【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 22.11.2023
日本語訳:
ウクライナ南部において、クリンキという村落辺りでの戦闘が続いており、そこでウクライナ軍海兵隊はドニプロ川東岸における橋頭堡を維持している。
地上戦闘の特徴は、樹木の多い複雑な地形における降車歩兵による混沌とした戦闘であり、また、その地における砲撃の応酬である。ウクライナは小型無人航空機をとりわけ効果的に用いており、一方でロシア空軍は地上部隊を支援するために出撃回数を大幅に増やしており、ほとんどの場合、ウクライナ軍防空兵器の射程外から各種弾頭を射出している。
クリンキ方面での戦闘は、この戦争におけるいくつかの主要な戦いと比べて、その規模は小さい。だが、ロシア指導部には極めて頭の痛い問題であると見做されている。昨年、ドニプロ川西岸からロシア軍は撤退した。そして、その理由は、ウクライナ軍を西岸にとどめておき、この地域を安静なままにしておくことで、ロシア軍戦力を他の地区で自由に使えるようにすることにあったのは、ほぼ間違いない。
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