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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 19.05.2024
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 19 May 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) May 19, 2024
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Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 19 May 2024
日本語訳
2024年5月5日から6日にかけて銃撃されたロシア兵のうち、少なくとも11人が「同士討ち(フレンドリー・ファイア)」によるものだった。2024年5月6日の事件に関して、ロシア軍憲兵は仲間のロシア兵6人を殺害したロシア兵一人を熱心に捜査していた。この兵士は、ロシア占領下ウクライナ領ドネツィク配置のロシア軍砲兵大隊に付随するシュトルムZ部隊所属の元受刑者新兵だ。2024年5月5日にポロヒー付近で起きた別の事件では、ロシア軍第38独立自動車化狙撃旅団に所属するロシア兵1名が、アルコールを摂取したのち、5名のロシア兵を銃撃した。
ロシア軍内の同士討ち事件は、ウクライナにおける戦争の全期間を通して発生している。このような事件は、付近にいる民間人を死に至る結果に巻き込む可能性がある。2023年8月中旬、マリウポリ近郊のウルズフにおいて、チェチェン人戦闘要員とロシア軍兵士が、酔っ払ったうえでの口論の末、互いに発砲した。その結果、報道によると11人の死者が出たとのことだが、その死者のなかにはロシア兵4人のほかに、民間人7人が含まれている。
このような同士討ち事件は、低下した士気、アルコール依存、そして民族間対立という症例が組み合わさった結果である。前科があったり、暴力行為を行った過去があったりするシュトルムZ戦闘要員を前線に投入して使い続けていることが、同士討ち事件の問題をさらに悪化させている。