パパゴラ[薬剤師。病院と薬局経験]

病院歴13年→保険薬局2年。病院と薬局の両方の経験を活かして役に立つことはないかとnoteを始めました。

パパゴラ[薬剤師。病院と薬局経験]

病院歴13年→保険薬局2年。病院と薬局の両方の経験を活かして役に立つことはないかとnoteを始めました。

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尋常ではないスキルアップ~過大要求の果てに得たもの~

2010年に転職してから12年目になります。病院の薬剤師です。 いわゆる薬剤師としては専門的な知識がそこまであるわけではないけど、上からの命令をやりぬいたことで通常の薬剤師では考えられないほどの経験を得ることができた。上司が全員辞めた上で、現場のリーダー程度の自分が課長同様の仕事を求められた。一瞬で部のトップを兼ねて、部下をまとめるなんて至難。いきなりIRB(治験審査委員会)の事務局やれって・・・翌月から司会進行・・・何もわからないやつが書類の用意やプログラム作成なんて、無

    • 転職先はガラパゴス病院~世界変革の時~

      保険薬局はその仕事のほとんどが調剤。 調剤は処方箋に従って患者に薬を提供する。 疑義紹介で薬が変わることもあるけど。 その本質は 「誰がやっても同じ結果にしかならない」 ということ。 なんとなくやりたい業務と違うと思っているが それでも2年近くやっていたのは、メンバーに恵まれたからだと思う。 意識高い人や配慮ができる人が薬剤師はもちろん、事務さんにもかなりそろっており、業務がとてもやりやすい職場だった。 さて、病院の中でも、今回選んだ職場は、昭和の時代のような、良くも悪く

      • 保険薬局を退職した理由3選

        およそ2年勤めた保険薬局を退職。その理由は・・・ 業務範囲はきっちり枠の中 拘束時間は長い 将来性はあるか 1.業務内容はきっちり枠の中最大のポイントは処方箋に基づく調剤という業務は 「誰がやっても同じ結果にしかならない」ということだ。 というか、同じ結果にならないといけない業務である。 自分の考え、工夫やアイデアはほとんど活かされることはない。 優秀でも、そこそこでも… 勿論、薬剤師にしかできないチェックはたくさんある。 疑義紹介で処方が変わることもある。 それ以上

        • 薬局を選ぶ~総合病院門前~

          自分はかなりのプラス思考人間と思っていたが 最近は、どういうわけか物事を否定的にとらえてしまうことが多くなった。 ここでもちょっとその雰囲気で書いてしまう。 しかし、そんな中でもなんとか 良いところを探そうと思っているということは、まず始めに書いておきたい。 当薬局では毎日、患者100~120名に対し、投薬2名と監査2名で対応。 一時間に30名も来てしまったときはどんなに急いでも患者をかなり待たせてしまった。混みあっているときは、おそらく40~50分は待っている。 「まだで

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          転職エージェントを利用した方が良い理由

          1.情報 2.サポート病院薬剤師→保険薬局薬剤師へ転職した者です。 1.情報 よほどの知り合いが多い人以外は、同じ職場に長く勤めているとやはり情報は限られてくる。どうしても視野が狭くなり、現在の職場での知識以外を取り込まなくなっていくのはわかっていた。特に、転職に関することは難しい。ハローワークやネット情報だけだと浅い部分しかわからないし、良い情報は伏せられている。やはり、専門家ならではのコネとツテがあるため、自分だけでは知りえない情報がとても多かった。転職エージェントに

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          病院→保険薬局への転職③ 

          今日は患者へ薬を渡す「投薬」について。 400床クラスの総合病院門前はやはり忙しかった。 毎日100~130人くらい患者がくる。 始業9時から忙しいと13時~14時くらいまで休みなしで投薬し続ける。 一人終わって、投薬待ち置き場を見ると2~3人分くらいの薬が積み重なっている。これを基本は2名の薬剤師でどんどんさばいていくので、現実的な服薬指導としてはなかなか詳細まで介入することはできない。 しかし患者側としても、ほとんどの人が「早く薬をもらいたい」 というのがニーズとなってい

          病院→保険薬局への転職③ 

          病院→保険薬局への転職②

          <前職からの変更点> ・病院→保険薬局 ・公休120日以上→10日以上減 ・帰宅時間  18時~22時(業務により差がある)→19~20時台(ほぼ変わらず) ・業務内容(管理職→一般職)  会議資料作成、薬剤部運営、部下の管理、学術、治験   →調剤・監査・服薬指導、接客 ・給与変わらず 休みが減ったが管理職の時は上層部からの謎の仕事も多く、プレッシャーが尋常でなかった。1日1回は不要と思える会議があった。休みでも呼び出しされたり、オンコールが月の半分はあったため帰宅しても

          病院→保険薬局への転職②

          病院→保険薬局への転職

          遅れてきたルーキーの新しい職場は保険調剤薬局である。 総合病院門前で1日100~120枚の処方箋を応需する。 他と違うところは透析をがっつりやっているところ。 最初に驚いたのは先輩薬剤師は誰も一回も椅子に座らないこと。 常に動き回っていて、忙しい。 最初の1週間であまりに忙しすぎて続かないと思ってしまったが 今週は慣れてきてなんとか必死にくらいついている。 この処方内容であればすごく大変であるが、本当にどこへ行っても通用する薬剤師になれそう。 今までの病院での知識では全く足

          転職を考えた方が良いタイミング

          組織が腐っている 尊敬できる人がいない 成果が評価されない 両学長の受け売りだが、きっちり当てはまった。 今思えば、すでにわかりきっていたことなのに先送りにしていたと思う。 1の組織については、経営のみを考えすぎた、圧倒的なやりがい搾取が根本にある。それ以外に具体的にヤバいのはお金の管理。「理事会」という謎の集まりを組織し、そのメンバーを身内で固めることで給与以外の財布を作っていることか。役員報酬は1000万円。勿論、給与以外に。これだけで年5000万以上が費やされて

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          委員会、やりすぎです~20個以上のプラスアルファ~

          病院特有の業務に「委員会」がある。他部署に渡る業務の相談が必要な場合、病院では委員会というグループを組織する。法的に必須なのは薬事委員会、安全管理委員会、感染対策委員会などが有名。これ以外に、前職は合わせて22個の委員会、プロジェクトがある。この時点で多すぎる! その中でも違和感があったのが業務改善に関わる委員会・プロジェクトが3つもあったこと。明らかに重複していた。業務改善委員会、YWT(やったこと、わかったこと、つぎやること)委員会、職員やりがい度調査に対する改善プロジ

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          ボーナスが減らされる理由は「退職するから」

          5月から6月にかけて30日以上あった有給を使い始めた。 有給消化は自分をリセットするのに最適。自宅の整理、仕事の書類の整理、次の職場への準備など今まで全然できていなかったことが山積していたことを実感する。「自分は違う」と思いながらも、いかに仕事に打ち込みすぎていたのかわかる。 元職場の病院は、様々な取り組みをしていた。学術(学会、論文)、委員会(法的、自主的含め、20以上ある)、治験、厚労省からの特別ミッションが加わる。さらにフルタイムとなると休日当番やオンコールが加わり、負

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          退職願から有給消化、退職までの流れ

          ①上司に退職願を提出 ポイントは ・「相談」ではなく「報告」をする ・次の職場を言わないこと 相談からスタートすると先延ばしや引き留めにあいます。もし退職の気持ちが固まっているなら、一番話が早いのは、「次の職場が決まっています。〇月いっぱいで退職します。」と伝えることです。ただ次の職場の事業所名を言ってしまうとそれに関連したネガティブなことを言われるたり、ひどいときは裏で手を回される場合も考えられます。私の場合は、余計な詮索をされないために「まだ決まっていないが、探し

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          病院薬剤師を辞めるきっかけ、具体的な理由、決断まで

          数年前から辞める、いや頑張るを繰り返し今に至ります。 退職の①きっかけ、②具体的な理由、③最終決断理由の順に記載します。 ①きっかけはマンパワー不足 2020年1名、2021年2名、2022年2名と定期的に退職者が出ており、その間、入職したのは2名のみ(うち1名は3か月半で退職)。それぞれの退職理由があったとしても、これだけで業務が制限され、既存スタッフへの負荷がどんどん増える。しかし、やはりというべきか、その退職理由は似通っている。 ②具体的な理由は待遇、経営体制、

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          リフィル処方箋って必要ですか?~令和4年度診療報酬改定②~メリットデメリット

          リフィル処方箋とは同じ処方箋で3回まで使いまわして薬がもらえるというものです。患者視点でのメリットデメリットは以下の通りです。 <メリット> ・何度も受診せずに薬がもらえるため、コロナ渦では良い(受診料は減額する) ・頻回に薬局へ行くことでしっかり飲むようになり残薬を減らせる可能性 <デメリット> ・薬局へ行く回数は増加(1回で済む場合も最大3回行くことで、支払いは増加) ・病態の変化は薬剤師の判断となる 病院側としては、受診料など算定できない上、患者の状態が確

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          完全に消え去った…ボトルのクワガタ幼虫と息子の一言

          我が家では、2年生の息子がカブトムシとノコギリクワガタを飼育していますが、マット交換時、1つのボトルだけキレイで食べた形跡がなく、掘っても掘っても幼虫は出てこず…跡形もなく消え去っていました。 使用マット:しいたけマット(カインズで購入) 飼育場所:リビング(エアコンで18℃前後くらいか、夜間は10℃くらいに冷えてると思われる) 恐らくは死んでしまって、マット内で分解されたのかなと思われますが…しっかりお世話していた息子はちょっと寂しそうでした。勉強になるかなと書いても

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          【ファイザー】副反応はきつい?3回目を打って

          先日、3回目を打ちました。30代男性です。 翌日、腕の痛みと夕方になってから倦怠感が出ました。ちょうどインフルエンザになった時のだるさに似ていて、発熱や頭痛はありませんでしたが、なんとなく胸がドキドキする感じ。 苦しくてどうにもならないというほどではなかったが、何かをしようという元気はなく、だるさと戦いつつ、せっかくの休日だったのに回復に専念してしまいました。でも2回目より症状が強く出たというわけではありませんね。 ファイザーかモデルナか悩む前に、まずはできるだけ早く3

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