妻がかけるか夫がかけるか論争の行方
「まだアイロンかけてへんのとちゃう?」
日曜日の夜9時、妻にそう言われて今週来ていく仕事着のかりゆしウェアにまだアイロンをかけていなかったことに気が付いた。
やばいやばい。2着ほどアイロン済みのものがあるけどそれだと足りない。
あわててアイロンをかけながら、そういえば自分の衣服のアイロンがけは自分でする、ってことになったのはいつの頃からだっけな、と考えていた。
結婚して1年ほどして妻は専業主婦になり、当時超ブラック企業に勤めていた私は家事全般を彼女に頼っていた。
そう書くと相談の上でそうしたようにも取れるが、そういうわけではなく、流れであるいは当時の社会常識から自然とそうなった。
その状態は長らく続いていたが、転機は沖縄に引っ越したこと。
年収が半分になり、共働きしないと生活が厳しい状況になって妻も働くようになったのだが、いくつか経験した仕事のうち、現在の仕事に就いてから帰宅が私より遅くなってしまった。
そのあたりから、自分のことは自分でやる生活に何となく変わっていき、今に至る。
ろくにアイロンをかけたこともない人生だったので、ググってアイロンのかけ方を習得。ひょっとすると妻より丁寧にかけられるかもしれない。
以前noteに書いたように、初めてのこともさくっと調べてできるようになるという私の才能が役立ったようだ。
(って、たかがアイロンがけぐらいで偉そうに言うな、なんて言わない!)
私と同じ年代の他の人たちはどうしているんだろう。
”アイロンがけなんて、男のするもんじゃない。専業だろうが仕事をしていようが女がするのが当たり前。”
”今の世の中の流れから考えれば、十分話し合って役割分担するべき。”
ウチは、少なくとも私には男だから女だからとか、夫だから妻だからという固定観念はあまりないので、特に話し合ったりと言うことではなく、やってほしいと言われればやるし、何となく自分がやったほうがよさそうなことは自分でやる。
それぞれの家庭にはそれぞれの事情があるので、これが正解というのは家庭の数だけあっていいと思うけど、お互いが納得できていればいいよね。
アイロンがけ、好きかと言われれば好きじゃない。
やらなくてすむなら、できればやりたくないね。
かりゆしウェアには、鹿の子織りのポロシャツのような生地でできた「ポロゆし」というのもあって、これが優秀。洗ったままでアイロンをかけなくてもしわが目立たない。一着買ってみてすごく手軽だったので、そのうちにラインアップを増やしてやると密かに狙っている。