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人脈なんてクソだ -変化の時代の生存戦略-【要約】

読んでみて響いた箇所を要約しますが、人脈がクソだという内容にはまとまりませんでした(笑)

でも面白い本でしたので是非手に取ってみてください。

この本を手に取る

・これからの経営

今の企業はユーザーを増やすよりも、ユーザーの幸福を増やすやり方を考えるべきだ。なぜならもう日本は人口が増えないからだ。それどころか、どんどん減っていっている。そんな中で企業同士がシェア争いに血眼になるやり方は、もう古い。「ユーザー数」を前年比110%にするのも別に良いけれど、ひとりひとりが前年よりも110%お金を払ってくれるなら、それも立派な成長だといえる。もっと言うと、ユーザーの満足度を上げるだけでなく、そのサービスを作っている社員のモチベーションも上げないと、企業の成長はあり得ない。

・全力を尽くしたときだけ、失敗は前進になる

全力で向き合ってみてはじめて「この仕事には向いていない」と検証できる。それで辞めるのなら、それはポジティブな決断だ。次の職を探す上で「こういう仕事はしない」と言う基準ができたのだから、それはそれで前進だと思えば良い。「石の上にも三年」と言う意見もよく耳にするが、そんなものは適当なやつがキリが良いからいい加減に言っているだけだ。大切なのは時間ではなく濃度だ。「限界濃度」で全力を尽くしてみてもダメだったのなら、例え入社3ヶ月でも、笑顔で前に逃げれば良い。

意志決定は早ければ早いほど良い。空腹の時、選択肢が「温かいラーメン」「温かいカレー」「冷めたラーメン」「冷めたカレー」「ランチを取り逃す」であれば、どう行動すべきかは一目瞭然。冷めた不味い飯よりなんでも良いから温かい飯の方が良い。「何を食べるか」より「どれだけ早く選ぶか」の方が大事だ。今の会社に残るにしても転職するにしても、決断は早く。

・高さのない広さは迷惑なだけ

身に付けるべき順番は、「高さ」→「広さ」→「深さ」。たいした専門性(高さ)もないのに、なんでもやろうと「広さ」を追求してもなんの意味もない。高さのない広さは迷惑なだけ。天井が高い空間は狭くても気分が良いし、広くなったらさらに過ごしやすい。でも、天井が低い空間で狭かったらすごく苦しいし、例え広くても使いにくいだけだ。

「なんでもやります!」と口にするやつはだいたい思考停止していることが多い。同じく、無茶振りに「できます!」と即答するのもリスクを想定できていないバカさ加減丸出しの回答だ。曖昧なように見えて実は熱意を伝えるのに一番良い返答は「やってみたい」だ。できないかもしれないと言う可能性をしっかり踏まえて謙虚さを持ちながら、それでもやってみたいという意志を表示できる。

失敗したときは、自分の中でひたすらその原因を言葉にして徹底的に分析し、思い付く限り反省点を全部書き出す。失敗の原因はだいたい情報が足りないか、努力が足りないかのどちらかだ。だから不必要に落ち込むより、まずはどっちが失敗の原因なのかを考えた方が良い。

エジソンの言葉で、「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの上手くいかない方法を発見したことはある」と言うパンチラインがある。このように考えれば、失敗とは事例の獲得で、「この方法はダメなんだ」と言う知見を得ることができ、挑戦しなかった人と比べて一歩進んだことになる。

生存戦略を学ぶ



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