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ブロックからみた親離れ

日曜の午後、娘と息子が珍しく二人で一緒に遊んでいました。
何をしてるのか聞いたら、レゴブロックで家を作っていると。

ふーん、そうなんだ。と何気なく返事をして、
図書館で借りた本を読んでいたら、いつのまにか目の前のブロックが大きくなり、
庭付き3階建の立派な家ができていました。

なぜか、このブロックに心を打たれました。
数年前に行ったレゴランドのブロックも素晴らしかったんですが、
それにまさるものがありました。

そう感じた理由は、窓辺の光に照らされた美しさもあるかもしれませんが、
こどもたちが二人で一緒に、大人の力を借りずに作ったということが最も大きかったと思います。

いつもは「一緒にやって」「手伝って」と言われて、
ついつい大人の本気を見せつけようと頑張ってしまっていました。振り返るとただの大人のエゴでした。エゴブロックです。

ただ、今回は終始自分たちだけで頑張って作りきりました。

こどもたちだけでこんなにできるようになったんだという嬉しさと、少しの寂しさを感じたのと同時に、
大人の本気はほどほどに控えようと心に誓いました。

こどもたちからは「未完成だからこのまま崩さずしまっておいて」と言われました。
完成系でも未完成でも、自分にとっては大きな問題ではありません。

ただ、あれからもう5日が経ちますが、いまも未完成のままクローゼットにしまってあります。

果たして完成系を見ることはできるのか。

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