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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 22.01.2024
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 22 January 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) January 22, 2024
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Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 22 January 2024
日本語訳
2023年12月のウクライナ諸港からの農業生産物輸出は、ロシアによる侵攻開始以来、最も多くなった。このことが、黒海に面するウクライナ側主要港の再開と、ウクライナ側による一方的な海運輸出航路の確立に起因しているのはほぼ確実である。そして、この輸出量は、国連とトルコが仲介した黒海穀物イニシアティヴが有効だった期間の月あたりの実績を上回っている。なお、黒海穀物イニシアティヴは、ロシア側の査察が必要とされていた。
ウクライナがこの実績をあげたを理由は、同国が黒海西部でのロシア黒海艦隊の活動を、おおむね阻止していることにある。黒海西部において、ロシア艦隊は現在、ウクライナ軍のミサイルと無人水上艇によるリスクにさらされている。「ユニティ・ファシリティ」保険パッケージを通した英国仲介による保険料引き下げと、トルコ・ルーマニア・ブルガリアが共同で海軍機雷処理部隊を編成しているという発表が、市場の信頼感を支えている。
この輸出ルートの健全性は長期的にみて、極めて重要である。まず一つは、ウクライナの輸出収入にとって重要であり、もう一つは、双方に民間船舶航行への攻撃を中止する意志があることを示す象徴として重要である。これは、黒海上の関係者すべてにとって、リスク低下と交易のいっそうの拡大への道を切り開くことになる。