特に、終盤のやりこみ要素がだるすぎて結局最後の最後まで遊ばず終わってしまったが、それを全然もったいなく感じず、むしろやっと解放されたと思ってしまったのがゲームに対してもったいないというか。

実際、序盤から最初のエンディングくらいまではとても良かった。下手にやりこみ要素を入れず、せいぜいエンディング後の0章だけで終わっておけば普通に名作として満足できた気がした。

やり込みのせいで
1. UIがとっ散らかり、
2. ドロップ率のショボさが気になり、
3. 敵の強さのインフレが理不尽になり、
4. 味方AIが物足りなくなり、
5. ステータスなどの説明不足が
気になり始めたわけだから。

限界突破系のやり込みはディスガイアに任せておけばいいんだよ。ディスガイア、ちゃんと遊んだことないけど。

このゲームは原作の宣伝という意味合いもあったらしいが、本編ストーリーだけだったら、好きになったキャラクターを原作でも遊びたい、ということで原作を試す人もいるかもしれないが、やりこみ要素を見てしまったあとに原作に移行するやつ、おらんやろ。
元々原作を遊んでる人がこの地獄のやり込みに耐えられるというだけだと思う。

キャラクター

ストーリーに関わるキャラクターだけ操作できるわけではなく、ストーリーやクエストを進めることでキャラ解放チケットが手に入り、15人くらいいる追加キャラから一人ずつ解放できる。やたらと多いが、グラブル本家の数百人に比べたらほんの一部で、序盤をちょっとだけやったことがある自分には、見たことあるキャラクターは数人しかいなかった。
チケットで一人ずつ解放するんじゃなく、ゲーム側で勝手に増やしてくれればいいのにと思ったが、好きなキャラを選べるというのはスマホゲーのキャラ選択チケットみたいで面白かった。実際、どのキャラを解放するか悩む時間はそれなりに楽しかったのだった。

最初はついついかわいい女の子ばかりを選んでしまったが、後半解放した野郎キャラ、ヴェイン君がとても使いやすく、そこからずっとヴェインをメインで使っていた。
更に限定の追加キャラが解放できるチケットというのも存在したが、どう見てもやり込みが必要すぎるのでやめた。

メインストーリーに出てくるのはメインの6名のみで、チケットで開放できるキャラ10名くらいはストーリーには関わらない。

クッコロ女剣士もいるぞ!

が、バトル中にキャラ同士で呼びかけがあったり、ジャスト回避を褒めてくれたり、奥義コンボで次のキャラの名前を呼んでくれたり、結構それぞれのキャラが喋ってくれる。後述のフェイトエピソードはメインストーリーの展開も関わってくるし、イベント間の待機シーンでは吹き出しでセリフもあるので、案外一緒に旅している感を味わえる。
オクトパストラベラーだとパーティで旅しているはずなのにイベントでは突然存在感が消えてガッカリだったが、こっちは結構存在感がある。

各キャラに用意されているフェイトエピソードという、原作通りのシステムが良い。ゲームの進行状況やキャラのレベルによって新しいエピソード解放され、それをこなすことでキャラのバックグラウンドが知れるだけでなく、ステータスがかなり上がるのでやらない意味がない。
エピソード自体も長いものではないため、サクッと読めて愛着が湧く。

特にグラブルはちょっとかじった程度でキャラの顔くらいしか知らなかったため、それぞれの性格を知れたのはとても楽しかった。お気に入りエピソードは、ナルメア、ガンダゴウザ、カリオストロ、フェリかなぁ。全員楽しかったけど。当たり前のようにフルボイスだし。

属性通りの闇なナルメア

あと、イドという敵だけどこいつ後で絶対仲間になるだろと思ったキャラがしっかり仲間になり、クリア後のやり込み部分では主人公になり、しっかり成長していくのも良かった。影と大剣を背負った無表情無愛想天然キャラ、良い…

せっかくなら原作のキャラクターを全部出すくらいやってほしいが、それをやると数百体になっちゃうからまあ無理だな。もしくはDLCがエライ量と値段になってしまうし、自分は絶対にわざわざ買わない。

ストーリー

ストーリーとしては原作通りのスタートだと仲間が全然いないので、ある程度時間が経って仲間たくさんいますよ、冒険しまくってますよというところから始まる。その後の展開としてはまあ、ヒロインがさらわれたので助けに行こう!悪いやつをぶっ倒そう!という王道。

めちゃめちゃ良かったという程でもないが、悪いところもなかった。
熱い展開は実際燃えるので楽しく遊べる、が、ラスボスだと思わせて違うというフェイントがやたらと長くてそこはちょっと気になった。バハムートを操作して完全にイベントバトルだけどとにかく熱い!これで終わるのは熱すぎる神ゲー!と思ったのに、倒したあとに何事もなかったかのように邪神が復活して次のバトルに進んだのはなんだったんだ。

最近当たり前の、クリア後が本編というのがこのゲームにもあり、単にやりこみ要素ではなく、ちゃんとストーリーもある。エンディングに際して仲間が一人亜空間に囚われたのだがそいつを助けるために色々調べ物をする。
そのときに主人公が団長ではなく、元々敵だった脳筋ドラゴン剣士、イド君になって、彼の成長ストーリーを味わえるのがまたなかなか乙なものがある。

どうでもいいけど大剣の刃の部分に布巻いてるのなんなん

ただ、さすがクリア後、ここで難易度が急上昇して稼ぎが必要になってくるので、そこを乗り越えてまで遊びたい追加ストーリーかというと、そうでもないかもしれない。一応、新しいクエストを次々とこなしていけばそこそこの強さにはなり、そこまで稼ぎが必要ではないので追加ストーリークリアまでは行ける。

そのあとはもうストーリーはほぼない。なんか追加の隠しボスとかがいるようだが、ストーリーには関わらなさそう。自分はそこにたどり着くまでにやめてしまったのでストーリーが全くないかどうかは知らないけど。

アクション要素

最初は百英雄伝Risingかな、というくらいやること少ないな!と思ったが、中盤くらいでスキルも増えてきてリンクアタックや奥義がサクサク使えるようになるとスピーディでとても楽しくなる。

最初は主人公だけ使っていたが、正直あんまり楽しくなかったので他のキャラも使ってみるとそれはそれで遊び方が変わり、毎回新鮮に遊べた。

キャラによって使いやすさが違うというのはキャラ獲得時に表示されるが、操作方法が難しいのであって、バトルでの役立ちっぷりは実際に使ってみないと判別できないものが多かった。

ただ、全体的に「特定のタイミングでボタンを押す」もしくは「ボタン押しっぱなしでチャージをする」という系のキャラクターは、それぞれのタイミングで光ってくれるのだが、ボスの身体やエフェクトで見えないことが多く、非常に使いづらい。ナルメアを使ってみたかったんだが、どうしても上手く使うことができなかった。

・良かったところ

丁寧なチュートリアル
素晴らしいのが、新しいキャラを初めて使うときにはちゃんとチュートリアルが表示されること。ゲーム後半であっても、初期パーティのキャラを自分で操作するときにはちゃんとチュートリアルが出る。丁寧で良い。

更にチケットでキャラを追加できるのだが、そのときもきちんとテストプレイをさせてくれる。

様々なプレイスタイル
キャラクターによってだいぶ遊び方が変わってくる。遠距離と近距離はもちろん違うが、魔法系の遠距離と銃系の遠距離も違い、近距離系は二刀流、斧、刀など武器それぞれで攻撃方法やアビリティも全然違うため、使いやすさとかはあるけどどのキャラも使ってて楽しい。連打系は疲れるけども…

途中はずっとイオを使って遠くからペチペチ魔法を飛ばしていた

ローリングからのコンボ継続
特にボスはあまり怯まなかったり、雑魚敵がたくさんいるときはコンボの途中に敵に攻撃されてひるんでコンボやり直しとなりイライラしていたが、コンボ中にローリング回避をしても、そのあとコンボの途中から再開できるというシステムに気づいてからはだいぶ楽しくなった。ほぼ終盤でようやく慣れてきたが、距離を稼いだり、コンボの隙を短縮したりとなかなかアクションゲームしていた。

ギミックバトルも多くて楽しい
キャラアクションだけではなく、騎空艇の上で砲台を使ったガンアクションっぽいものになったり、ワンダと巨像めいた巨大ボスバトルになったり、FF16の召喚獣バトルみたいな巨大モンスターバトルになったり、結構色々なゲームプレイがあり、飽きない。

バハムート vs バハムート。熱い!

味方が強すぎる…と思ったが
味方キャラがとにかく強い。強いというか、チートレベルに攻撃を避ける。プレイヤーより圧倒的に攻撃をジャスト回避などしていくので、むしろプレイヤーいらないんじゃないかなと思ってしまう。
というか、自分以外の3人もしっかりと戦ってくれるし、マップでも一緒に行動してくれるのが結構新鮮。アクションゲームは基本ひとりっきりで戦い抜くものが多かったから。

が、よく見ると敵と無駄ににらめっこしていたり、マップ上のギミックを使ってくれなかったり、防衛ミッションなのに全然防衛してくれなかったり、奥義も有利な属性で使ってくれなかったり、ボスが二体いるときにプレイヤーと同じ敵を狙ってくれなかったりと、実は脳筋なだけで頭は良くないのが徐々にわかってくる。高難易度のクエストをしっかりクリアしたい場合、マルチプレイが必須となる…

攻撃フェーズと防御フェーズを繰り返すボス戦
ボス戦はずっと殴り合うというわけではなく、一定ダメージを与えると敵がバーサクモードになり攻撃が激しくなったり、そもそも飛んだり無敵になって体当たりしてきたりするから逃げるだけになったりと、ガンガン攻撃するフェーズと避けるフェーズを何度か繰り返すという形。
それ自体は全然悪いことではなく、楽しいものも、耐えきったら逆にチャンスタイムになるものあったが、巨大な竜巻に吸われる中、攻撃を避けまくるという結構イライラするモードもあった。全体的にボスの無敵時間が多めな印象。

画面中が攻撃エフェクトに。でも一番外側を走っていれば無傷。これはまだ優しい方。

だが、それもあって上手いタイミングで敵をブレイクしたり状態異常にさせたり奥義を当てたりして一方的に攻撃できると脳汁がすごい。

・悪かったところ

セットできるアビリティが少ない
せっかく技が多いのに4つしかセットできないのがもったいなかった。特に主人公はわけわからないほど技が多く、15個もあるのでサブボタン押しながらで二セット目を使えるとかしてくれればなぁ。

攻撃が当たらない!
もったいない、というかアクションゲームとしてそこそこ破綻しているように感じたのが、近距離系キャラが普通に使いにくいということ。
そこは開発側も分かっているようで、近距離系キャラには全員一つはダッシュ技があるので、遠くの敵に一気に近づくことはできるのだが、連撃を当てたり技を振っていても、敵が移動したり吹っ飛んだりすると普通に当たらなくなり、更に空を飛んでいる敵には普通に届かなかったりする。

また、基本的に全ての攻撃が地上向けであり、空中にいる敵にはほとんど当たらないこと。なのに空中の雑魚やボスが結構いる。一応地面に降りてきたりはするが、雑魚は結構ずっと空を飛んでて、ロックオンして攻撃しても普通にスカる。

モンハンでも空を飛ぶ敵はとても多いが、あっちでは攻撃が届かなくてイライラした、という記憶はあまりない。何が違うんだろうと考えたが、やはりモンハンは空中攻撃が豊富だったり、ちゃんと地上でも上空に攻撃できる技があるからだろうな。

リリンクだと空中に向けた攻撃というものがほぼ存在しない。空中の敵にも当たる攻撃はあるが、それは単に偶然当たるだけなので、スキルの説明にも「空中の敵にも当たる」みたいのはなく、使ってみないとわからない。というか、使っても当たってるのかイマイチわからないことも多い。

敵の攻撃は、なかなかクセが強い
範囲攻撃はちゃんと地面に赤い危険範囲が表示されるのだが、単発攻撃は不意に来るため、それぞれ見極めて防御したりかわしたりしなきゃならない。

防御はダメージ軽減ではなく完全にゼロになるという強力無比なものだが、一定ダメージを超えると限界を超えてしまうシステム。クリアまで遊んだが、最後まで限界のタイミングが分からず、防御し続けて食らったり、そもそも全く防御できずに食らうなど使いづらく、回避に専念しがちだった。

ロックオンがなかなか使いづらい
アクションゲームによくある、一番近い敵をロックオン、視界の先の敵をロックオンなどの設定が特になく、しかもマップ上のオブジェクトにもロックオンされたりするときがあるため、ギミックがとにかく邪魔になったり、雑魚敵を先に倒したい時に別の敵にロックオンされてしまうなど、ロックオンを外してオートエイムに任せるほうが楽なときもあった。
こう、ロックオンボタンを押しっぱなしにすると画面がポーズされてしっかりと選べる形なら良かったんだけど…

エフェクトが邪魔すぎる!
最近の美麗ゲームによくあるやつなのだが、技のエフェクトをゴリゴリに強化していることで、自分のキャラや攻撃、自キャラに当たりそうな敵の攻撃が非常に見えにくくなるという問題が結構でかい。

序盤は攻撃が激しくないからエフェクトも少ないのだが、攻撃が激しくなる後半、一撃でも食らうとヤバくなるのに同時に画面手前で発生するエフェクトのせいでキャラが見えなくなり、攻撃を食らうのが何度か発生した。ロックオンカメラとの弊害もあり、下手するとでかいボスの足元に隠れて自キャラが全く見えなくなり、感覚でコンボを続けるとかも発生してなかなかわけわからん状況になることが多い。

ほんとに、エフェクトが美麗なゲームはそのエフェクトを弱めにできるようにもしてほしいよ…

うざいボスとうざくないボスの差が激しい
溶岩の中にいるため、近距離系だとそもそも攻撃が当たらないことが多いボスや、広大な砂漠を走り回って足元にたどり着いたと思ったらすぐふっ飛ばされたりイベントで遠くに飛ばされてしまう時間稼ぎボスとか…

最初見たときはテンション上がる良ボスだと思ったのに…

UI

アイテムや機能が少ない最初の頃はわかりやすいのだが、アイテムが増えてくる後半になるともうわちゃわちゃになる。後半こそ繰り返しの作業が多くなってだれてくるのに、せっかく手に入ったアイテムがどこにあるのかわからないというのが続くとやる気がどんどん失われていく。

でも、会話中にキーワードにすぐ飛べるシステムはとても良かった。これも原作通りなのかな?

マップ

拠点を回って新しいクエストを受けたり、ランダムドロップを集めたりする要素があるのだが、序盤は探索する楽しさはあるものの、結局拠点も二つしかなくてすぐ全部把握できてしまうため、後半になるともうそこまでの移動がだるすぎる。
そして、だるかったなー、とエンディングを見たあとに施設ワープが解放される。どういうこと…!?なんで最初から解放しないの!?

最初からやらんかい!

そして、サイドクエスト依頼人の場所に移動できる機能は便利なのだが、受ける前には移動できなかったり、何度も発生するサイドクエストがやけに場所が遠かったり、かなり無駄に移動させられる。受けた後に移動できるなら、受ける前にも移動できるだろ…

マップのデザインはとてもキレイだし、進み具合によってNPCたちの会話が変わったりするので、ウロウロするのは楽しくないこともないのだが、さすがに同じルートを何度も何度も歩かせられるのはだるい。
ランダムドロップは結構貴重なものがあるのでついつい取ってしまうが、最初からなければそれで良かったなぁ。

あと、バトルマップは今年の4月に追加されたということを知った。最初はなかったってマジかよ…

カニ探し、だるいけど楽しくもあった。でもマップなかったらやってなかったな…

クリア後はカニなどの収集物が表示されるようになってたけど、それも最初は一切なかったのか。つけない意味はなんだったんだろう…

全てがソシャゲそのもののやり込み

本編はとても良くできていたが、それに加えクリア後のやり込みがメイン、みたいな感じがした。というより、こっちが本職というか… 時間稼ぎと言うか…

なのに全体的にシステムがわかりにくいのに説明も少なく、更にやり込みと言うよりは同じクエストを繰り返すばかりで困惑するばかりだった。

ダメージ限界…?
ダメージ限界というのがそもそもあり、よく見るとこちらの攻撃で同じ数値しか出ていないことがある。9999とかではなく、攻撃ごとにダメージ限界が設定されているらしい。キャラクター、通常攻撃、アビリティ、奥義それぞれで限界が設定されているらしく、めちゃめちゃわかりづらい。そしてそれぞれをスキルやバフで限界突破させないと、どれだけ素の攻撃力を上げても意味がないっぽい。

ただ、今出せるダメージの平均値とダメージ限界がステータス画面では表示されないのでそれが何%上がろうが下がろうが強くなっているのかさっぱりわからないという…

限界突破…?
キャラクターのレベルは100がマックスだが、むしろそこからが開始みたいな感じで、限界突破というのができる。だが、ここにもまさかのガチャ。説明がややこしいのでしないが、とにかく無駄にシビアな設定、且つどのステータスが役立つのかわからず、失敗すると貴重なポイントが無駄になる。

多いようでそうでもないクエスト
クエストの数は思ったより多いが、終盤になると序盤のボスが単に強く(というか堅く)なって再登場したり、二匹同時に出てきたりするだけで敵の種類自体はあまり多くない。

ソシャゲすぎる強化
武器や装飾品の強化もあるが、その強化が果てしなく大変。お金はもちろん、武器などの強化にもそれぞれ全て細かく素材が必要になり、同じクエストの繰り返しが必要になる。うーん、ソシャゲだ。
ただ、ソシャゲを遊んでいる人たちは、別にそれがしたいから遊んでいるわけじゃないと思うんだけど、もうそういう作り方しかできなかったんだろうな… いや、むしろこういうのをしたいなら原作を遊べばいいよ!という勧誘なのか…?キャラクターに惹かれて遊び始める人はいるかもしれんけど、システムを見せるのは逆効果では…

明らかに普通にプレイしていても手に入らないですよという素材の数々

そういうのに慣れている人は問題ないかもしれないけど、自分は途中で心が折れてしまった。いや、高難易度のクエストをやれば低レア度の素材が山程手に入るとか、新しいギミックやボスが現れて飽きずに遊べるとかならともかく、低レア度の素材は低難易度のクエストをやらなきゃならないし、稼ぎクエストはあまり代わり映えせず、新しいクエストが出ても同じ見た目のボスがただ堅く、攻撃力が激高になっただけというのばかりで…

特に装飾品がややこしすぎた。同じような効果の装飾品が多いのに、なぜか装備画面の並び替えがほぼ機能しておらず、一見してどれが強くてどれが弱いかみたいなのがわからない。

攻撃力3000とかのときに+20とかカスみたいな数値のものが多く、付け替える時にも一つ一つ上から選ばなきゃならず、しかもそれが全キャラ分あるので、途中からもう付け替えるのをやめてしまった。

いらない装飾品を合体させて強くできるようになるのかと思っていたがそんなことはなく、しかもランクとレベルがそれぞれあって、ランク5でレベル10と、ランク6でレベル1みたいな状態もありえるし、せっかくの貴重な素材を使ってレベルを上げた後のバトルで高ランクの装飾品が手に入ることもあり、下手に強化できない。考えるのをやめざるを得ない。

やり込みレベルのバトルの理不尽さ
終盤のバトルはもうほとんど一撃死なことに加え、敵の攻撃が激しいというよりはマジでもう目で追えなくなるし画面中がエフェクトまみれで何がなんだかわからなくなる。おねロリ連発してかわせなくて死ぬ、そしてボタン連打で復活するというのが続き、普通に楽しくない。

キャラを強くしたら高難易度のクエストもちゃんとクリアできるようになっていくというのは確かに楽しいが、狙い通りにクリアできたというよりはなんだかんだでクリアできてたという方が多かったな…

ゴリ押しマルチプレイ

謎にマルチプレイを押してくるのが一番イラ立った。

「ダリア金章優待券」というアイテムが手に入るのだが、オンラインマルチプレイでのみ利用可能で、ソロプレイだと使えないのにクエストで無駄に手に入ったりするし、使えないのにミッション開始時に使うかどうかのポップアップが出る。

「マルチプレイ時のみ使用できる」ならいらねえよ!

「マルチプレイをすると更にアイテムが手に入りますよ」なら全然良いが、「ソロプレイだとほとんどアイテムが手に入りませんよ」をあえてアピールしていくのはさすがにひどい。
しかもそのおかげで最後のキャラクター解放チケットが手に入らない。

クエストやストーリーを進めていると、最後の一人を除いて解放できるのだが、最後の一枚は全クエストからランダムでプレイする「シャッフルクエスト」というのを遊ぶと手に入る(ことが稀にある)ダリア金章というのが7枚必要になる。

が、このシャッフルクエスト、オンラインでやると優待券を使った数だけ確実にダリア金章が手に入るのだが、ソロでやるとなぜかこの優待券を使えないばかりか、ものすごくドロップ率が低い。10回ほど遊んでも一枚しか手に入らなかった。

モンハンみたいに、集会場クエストを一人で遊ぶやりかたをしようと思ったが、普通にマッチせず遊べなかった。

別にマルチプレイがある事自体は全く問題ないが、ソロプレイ中に案内する必要は全くないだろ…

やりこみ要素をなんとか…してほしかったな…

まとめ

まあそんなこんなで、グラブルをカジュアルに遊んでいる人や、ちょっとだけかじっている人にはオススメできるが、やり込み部分になると途端に全くおすすめできない。最初のエンディングを見た時点でやめるとスッキリと終われるんじゃないかな。
攻略を見始めるとゲッソリしますよ(しました)。

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