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素質があるといわれると複雑な気持ちになるなんて

三連休最終日の今日は、ある地域の人々と触れ合うツアーのモニターとして出動、その中のプログラムの一つにお年寄りたちに混じって楽しむゲートボール体験があった。

ゲートボール自体は知っているものの、体験するのは初めて。意外に難しいというざっくりした知識しかない状態での参加だった。

背が高いのでスポーツはできるものという先入観を持たれることも多いけれど、運動音痴でそもそも体を動かすことすらあまり得意じゃない。

案の定、ボールをゲートに通す練習でも10回に1回通ればいい方。これは皆さんに迷惑をかけそうだなと思っていたところ、本番が始まると快進撃も快進撃。同じモニターとして参加した歳下のメンバーをさておいて、ガンガンゲートをくぐって一番にゴール。

お年寄りがやるくらいなので体力はそれほど必要とせず、ルールも複雑ではないものの、チームプレーがゆえに戦略や戦術がものをいうスポーツだった。ただ自分がゴールを目指すだけじゃなくて、他の人をゴールさせるために、あるいは相手チームをゴールさせないために、あえてゲートを狙わずあらぬ方向に自分のボールをすすめることもある。

もちろん初体験の私は、ベテランの皆さんの指示通りに動くだけで頭を働かす場面はなかったけれど、それでも一番にゴールするというのは素質があるんじゃないかともてはやされる始末。

悪い気はしないものの、それってひょっとしてゲートボールプレイヤーにふさわしい年齢にどんどん近づいていっているってことなんじゃないのかと、複雑な気持ちにもなった一日の終わりだった。

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