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TGS2024 日記 - 後半 観光編
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一般日は混みすぎそうで全く行く気はなかったので観光にシフト!
でも重い荷物を持って観光するのはかなりしんどいので、ロッカーがないことは承知していたがホステルに荷物を預けて外出した。まあ、なるようになるさ…
たばこと塩の博物館
まずはデニーズで今日も両面焼きを食べてエネルギーチャージ。天気は悪くなかったのでスカイツリーを横目にたばこと塩の博物館に向かう。
浅草駅の通路に嗅ぎたばこ入れ特別展というポスターが貼ってあったのでこれはヤニカスとして行かねればならないと決意した。
特に調べずに行ったので、フロア1つくらいの小さめの博物館なのかなと思ったら、普通にでかいビルでびっくりした。さすがJT、儲かってるな!
そしてなんと入場料が100円。100円!?ある意味無料より衝撃。この規模で…?慈善事業なのか?100円は完全にやりすぎなくらいの展示物で大変満足した。
嗅ぎたばこ入れの展示は小さい工芸品好きな自分としては非常に楽しめた。大航海時代の絵や彫刻などで嗅ぎタバコを楽しんでいる人々の様子は見られたものの、嗅ぎタバコそのものがどんなものかというのがいまいちわからなかったのが残念だったが、特に中国の嗅ぎタバコ入れの超絶技巧などはなかなか興奮した。
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・常設展:塩
常設展の塩展示もかなり豪華で、世界中の色々な岩塩の形がぜんぜん違うというのが実物展示でわかりやすかったり、岩塩の塊を触れたり、塩の作成方法を昔から現代まで模型やムービーなどを駆使して教えてくれるし、「ミネラル豊富な塩」という売り文句の誤謬に皮肉を言ってたりもして面白かった。
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・常設展:タバコ
塩展示よりも更に気合が入っている。日記の表紙にもした写真は十字の神殿で祀られた、タバコを吸う神、パレンケ。La-Mulanaで見たやつだな…
世界各地の喫煙具がそのまま飾ってあり、マジで巨大なパイプがあったり、マッカーサーが吸ってたコーンパイプがマジでコーンであることがわかったり、おそらく殴る用のぶっとい金属きせるがあったり、世界各国のタバコパッケージが見れたり、日本の昔からこれまでのタバコパッケージが実物+タッチパネルでの説明というわかりやすすぎる展示がされていたり、昭和のタバコ屋の原寸大レプリカがあったり。
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喫煙者でなくてもタバコのパッケージのデザインは昔からオシャレなので見てて楽しめると思う。
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そして喫煙者としては、せっかくのデザインが今はその半分が「タバコは体に悪いです」という分かりきった文言で隠されてしまっている悲しさにむせび泣くのだった。
・喫煙室
展示を見ながら、ここまでやって喫煙室がないというのも、このご時世ならありうるのか…?と思っていたところ、全部見終わった3階にきちんとあった。
さすがにタバコ体験コーナーとかはなかったけど、そもそもこの博物館、ほとんど客がいないのでほぼ貸し切りだし部屋はキレイだし静かだし広いし置きすぎなくらい灰皿あるし、快適すぎた。
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・売店
特別展で見たものとほぼ同じ中国の嗅ぎタバコ入れ、鼻煙壷がそのまま買える!しかも中くらいのサイズのやつは1つ3000円というリーズナブル過ぎる値段。制作者にちゃんとお金行ってるのか…?
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そしてもちろん塩とタバコそのものやグッズも売っていて、余り見ないタバコやキセルやパイプそのものもあり、ヤニカス大歓喜。思わず吸ったことはないけどデザインの良いものをジャケ買いしてしまった。
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・まとめ
もはや100円の有料喫煙室として使うことでヤニカスはQOLが上がった生活ができるように思えた。特に狭っ苦しい喫煙スペースにわざわざ並んで急いで吸っているような東京のサラリーマンたちはここに来ればいいと思う。
だいぶ満足したので帰っても良かったが、散歩がてらに博物館の横から南北に2kmくらいありそうな大横川親水公園を歩きながらすみだ北斎美術館を目指す。
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すみだ北斎美術館のある風景、なんか見覚えがある気がしたら、緑町公園って、パラノマサイトに出てきた場所だ!思わず美術館そっちのけで写真を撮ってしまった。端から見れば何もない公園の写真を激写する怪しいおじさんだった。
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そういえば浅草に着いた日も雨だったけど駒形橋とかパラノマサイト聖地巡りをちょこっとやったんだった。全部巡ってやろうと一瞬思ったけど、暑かったり天気が悪かったりしたので外を歩くのは嫌だったのだった。
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そして肝心の北斎美術館、当たり前だが土曜日なので普通に混んでいた。たばこと塩の博物館はあんなにガラガラだったのになぁ。
ということで入口見ただけで引き返してきた。
このあたりは江戸東京博物館とか刀剣博物館とか気になるところが多すぎるが、調子こいてると疲れ果てるし、そもそもここから家に帰るまで5,6時間かかるから下手するともう一泊する羽目になるから帰ることに。
世界のかばん博物館
ホステルに向かっていたところ、世界のかばん博物館という、これまた気になっていた博物館に遭遇してしまい、まだ時間があったので吸い込まれてみた。というか、荷物を預けて身軽だったのに、天気が良くてだいぶ暑く汗だくになっていたから休憩したくて。
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浅草周辺はやたらと博物館が多いので、色々調べていたところ、かばん好きな自分のアンテナに引っかかっていたのだった。
なにより入館料がゼロ。さっき行ったたばこと塩の博物館も100円だったし、東京は博物館が多いが安いところも多い。でも不思議なことに入場料が高いところが混んでいる印象。東京は不思議なところだべ。
ただでさえ無料なのに入るときにエコバッグまでもらえた。
ビルの7階と8階を使った博物館で、7階がカバン博物館、8階が創業者の記念館となっている。
かばん自体がデザインセンスの塊ということもあるからか、博物館もオシャレ。まずいろいろな素材を使ったミニカバンの群れがお出迎えしてくれる。
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展示物は触ってはいけないと刷り込まれているので触らなかったが、列の最後にあるエキゾチックレザーが裏面に説明があるということだったので、全部触っても良かったっぽい。レザーを直接触れることなんてそうそうないので、触り倒してしまった。
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ワニ、ヘビ、馬とかはまだ見るが、亀、魚、エイなどレアなものもあり、自分には縁のない高級カバンの元を触れてテンションが上がる。
カバンのお手入れ豆知識が普通に役立つ知識だったり、スーツケースを分解して全部品を見せてくれる面白い展示があったり、なにより世界各地の歴史あるカバンたちがズラッと並んでいる展示がものすごい。
見たことのないカバンがたくさんあるかと思えば、はるか昔のテニスバッグがあったり、信玄袋があったり、バラエティすごい。
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マレーシアの部族が使う赤ん坊の背負いカゴだったり、ボーリングを運ぶためだけのケースだったり、80年前の紙製のランドセルだったり、完全アルミ製のスーツケースだったり、大名行列で使われた巨大な箱だったり、信玄袋だったりうなぎ革バッグだったり、とにかく見てて楽しいし、デザイン的にも今でも全然オシャレに思えるものも多い。
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あとは、自分は興味なかったが、長嶋茂雄、アントニオ猪木、羽生結弦など有名人から寄贈されたバッグなども飾ってあった。
8階の記念館はほんとに創業者の紹介になっているのでそこまで面白いものではなかったが、それでも創業時代のカバンが既に今でも通用しそうなオシャレなものだったり、サラリーマン用の小さなビジネスバッグや、海外旅行が流行った時期の小さめのスーツケースを開発するなど流行に沿った開発とデザインが見れるのは楽しかった。
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カバン好きなら絶対楽しめるし、好きじゃなくても損はしないと思うのでオススメ。空いてるし無料だし。
あとはもうさすがに寄る余裕はないので、ホステルで無事荷物を受け取ったあとは相変わらず混み過ぎの浅草駅をがんばって通り抜けて品川を目指し、新幹線で帰った。たった4日の旅だったが、ものすごく疲れた。
やっぱり東京は人多すぎるよ…