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そら、男性用トイレにもあるよね

誰でも、思い込みや先入観は持つものだと思う。

「人は見た目が9割」と言う説もあるくらいだし、職場で雑務などの仕事を頼まれる(押し付けられる)のは、経験上優しくて穏やかそうに見える人が多い気がする。

コロナ禍でマスク着用が日常になった昨今だって、マスクで隠れた顔の部分を妄想で補完してか、
「美人(もしくはイケメン)が増えた気がするよね〜」
等と思い込み満載の会話を友人と楽しみながら通学している高校生を見かけるくらいだ。

世の中は先入観で溢れている。当たり前の事だと思う。
今回は、僕自身が持っていた先入観を改めようと感じた、そんな話。


先日、家族4人でイオンに出かけた時。
子供がトイレに行きたそうな様子でぐずり始めた。
我が家の子供2人はまだオムツをしているので、外出先で子供が用を足したくなった時は、オムツ替えができる場所を探さなければならない。
基本的にオムツ替えについては、場所を問わず妻と僕の都合が良い方が担当する事になっている。
僕もちょうどトイレに行きたかったので、今回は僕が多目的トイレに子供を連れて行く事になった。

ところが、この日はたまたま多目的トイレが清掃中で使えなかった。
そこで僕は妻へ子供のオムツ替えをお願いすることにした。

なぜか。
多目的トイレ以外でおむつ替えをするための設備が整っているのは、女性トイレしかないと思ったから。
妻と子供2人を見送り、僕は男性用トイレへ向かった。


用を足し洗面台で手を洗っていた僕は、そこである事に気がつく。

「おむつ替え用の台、(男性用トイレにも)あるやん。」

普通にあった。洗面台の隣にあった。
めっちゃ目立つところにあった。
何なら気がつかない方が難しい位置に設置されている。

男性用トイレにオムツ替え用の設備がないなんて、完全なる思い込みだった。
イオンのトイレなんて子供が生まれてから何回も行っているはずなのに、全然気づいていなかった。
自分の中で無意識のうちに「世の中はまだまだ男性が育児に関わる事を前提としていない側面が残っている。(だから外出先の男性用トイレにオムツ替えの台はないに違いない)」といった先入観を持っていたのかもしれない。

時代は進んでいる。
今回の例に限らず、現代の前向きな変化にきちんと気づけるようになりたいと感じた。


長くなってしまったけれど、言いたい事。

妻へ。
今回おむつ替えをお願いしてしまった件についてはごめんね。
悪気はなかったんだ。
帰り道に突然カフェインレスコーヒーを奢った事に君は驚いていたけど、背景はこう言う事です。

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