まち暮らし
ある日、TVの情報ワイドで、危険なまちの見分け方を指南と。
コンビニでトイレを借りる…
で、「どうぞご自由に」っていう感じだったら、その「まち」は 比較的、安全。「一声、お声がけください」だと、何らかのトラブルが起こる可能性がある…女性だったら夜道を一人で歩かない方がいい。そして、もう「貸さない」というコンビニ。そういうコンビニがある「まち」は完全に危険な「まち」…何があっても、当店、保障できませんの「まち」だと。
ホウ…
でも、10年間で、ご近所での殺人2件、放火5件、その筋の人の事務所への発砲1件…その他もろもろというヨコハマの歓楽街で暮らしていた頃、わが家の近く(半径 歩いて5、6分の距離)には、「どうぞご自由に」のコンビニも、「一声、お声がけください」のコンビニも、「貸さない」のコンビニもあった。
たぶん
「まち」の状況とはあまり関係なく、ただただ個々のお店の判断なんじゃないかな。トイレも、公共に貸し出すと掃除たいへんだし、スットック・ヤードを客に見せちゃうことにもなる場合もあるし…嫌がる店は嫌がるだろう。
番組のレポーターさんは、マクドナルドがある「まち」は、安心なんだとおっしゃっていたけど(最強リサーチャーが、ちゃんと吟味して出店してるからマックが出店している街は治安がいいんだと…)僕らが暮らしていた「まち」にもマックはあった。それも、24時間営業のマック。
でも、その筋の人の事務所も歩いて5、6分の範囲にいくつかあって、ゲイの方どうしの嫉妬とかで、恋人を殺害した上に放火っていう事件もあったマンションも歩いて4、5分(うちにも刑事さんが聞き込みに来ました)。
だから、そうそう安心な「まち」ともいえない…
でも、24時間営業のマックはあった。
夜は出歩けないっていうこともなかったし(少なくとも、ビクビクしながら「歩いた」っていうことはなかったですね)、閑静じゃないけど、下町的な住宅街でもあって。
たぶん、郊外の住宅街でも、ところによっては怖いにだろうし、まぁ、やっぱり街って、ステレオ・タイプに語れないんだろうと思う。住宅街の公園なんてあっけなくエア・ポケットみたいになってなるし、未開発の土地が残っていると、女性はずいぶん怖い思いをするらしい。
どこも、恐いっちゃあ、怖い
意外に安全といえば、安全だし と。
確かに危険と隣り合わせだが、ごくごく平凡に暮らしてもいける。それが「まち暮らし」なんだろう。
それ以上でも、それ以下でもなく…